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  • サークル名:原風景を歩く(O.C.)


    大和の美しさは、流麗な屋根にあるのではないだろうか。
    大和路を歩きながら、かねがねそんな気がしていました。
    先日、西の京の薬師寺と唐招提寺、奈良町の元興寺を訪ねました。

    薬師寺の三重塔の深い屋根とそれを支える木組みの美しさ。
    長年東塔だけしか残っていませんでしたが、西岡常一氏によって、昭和56年に西塔も再建されています。

    唐招提寺の金堂は、大和路で私の一番好きな建物ですが、いま2009年にむけて修復中です。3年後、再びあの流れるような屋根の稜線を見られるのが楽しみです。
    唐招提寺の建物は、鑑真の教えを守って贅沢は避け、古木を集めて、すばらしい屋根の美しさを生み出しています。

    元興寺極楽堂には、奈良時代につくられたままの行基瓦が残っています。瓦を焼く温度が低かったために、色はやや赤みがかかり、色は不ぞろいですが、後の時代に葺かれた瓦よりも丈夫で、現在まで残っているそうです。(写真の色の不ぞろい瓦の部分)
    ほとんどの寺の瓦は、現在円筒形の本瓦ですが、行基瓦は円錐形の瓦を重ねてゆく方法です。また現在一般の民家で使われている瓦は、桟瓦と呼ばれる軽い様式の瓦です。

    大和路の寺の屋根は、軒の深い造形美とそれを支える技術、大きな屋根の稜線の流麗な反り、それに瓦の線にあるのでしょう。
    コメント2件を表示する 2006/07/25 10:47

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    原風景を歩く(O.C.)

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