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  • サークル名:原風景を歩く(O.C.)


    彼岸も過ぎ、いよいよ春の花の季節ですね。
    全国各地の皆さんから桜の便りが届く頃となりました。
    いま子供時代の春を思い起こすと、子供の視線からは背の高い桜の木よりも、野を黄色く染める菜の花や、田んぼを紅色に染めるれんげ草、また野を真っ白い絨毯にしたナズナの花の方が身近だったかもしれません。
    菜の花畑に身を沈め、花の間から首を出してかくれんぼをしていた頃のことが思い出されます。

    瀬戸内晴美のエッセイ「吉野川」は次のような文章ではじまります。
    「子供の頃、春は巡礼の鈴の音に乗って運ばれてくるものと思っていた。その爽やかな鈴の音と物哀しい巡礼歌は、吉野川沿いの菜の花畑のかげろうの中から沸いてきた」
    そして「子供の私にとって、吉野川は渡ったことのない海峡よりも、広大に感じられる光る水であった。春が吉野川から沸いてくるように、子供の喜びのすべてが、吉野川という宝庫におさめられていた」と述べています。

    菜の花畑は、子供にとって春を呼ぶ花だったのでしょう。

    コメント20件を表示する 2008/03/23 08:38

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    原風景を歩く(O.C.)

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