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  • サークル名:サークル句会


    11月の第一回サークル句会の選句結果を披講させていただきます。出句者は19名、選句には17名がご参加いただきました。最高点句はTOTOROさんの7点句、入選句、点盛では、みすずさん8句15点、コーヒーさん7句18点、TOTOROさん6句20点です。他の方も僅差でした。

    選句では自選がいちばん難しいようです。今回は、自選の他に、私が別途8句を頂きました。その中で、114、164が5点句、49が4点句になり、114は自選句の次点、164、49は自選10句よりも多点句になりました。自選の難しさがお分かりいただけると思います。


    7点句(◎◎◎○○○○)
      10.秋風や埴輪の口の半開き       TOTORO

    6点句(◎◎○○○○)
      66.黄落や都電の走る街に住み        みき
    5点句(◎○○○○)
      68.苔まとふわらべ地蔵や散紅葉       利明
      114.剥落の土壁見えて蔦紅葉       TOTORO
      164.やじろべえ傾きしまま秋の風    コーヒー
       (○○○○○)
      90.石棺に残る朱の色暮の秋       TOTORO
      120.花八ツ手十年住みし家を去る      麦秋
    4点句(◎◎◎○)
      89.急かされるやふに米とぎ秋の暮れ   コーヒー
      133.踏むほどに山あたたかき落葉かな    昇峰
       (◎◎○○)
      140.平穏に暮れる寂しさ花八つ手      昇峰
      149.奔放に生きてみむとてななかまど    泥舟
       (◎○○○)
      49.神の留守氏子総出の大掃除       みすず
    3点句(◎◎○)
      86.四方より影迫り来る日の短か      みすず
      106.謎めきし写楽の笑みや小春めく     麦秋
       (◎○○)
      30.磐座に降る雨静か神の留守        昇峰
      77.これといふ話題もなき夜林檎剥く   コーヒー
      127.一人来て都大路の秋の風       たもつ
      134.冬晴れを我が物にして鳶の輪    しょうく
      159.メス入れし目は秋の風まで見ゆる  しょうく
      176.夜なべして祖母はいつもの粉挽唄    苦瓜
       (○○○)
      145.ポニョの本抱え童の文化の日     mira
    2点句(◎◎)
      7.秋風やさきほどのことふと忘れ     コーヒー
      13.秋闌けるからくり時計の音澄みて    mira
       (◎○)
      18.脚長に映る我が影冬立ちて       夢想人 
      63.血管の浮き出て見ゆる冬はじめ      泥舟
      67.紅涙といふ紅萩の雫かな         苦瓜
      100.灯台をつつむ海鳴り秋の暮     まいるど
      121.バネゆるむ音や夜なべの掛時計   まいるど
      135.冬日射す郵便受けに喪の葉書      みき
      151.松茸の石づきの香をきざみけり    mira
      188.綿虫や夜の帷はすぐそばに       泥舟
       (○○)
      40.落ち葉焚きまず背びらより温まる    みすず
      41.落葉吹かれ吹かれて一人芝居かな   しょうく
      55.かんばせのいとなまめきて菊人形      雪
      57.北の子はあまた林檎の頬をして      昇峰
      60.桐下駄の鼻緒にかかる萩の花      たもつ
      94.旅写真見せられている夜長かな     みすず
      98.鉄鉢の銀貨の響き秋澄めり        みき
      118.鳩吹くや生家のありし地に立ちて   まいるど
      136.冬めくやブーツ姿の繁華街       みき
      167.敗荷に風起こりたり盧遮那仏    まいるど
      171.行く秋や遮光土偶の黒光り     まいるど
    1点句(◎)
      16.朝寒の窓開け放つ二日酔ひ        泥舟
      43.顔洗ふ身震いひとつ冬隣        夢想人
      72.この川に馴染みて久し鳥渡る     コーヒー
      84.雑草も名のある花も冬ざるる      みすず
      85.しぐるるや峰に雲湧く峠道        泥舟
      97.手締めして大きな熊手買われゆく    みすず
      123.母逝くや山の蜜柑の色づきて      利明
      144.欲しき物なんにも無くて萩の風   コーヒー
      178.立冬やきりきりしゃんと紅を引く   みすず
       (○)
      19.明日香風捥ぐ人ぞなく柿熟るる      利明
      34.枝先に一葉有るのみ冬隣        夢想人
      36.大いなる根本大塔冬の天       TOTORO
      38.大湯屋の土塀頽る熟柿かな        利明
      39.おだやかに色艶増しぬ石榴の実      一鶏 
      44.柿落葉燃すには惜しき色かたち     みすず
      47.肩の荷を降ろした心地柿落葉     しょうく 
      48.片頬の埴輪日当る神無月       TOTORO
      51.家紋入り瓦の重み柿実る        mira
      52.刈られたる棚田に白き秋の風       一歩
      54.神無月村の社の草相撲       チビタンク
      58.吉祥天頬はんなりと秋桜         利明
      62.厨から菜を刻む音夜業果つ      まいるど
      65.高台寺萩の溢るる中にあり        麦秋
      70.子育ても終わりて二人文化の日     夢想人
      75.古墳山祠深閑冬日和         TOTORO
      108.庭下駄の足裏に伝ふ今朝の冬      苦瓜
      116.初鮪市場の競の声高し         みき
      117.初雪の知らせ北よりななかまど     泥舟
      119.花野ゆく影の揺れつつ車椅子   チビタンク
      126.一筋の煙立ちをり雁渡る        みき
      128.百花園色なき風に染まりけり      みき
      131.懐のやうな林や落ち葉踏む     コーヒー
      142.墨筆の冴へたる母は八十八        雪
      148.ぼろ市や都電一日乗車券        雪
      152.水の匂ひにわかに強し秋の風    しょうく
      160.喪の家の飾り水車や秋の暮       苦瓜
      163.門に待つ母の声する秋の暮      mira
      165.八十島はからくれないに神の旅      雪
      169.行く秋や芋の子汁の鍋の底       風花 
      179.立冬や風呂の温度を一度上げ     mira
      187.病葉の寄りて集まる杭ひとつ      昇峰
    無点句
    1.相席の人の喰ふもの茸飯
    2.青きまま銀杏並木や今朝の冬
    3.青空を我が物にして秋桜
    4.赤づきんちゃんおいでおいでと毒の茸
    5.秋風に急きたてられし夕日かな
    6.秋風の野辺にたなびく煙かな
    8.秋風や旅にしあれば想ふ人
    9.秋風や漣の立つ牛久沼
    11.秋風を背に三輪車みぎひだり
    12.秋涼や鴬張りのきしむ音 
    14.秋の雨肩をすぼめて急ぎ足
    15.秋の庭インパチエンスの笑み笑みて
    17.浅間山木々のなまめく紅葉かな
    20.安曇野の湧湯に揉まれ萩の花
    21.熱燗をたしなむほどに回復し
    22.熱燗や私の酌ではだめといふ
    23.厚着して汗ばむ額小春人
    24.厚物菊香り気高く並びけり
    25.溢る涙持て余したる秋の暮れ
    26.雨強く灰色の景冬来る
    27.主無き部屋木の実がひとつ待ってをり
    28.淡島の汀そぞろに小春かな
    29.揖斐川や川舟一つ秋の風
    31.憂きものは人の満ち退き奈良の鹿
    32.美しき茸はだめよと教師かな
    33.描きたる渋柿いつこ吊るしたり
    35.遠来の客の話や冬隣
    37.狼の長き遠吠え冬初め
    42.親猫の仔を探す声秋の暮れ
    45.柿啜る背なのまあるき老婆かな 
    46.悴むや大腿骨を割りし音
    50.神の留守渡る朱の橋狭めをり 
    53.枯芒錆の浮き出しサイロかな
    56.寒紅と言うて貰いし京土産
    59.ギャラリーに続く茶店や萩の花
    61.金閣の池にさざ波秋の風
    64.恋の花さざれ石をも霜解ける
    69.国境のドナウ曲りて秋闌ける
    71.小鳥来る水掛不動の勇姿かな
    73.この山の穴場は秘密茸狩り
    74.小春日や犬を借り来て散歩する
    76.古来より美は乱調に在り黄落期
    78.西行を先師と慕ひ萩の旅
    79.斎場へたどる町うら冬隣
    80.坂つたふ百塔の町暮早し
    81.酒林色の変わりて冬来る
    82.咲き終えし最後の花や冬隣
    83.先がけて色を深みに秋の薔薇
    87.静寂に一日安らぐ照る紅葉
    88.澄める池微かに揺るる返り花
    91.仙石の穂芒そよぐ光かな
    92.千年紀京の雅や萩の花
    93.退院後家族の迎えおでん鍋
    95.大根を抜く児等の声響きおり
    96.次々に喪中のはがき来る寒さ
    99.遠くから古都の晩鐘冬隣
    101.冬麗の湖を望むや露天風呂
    102.跳び石の紅葉を踏みし茶会かな
    103.蜻蛉の不意に飛び出す札の辻
    104.撮り溜めし写真整理の夜長かな
    105.流れゆく水に浮いたる落葉かな
    107.悩まさる机灰皿秋の雨
    109.濡れ葉つく茸もらひて流し水
    110.濡落葉踏むや聖地の高野山
    111.萩咲くや画塾の門をたたきけり
    112.萩に背を押され鎌倉人となる
    113.吐く息の白き朝や冬隣
    115.初茸の笠に木漏れ日からみをり
    122.葉の散れば柿の見えくる三つ四つ
    124.万物に宿る命や神の留守
    125.ひたひたと迫る夜寒の星の色
    129.風雨去りいとつややかに椿の葉
    130.富士川を渡る列車に秋の風
    132.ふと去りし友の消息秋の風
    137.ブランコの音の軋みや冬隣
    138.文化の日老の笑顔のよかりけり
    139.文化の日昨日と同じ我等居り
    141.変色の写真はらりと秋の風
    143.干し柿の剥きあと荒き簾かな
    146.掘り出しの陶は狸や酉の市
    147.堀巡るペタルの重さ秋深し
    150.薪積むや塩坑の町冬支度
    153.みだれ萩賢治記念館前に咲き
    154.乱れ萩子猫が遊ぶ夕べかな
    155.道狭し自然薯掘りの暗き藪
    156.蜜溜めて林檎晴々信濃かな
    157.群れ咲きて誰が化身ぞ萩の花
    158.冥界の入り口瞑し萩の寺
    161.紅葉踏む独り秘かに裏の山
    162.靄ごめを来たり高野の冬紅葉 
    166.山萩の姫さまのごと紅の濃き
    168.行く秋にユルリユルリとタテハ舞う
    170.行く秋や琴弾浜の砂鳴かせ
    172.湯に浸り口三味線や今年酒 
    173.夢冴へて三つで別れし父と逢ふ 
    174.夢に見し空に溢るる赤蜻蛉 
    175.淀みゐし時動き出す秋の夕
    177.夜なべする母の手作り一張羅
    180.林檎煮て見つめる母の介護かな
    181.老杉の聖地しぐるる御廟橋
    182.路地の萩眉美しき人と会ふ
    183.露天湯を野猿がのぞく秋の風
    184.若き友の訃報運びし秋の風
    185.吾が敬す俳友逝きて花八ツ手
    186.若夫婦来て寄せ鍋の賑わいぬ 
    189.渡り鳥路線たがわず今日の川
    コメント17件を表示する 2008/11/11 09:55

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