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  • サークル名:サークル句会


    2月上期サークル句会選句を披講させていただきます。最高点句は、チビタンクさんの10点句でした。前回のサークル句会では、利明さんの選句された「水光る糺の森の淑気かな 苦 瓜」さんの句が、今日の読売俳壇、森澄雄の特選句になりましたことも、あわせてご報告申し上げます。利明さんの選句力は、今回の7点句の作句力でも見事に証明されていますね。


    10点句(◎◎○○○○○○○○)
      3.飴細工空に透かして春隣      チビタンク
    9点句(◎◎◎◎○○○○○)
      156.平凡を重ね還暦寒卵        TOTORO
    7点句(◎◎◎◎○○○)
      88.大寒の呼気ゆるやかに太極拳      利明
       (◎◎◎○○○○)
      31.気侭とは侘しきものよ蜆汁       みすず
    6点句(◎◎○○○○)
      143.火の国は水の国とも阿蘇野焼き    夢追人
    5点句(◎○○○○)
      208.わらべ唄聞えて来そう猫柳      夢追人
    4点句(◎◎◎○)
      35.恐竜の折り方覚え春を待つ      TOTORO
       (◎○○○)
      53.冴返る点滴二度もやり直す       夢追人
      149.襖絵の虎も眠るや冬の寺        一歩
       (○○○○)
      190.リセットといふ清しさや初暦    コーヒー
    3点句(◎◎◎)
      125.春浅し数字の伸びぬ歩数計       一歩
      146.風船や地球も星も浮かぶ物       苦瓜
       (◎○○)
      2.安曇野や巍々たる山の雪景色       毛呂
      14.うららかや水辺の鳥と陽を分かち   TOTORO
      25.寒明の地球は赤いかもしれぬ       昇峰
      30.きさらぎのおしくらまんじゆうほどけけり 泥舟
      54.囀りにいつか解かれしわだかまり    みすず
      57.淋しさの色のまだある余寒かな      泥舟
      141.ひとにぎりほどの幸せ福寿草      昇峰
      177.餅花や舞妓言葉のはんなりと      一歩
       (○○○)
      37.切り株の律儀に霜を置く夜かな     一歩
      104.手袋のままの指きり風の街      みすず
    2点句(◎◎)
      5.石積みの石のまろらか春きざす    TOTORO
      44.下駄の跡堅く残りて今朝の霜       昇峰
      100.妻呼べば消えてゆきたり冬の虹   まいるど
       (◎○)
      4.歩こうよ梅の香匂ふところまで      みき
      135.春立つや歯磨き太く絞り出す      利明
      162.盆梅の四百年の香りかな       夢追人
      195.立春や背筋を伸ばし空仰ぐ       みき
       (○○)
      41.車椅子へ大きくほふる追儺豆       雪
      60.下萌に少年とんぼ返りかな       毛呂
      61.疾風を背に開拓碑春を待つ    チビタンク
      99.つぶやきを聴きつつ杜氏の寒造     昇峰
      101.強霜や始発電車の温かき        一歩
      122.葉のかたち石の容に今朝の霜      昇峰
      131.春立ちて頬紅の色替えてみる     mira
      139.半纏の折り目正しく寒造り     まいるど
      175.餅搗きや児らが数える杵の音     一歩
      183.雪融くる黒部の虹となるために     利明
      204.露天商揉み手頻りに春立ちぬ    しょうく
      206.和菓子屋に小さな幟切山椒     しょうく
    1点句(◎)
      13.梅早し晩年になほ夢多し      しょうく
      22.粕汁や流行おくれの味がして       雪
      24.殻付きの豆で追はるる鬼もあり     風花
      32.鬼面子の戯けて逃ぐる追儺かな     利明
      123.葉牡丹の渦や光の万華鏡       麦秋
      168.満々とありし蹲梅一枝       TOTORO
      173.名水を汲めば春立つ山河かな      一歩
      182.山一つ越せば越せばふるさと春隣    みき
      189.呼びかけに犬の欠伸や山眠る      みき
       (○)
      6.胃丈夫で七日過ぎてもきなこ餅      風花
      8.糸つけて幼に持たせ紙風船      コーヒー
      16.お似合ひの世辞につられて春着買ふ  みすず
      19.買い替えし靴の中にも年の豆      毛呂
      21.拍手の響く社殿に余寒かな       毛呂
      36.恐竜の骨見る一日春北風      まいるど
      39.くしけずる髪の重たさ春の風邪    みすず
      45.香煙の善男善女初大師         昇峰
      52.菜園に藁の隙間の霜名残り       風花
      58.静けさや踏んで音する霜柱      たもつ
      62.忍び寄る春の鼓動の立ち木かな     みき
      70.皺目立つ頬をこすれば寒明くる   しょうく
      91.旅人の膨らむリュック木の芽晴     毛呂
      78.せせらぎの水音弾み春立ちぬ      mira
      79.雪原に一筆の径けもの道        麦秋
      76.すれ違う人は唐突朧かな        一歩
      119.初めての足跡つけて霜の橋      昇峰
      152.踏むまじやそこは水仙生るところ    雪
      154.フルートのはじけて冬銀河に入りぬ   雪
      157.ベストほどいて編んでまたほどき    雪
      161.ほろほろとささやく如く木の芽吹く みすず
      163.本読みのまだしばらくは春炬燵    mira
      164.マスク人物言わずしてバスを待つ    毛呂
      165.町へゆく連絡船に春着の子     まいるど
      166.真東の空紅く染め寒開くる      夢想人
      170.水嵩に力加はる雪解川        泥舟
      172.嬰児の泣声頼もし福寿草       mira
      178.やうやうに旅の予定を春隣       風花
      181.山なみに風車点々春立てり     まいるど
      185.湯気あがる飯にかき混ぜ寒卵      麦秋
      187.ゆるく煮る妻は歯医者へ寒の餅    夢想人
      188.澱みなく流るる水や寒明くる      苦瓜
      193.立春の都心に浮ぶ飛行船        昇峰
      196.良寛忌幼児の和す手毬唄        泥舟
      197.料峭や日向ひなたを拾ひつつ      昇峰
      205.若草の土手駆け上がる子等の声     みき
      202.蝋梅や薄き陽ざしのにあふ花    コーヒー
    無点句
      1.脚長く車を降りる春ショール 
      7.一輪の椿茶室に凛として
      9.渦潮のとどろく丘の白水仙
      10.海の香を載せて朱茎の菠薐草
      11.梅が香や賀名生皇居の門構へ
      12.梅の香の微か確かに風の森 
      15.駅灯の吹雪にほのか見ゆるのみ 
      17.鬼役はパパの務めや豆うたる
      18.おもむろに忍び寄る春浅けれど
      20.核家族子等を思ひて豆を撒く
      23.風熄みて白蓮の爪膨らみぬ
      26.寒明けや毛玉気になる服を替え
      27.寒造り杜氏の思いを併せ飲む
      28.寒椿折りし一枝濡れ縁に
      29.寒餅を切るのは役目手に力
      33.キャンプ地に球音響き寒明る
      34.救急車ぴたりと止る椿の辺
      38.草青む手足のびやか太極拳
      40.雲影のはしる段畑蕗の薹
      42.境内の絵馬多けれど梅かたし
      43.境内の擬宝珠越しの水仙花
      46.紅梅の恥らふごとに五分咲きぬ
      47.紅梅の彩り褒めて惜しみなし
      48.ここですよ凍て土わって風信子
      49.娘に送る寒餅搗ける朝かな
      50.この子には長めのコート金釦 
      51.護摩壇を眼下にしたる沈丁花
      55.咲き初むる小さな幸せ犬ふぐり
      56.佐保姫の裳裾の乱れ風走る
      59.鎮もれる野山塞ぎて霜の朝
      63.霜枯の道端の草白きかな
      64.霜の花路傍の草の砂糖菓子
      65.霜柱踏んで沼辺の家を出し
      66.霜晴や沼に初日を拝しけり
      67.霜踏んで沼辺の橋を渡る朝
      68.集落は母生れし里梅ふふむ 
      69.春月や居酒屋軒を連ねをり
      71.水仙や潮のかほりの甘くなり
      72.水仙やたふとき人のいると言ふ
      73.陶の村鎮守の森に厄落とし
      74.裾分けの蓬餅から香のこぼれ
      75.すねた子に機嫌直しの餅焼きぬ
      77.咳の夜の気遣ふ妻の大根汁
      80.節分や鬼がぶらんこ乗っており
      81.節分や出稼ぎの父何時帰る
      82.節分や仏も鬼も住む世界
      83.節分や豆打つ戸口闇深し
      84.節分を過ぎて久しも息白し
      85.雑木山ふくら和らぎ寒の明け
      86.早春の気を溜め畦の草目覚む
      87.早春やあの子はあんず飴買うて
      89.大寒やずらり嘶く消防車
      90.谷川の流の色も春隣
      92.卵持つ柳葉魚の簾陽に近く
      93.毬突きを終えて淑やか春着の子
      94.団欒はしみじみ深む霜の夜は
      95.地蔵堂まで道の一筋白水仙
      96.茶を点てて匂ひの朝春隣
      97.つつましき美女見惚れけり寒桜
      98.常よりも家事捗りて春立つ日
      102.手賀沼や日陰に残る霜柱
      103.手品師の風船鳩のとびたてり
      105.店頭の幟はためく春隣
      106.倒木をこえてくぐりて百千鳥
      107.土手青む矢切の渡し尼二人
      108.長靴の足も火照りて春隣
      109.滑らかな空蝋梅の映えにけり
      110.なんとなく花屋を覗く四温かな
      111.躙口くぐり臘梅匂ひけり
      112.涅槃西風カッと睨んだ魚拓の眼
      113.履き慣れぬ朱の木履や春着の子
      114.吐く息も味のうちなり寒造り
      115.爆竹の音と香に乗り春節来
      116.白梅に一歩退き眺めをり
      117.白梅の素朴の力充たしをり
      118.白梅や大願成就の絵馬並ぶ
      120.バス待つや鞄小脇に紙マスク 
      121.初暦めくりて平成確かむる 
      124.葉牡丹や舞と謡の摺合せ
      126.春浅し竹切る人の頬被り
      127.春浅し味噌ラーメンに振る胡椒
      128.春北風や白く剥かれし杉の膚
      129.春北風や皹割れし街セピア色
      130.春寒や目覚めの遅き言ひ訳に
      132.春立つと明るき色を襟に巻き
      133.春立つや闊歩のヒール音高し
      134.春立つや寝癖の髪の手入れして
      136.春立てり指丈ほどの大師さま
      137.春の月鞍馬天狗が出てきさう
      138.春日傘くるくる廻し坂を行く
      140.ひさかたに尋ね来る人積もる雪
      142.灯点りて後姿の余寒かな
      144.陽の恵み受けて蝋梅香を解く
      145.ひび割れし餡ころ餅の踵かな
      147.福豆や猫と暮せる円五年
      148.ふくらます頬や風船ふくらまず
      150.伏せ犬の上目使ひや冬うらら
      151.不動谷過ぎて背後にみそさざい
      153.冬晴や飛行機雲の一直線
      155.噴煙の春まだ浅き浅間山
      158.菠薐草茎の赤すき甘み好き
      159.北欧に杵で餅搗く便かな
      160.牡丹雪肩にふんわりとどまりぬ
      167.豆狙ひ鳩も割り込む節分会
      169.満面の杜氏の顔浮く寒造り
      171.味噌汁の椀にほっこり寒卵 
      174.餅こねる音しゃりしゃりと餅搗機
      176.餅搗けば天地の声響くなり
      179.焼き芋の真ん中睨める童女の眼
      180.薮椿歳月のなんとかろきこと
      184.雪解げ雫音のかすかに轆轤繰る
      186.柚味噌つけ甘露甘露と煮大根
      191.立春大吉搾りたてなる純米酒
      192.立春の朝も向き合ひお茶を飲む
      194.立春や心に弾むもの兆し
      198.蝋梅に声弾ませて車椅子
      199.蝋梅に和服婦人の佇めり
      200.臘梅の清しきしづく塞の神
      201.臘梅の花を飾りて喜八の忌
      203.老木の花を充たして天に向く
      207.藁囲ふ影の清しや寒牡丹


    誤字、脱字等、訂正箇所がありましたら、お知らせいただければ幸いです。
    コメント19件を表示する 2009/02/10 08:08

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