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  • サークル名:サークル句会


    6月上期のサークル句会です。参加者は21名、出句は110句でした。選句は特選1句を含む6句でお願いします。今回も皆さんの頭を悩ませる秀吟ぞろいです。


    01.藍蔵のうだつの軒を燕の子
    02.青きまま地に墜ち梅の崩れけり
    03.青ざめて耳立てており梅雨空に
    04.青田の陽付かず離れず吾を追ふ
    05.あかときの白あぢさゐのなほ白し
    06.明易しくすぐりにくる猫の髭
    07.明け易し新聞配達路地抜ける
    08.朝凪に翼休むる風車かな
    09.紫陽花に肩を濡らされ太子堂
    10.紫陽花の彩深まりて額に入る
    11.紫陽花の毬に色置く雨の止む
    12.紫陽花や鐘の余韻の残る井戸
    13.紫陽花や遙かに聞こゆ時の鐘
    14.畦伝ふうまのあしがた若狭古寺
    15.雨蛙鳴きすぎ臍は取られたか
    16.鮎飛びて君を抱きし梁近し
    17.一山は原生林ぞ新樹光
    18.一様に列曲がりたる植田かな
    19.一匹となりて金魚の長き夜
    20.田舎てふ言葉はるけし青田道
    21.SLの渡る余部さみだるる
    22.絵手紙にあじさいの花なを多彩
    23.炎天のヘアピンカーブ軋みけり
    24.炎天や声のうはずる街宣車
    25.大青田をちこちに見ゆ千木の屋根
    26.大胡坐ぐびりと冷酒いただけり
    27.落し文つまみ掌に乗せ吹いてみる
    28.想い出の帯びをきりりと風炉手前
    29.俤を追ひつ老ひゆく藍浴衣
    30.かあさんの声かも山の青葉騒
    31.カールする美女の睫毛や美央柳
    32.風を恋い風に愛され虞美人草
    33.寡婦ひとり四葩を育て夫の忌
    34.紙風船つきし乙女の心かな
    35.黄菖蒲や水路たどれば水車小屋
    36.木に添へば木はあたたかし酢実の花
    37.京扇指しなやかに風起きぬ
    38.草毟り嘗ては大志抱きけり
    39.懸命に口開く命つばめの子
    40.今年竹早や里山の主役なる
    41.隠り沼に滾るばかりの雨蛙
    42.これ以上省略できぬ夏ファッション
    43.囀や目鼻うすれし石仏
    44.さくらんぼ食む児の顔もサクランボ
    45.さみだれのあまだれに浮く笹小舟
    46.山頂に着けば打ち振る夏帽子
    47.山稜は風のきざはし青嵐
    48.石楠花を散らして白し山の雨
    49.十薬の香り仄かに研修医
    50.十薬や甕葬なりし先祖墓
    51.集落の遥かに見ゆる夏野かな
    52.宿坊の縁に梅干す修行僧
    53.深海に沈むがごとく森梅雨入
    54.陣笠を飾る葭戸の馬籠宿
    55.神官の幣の白さや衣更
    56.新茶淹れいがみしことも忘れ去り
    57.スカートの膝の上まで夏来る
    58.姿見の老いは見ぬふり更衣
    59.接吻す二人を照らす武者蛍
    60.空蹴りて牧の仔馬のサラブの血
    61.托鉢の同じ歩幅や樟若葉
    62.追憶や至上の甘さ桑イチゴ
    63.梅雨けぶる前田侯爵邸の窓
    64.鉄線花強歩の生徒見送りて
    65.掌に受けし蛍火指にこぼれけり
    66.兜太似の大入道の更衣
    67.時の音響く川越紫陽花忌
    68.飛ばずとも光露わに蛍かな
    69.長雨に紫陽花ばかりが元気なり
    70.渚行く足裏に夏の兆しあり
    71.夏茱萸を謳歌してゐる鳥の声
    72.夏服を新調せしは何時の頃
    73.夏帽子かぶって乙女気取りかな
    74.菜の花の中を一列下校の子
    75.二の腕の生々しかり更衣
    76.二の腕はそっと隠して更衣
    77.ハイヒール眩しかりけり麦の秋
    78.麦秋の雲突く山に立ちにけり
    79.箱上段苺まことに粒ぞろひ
    80.走り梅雨雨きらきらとさらさらと
    81.走り梅雨肌になじまぬ聴診器
    82.花菖蒲片方落ちしハイヒール
    83.花びらの色に染まりし菖蒲雨
    84.母一羽くちばし並ぶ燕の子
    85.春風に翼任せて鳶の眼
    86.一言の誤解解けずや梅雨曇
    87.日に一句志たる朧の夜
    88.病身に作務衣が似合ふ更衣
    89.枇杷の実や鉄路の軋む間際まで
    90.本棚のヘソクリ露顕大西日
    91.ぼんやりと生きている間の走り梅雨
    92.また一つ雲辷り行く植田かな
    93.松蝉や死んだふりして空を見る
    94.短夜の森の声とも獣とも
    95.味噌汁の熱き一椀夏料理
    96.水無月の水の行方を尋ねけり
    97.南吹き鳥も乗らむと二羽三羽
    98.麦笛や哀しきまでに青き空
    99.無毒とや色毒々し蛇苺
    100.目を開く仁王の顔や大雷雨
    101.黙々とただ耐え牛歩草を取る
    102.森抜けて植田田の神道の神
    103.薬草を摘んでぎゆうぎゆうづめにかな
    104.山寺に尼僧の薬玉つくりかな
    105.山法師明神峠夕景色
    106.夕暮れの寺町を行く白絣
    107.瑠璃鳴くや寄木細工の舞踏室
    108.六月の花嫁ジューンブライドと
    109.鷲掴みして脱ぎ捨てる夏帽子
    110.綿毛舞ひ巣立ちは近し燕の子


    万全を期していますが、転写ミスがありましたら、お知らせいただけると助かります。
    コメント24件を表示する 2009/06/11 09:01

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