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  • サークル名:サークル句会


    7月上旬のサークル句会です。21名105句のご投句をいただきました。例月通り、選句は、特選1句と入選5句、計六句をお願いします。簡単な選評をいただけると、作者はもちろん、皆さんにも喜んでいただけると思います。それではよろしくお願い申し上げます。


      01.愛犬も家族の一人夏の雲
      02.青蚊帳や明日の農事のあれやこれ
      03.青き栗身を鎧へども針柔し
      04.赤富士に染まる青木ヶ原樹海
      05.飽きられてただ生かされて金魚かな
      06.汗滂沱力の限り荷を運ぶ
      07.あぢさゐのなかのひともと真紅
      08.敦盛草ここらで噂の弁当を
      09.敦盛草笙篳篥哉深山風
      10.穴子飯外つ国人の箸使ひ
      11.いかづちに闇の岩峰火を孕む
      12.石山の石に夕立の来たりけり
      13.板前の甚平が行く神楽坂
      14.一徹の和菓子職人白絣
      15.漆掻心得通る登山道
      16.炎昼の影を拾ひて過去と会ひ
      17.炎天を来て万考のシャガール展
      18.遠雷や妻は慌てて身繕ひ
      19.媼をる里の段畑ぶゆ燻し
      20.大間崎玉石並べ荒布干す
      21.過疎となる里のメロンのほろ甘し
      22.片陰に始まる噂話かな
      23.語り部の嫗の涙夏深む
      24.干拓の水路まつすぐ雲の峰
      25.岸沿いに白雨駆け来る琵琶の湖
      26.帰省して探す心の隅や底
      27.口あけてカラス前行く夏帽子
      28.口づけて君の肌更に水弾く
      29.雲の峰竜馬の人気衰えず
      30.黒潮は男の匂ひ夏座敷
      31.激光をわがものとして百日紅
      32.硬質の木魚の音や梅雨湿り
      33.極楽の風の余りか夜の秋
      34.子燕の発ちし巣穴や静寂の夜
      35.咲かせつつ花散らしつつ百日紅
      36.沙羅の花無住の寺も親しかり
      37.百日紅喪装で煙眺めし日
      38.サングラス平素の顔は家に置き
      39.滴りを汲みあつめてや鑑真忌
      40.品書の流れる文字の鰻飯
      41.シャンソンの古き譜面や巴里祭
      42.すずしさや竹の匂ひの鉢返
      43.隅田川花火を掬ふ屋形船
      44.船頭の声の響きや雲の峰
      45.千年の庭に朱を干す梅の寺
      46.それぞれの薬味誂へ冷奴
      47.空と海溶けし象潟合歓の花
      48.魂の破片(かけら)も飛ばす夏至の風
      49.月見草ぽぽぽぽぽんと開くらし
      50.梅雨未だ己が居場所の割り切れず
      51.梅雨空へ冥途の旅や法華経
      52.梅雨空やご破算されて珠鈍る
      53.梅雨の窓響く読経と鐘の音
      54.寺町の塔の甍も梅雨の中
      55.天道虫ぬらさぬやふに花に水
      56.年寄りの趣味と言われて花擬宝珠
      57.どくだみや百薬の長は嗜まず
      58.飛魚を越へて立山梅雨晴間
      59.共白髪網を日除に網を接ぐ
      60.友呼ぶに今も愛称茄子の花
      61.虎尾草の首重さごと垂れてをり
      62.夏雲や凍土の川の蛇行して
      63.夏蝶や二人に余る程の幸
      64.夏の霧墓標傾く竜飛崎
      65.夏の月古都千年の影浮かぶ
      66.夏花火消ゑゆく際の胸騒ぎ
      67.夏帽子かぶって乙女気取りかな
      68.何となく胸騒ぎして雲の峰
      69.何ひとつ置かぬこだはり夏座敷
      70.「南妙」と空しく響く梅雨盛り
      71.捩花のねぢれに迷ひなかりけり
      72.合歓の風自己を不在にならしめる
      73.箸使い曾孫に手を添え冷素麺
      74.蓮の花泥から生れし天女かな
      75.ハスの花波と遊ぶ開き閉じ
      76.話す事ありて鼻先蠅一匹
      77.花火上がるつかの間祖国麗しき
      78.花柚子やふはり揚げたる阿修羅の手
      79.半夏生群れて地蔵の赤頭巾
      80.はんなりとくちなし匂ふ夕まぐれ
      81.万緑や五重の塔の朱を包み
      82.ひと蹴りに海女波となり渦となる
      83.披露宴涙する間やフルコース
      84.風鈴の子守唄なる余生かな
      85.風鈴の舌の虚子句を買ひにけり
      86.普段着の長き付き合い茄子の花
      87.舟虫も風避けている竜飛崎
      88.フェリー待つ室蘭港の大花火
      89.ふるさとの顔に戻りて帰省の子
      90.臍の緒に対面となる帰省かな
      91.頬杖の子のいつまでも熱帯魚
      92.ほととぎす雨脚早き久住山
      93.舞扇帯に挿むや心天
      94.短夜やうかうかできぬ適齢期
      95.緑蚊帳吊りて番町皿屋敷
      96.水底の影蝶のごと水馬
      97.水の香に酔ひて涼しき川遊び
      98.百足虫踏む手弱女なりと思ひしに
      99.剥き出しの汗の背中やビバサンバ
      100.メロンの香楽譜読む目を移しけり
      101.野球子の夢はイチロー雲の峰
    コメント21件を表示する 2009/07/11 05:33

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