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  • サークル名:サークル句会


    サークル句会の皆さん、いつも大変お世話になります。今回も20名の方が100句の力作をお寄せくださいました。秋の夜長をゆっくりと選句でお楽しみください。
    選句は、特選一句、入選五句の計六句でお願いします。


    01.青瓢くびれて棚の暮れ染まる
    02.秋風や暖簾の文字の裏返る
    03.秋草を食みて尾をふる岬馬
    04.秋雨の水底までも濡らしけり
    05.秋茄子や名脇役の名演技
    06.朝霧や鼻緒の切れた宿の下駄
    07.畦道をリュックの二人彼岸花
    08.新しき町内名簿愛の羽根
    09.あやとりの凱旋門や秋燕
    10.現れぬイギリス海岸賢治の忌
    11.ある朝金木犀の香に目覚む
    12.毬栗の蹴飛ばされまた蹴飛ばされ
    13.椅子軋みコーヒー苦し友法事
    14.いとど跳ぶ枯山水の石の上
    15.稲穂垂る過疎なる村の寺普請
    16.ウオーキングの列乱れけり威銃
    17.魚市場光る秋刀魚の吾にらむ
    18.湖澄むや観音の里密かなる
    19.売らるるを待つ尖塔や秋桜
    20.運動会膨れっ面でも走りきり
    21.枝豆の殻積み上げて巨人戦
    22.枝豆や贔屓力士の負けっぷり
    23.大錨日差しはじきて秋の潮
    24.置き土産して秋燕旋回す
    25.面影は皆笑みており秋彼岸
    26.柿の実や風に磨かれ色付きぬ
    27.鐘の鳴る一番札所の秋の雨
    28.烏瓜引きて雫をかぶりけり
    29.カルデラに広がる稲穂まぶしかり
    30.川躍る鮭の遡上を祝ふ声
    31.川岸に釣りを楽しむ黄鶺鴒
    32.菊かをり式部日記を繙けり
    33.喜寿祝ふ湖畔の宿の秋桜
    34.北キツネひょいと顔だす花野かな
    35.君といて足らざるものなし秋異国
    36.銀の風乗せてしなやか芒波
    37.下校時のガンダム話猫じゃらし
    38.月光を満身に浴び千鳥足
    39.逆光の紅の濃淡秋桜
    40.切支丹灯籠今に秋の風
    41.玄関戸開けてメインは焼き秋刀魚
    42.交差する銀河鉄道天の川
    43.さぼる子も畦道走る運動会
    44.終生を風と遊べる尾花かな
    45.秋天を四角く磨く窓ガラス
    46.秋灯下類想多き句帳かな
    47.尻上り天地を逆に天高し
    48.心身のたがしめ直す敬老日
    49.新蕎麦や香り盛られて運ばるる
    50.神秘なる森のかたりべ木の実かな
    51.新米や昨日と違ふ唾液腺
    52.捨てきれぬものの一つに秋扇
    53.確かめてみたき女あり鰯雲
    54.中腹に煙ひとすじ秋の空
    55.月影に己の影を重ねけり
    56.露けしや役行者の一歯下駄
    57.手を合わせ色なき風の吹く墓前
    58.転勤は遍路に似たり彼岸花
    59.天平の童子かくるるおみなへし
    60.特大の目玉の守る稲田かな
    61.共に揺れ先に倒れし川芒
    62.蜻蛉は皆アベックや夕間暮
    63.波頭黄金に染むる大西日
    64.西は霧東は晴れて尾根伝い
    65.ねんごろに墓を拭ふも萩日和
    66.念仏の洩れ来る如く落し水
    67.萩こぼる水源に水汲む少女
    68.走り蕎麦谷中に残る江戸言葉
    69.バスは今箱根路霧の中を縫う
    70.初紅葉色をかさねて紅をひく
    71.花言葉問ひつ問われつ花野行く
    72.翅すかし古墳の森へぎんやんま
    73.羽ばたきは喘ぎにも似て秋の蝶
    74.ひぐらしや畏まったる太郎冠者
    75.ひとしきり空刻みをる帰燕かな
    76.ひとひらの愛掬いたし秋清水
    77.一人居の汁に秋茄子浮かせたり
    78.人を恋う心の残照曼珠沙華
    79.百歳の母も皮むく百目柿
    80.ふと触れし君の手熱し遠き秋
    81.古靴の黴に寂しさつのりをり
    82.経る街のおりしも終えし秋祭
    83.放牧の牛を追い込む秋夕焼
    84.骨のみとなりし秋刀魚やマタイ伝
    85.松風を聞く妹の墓松ぼくり
    86.曼珠沙華棚田の畦は弧を描き
    87.曼珠沙華棚田の向こう雲浮かぶ
    88.曼珠沙華燃えて地蔵の赤頭巾
    89.水音や落人村の一位の実
    90.水の秋矢切の若き渡し守
    91.蓑虫に蓑のまわりの宇宙かな
    92.蓑虫の蓑を借りたき日もありし
    93.婿殿に馳走になりし敬老日
    94.名月やおとぎ話の夢宿る
    95.目を閉じて秋の林の音を聴く
    96.やうやくに柚子の実目立つ葉の茂り
    97.曾孫もねんごろ洗ふ祖母の墓
    98.夕暮れに鈴虫の音澄み渡る
    99.幼帝の入水したまふ秋扇
    100.老婆ひとり棚田耕す秋の暮れ


    なお、転写ミス、誤記等がありましたら、お早めにお知らせいただけると助かります。よろしくお願い申し上げます。
    コメント21件を表示する 2009/09/26 08:47

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