スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス

  • サークル名:サークル句会


    サークル句会ご参加の皆さま、今回もたくさんの健吟をご投句いただきまして、ありがとうございます。21名105句になりました。選句は例月通り、特選一句、入選五句の合計六句です。よろしくお願い申し上げます。


    01.青い目の和服の似合ふ日七五三
    02.秋深し欠けゆく月のはやければ
    03.秋深しなるやならずやはやり風邪
    04.熱燗や外は風吹く夕間暮
    05.熱燗やわきにたたずむ男の背
    06.主無き武家屋敷庭撓む柿
    07.石段に草履の跡や霙降る
    08.衣服脱ぎ竿の案山子や冬近し
    09.淫するということ木の実拾うにも
    10.美しく秋刀魚の骨を残しけり
    11.売地とふ看板立てり草紅葉
    12.江戸店を持ちし家なり柚子は黄に
    13.大襖北山杉へ開け放つ
    14.遅れ咲く白菊の花仄暗し
    15.追ふ如く追わるる如く初時雨
    16.面影は菊に隠れし電話かな
    17.外国の人に賜る栗甘し
    18.帰り花画板拡げて写生かな
    19.帰り花狂女爪弾く三味の音
    20.河童住む伝えの沼や夕紅葉
    21.神集ふ故郷は遠し鳥帰る
    22.神の旅我も旅せむ故郷へ
    23.神の留守談笑弾む巫女溜まり
    24.神の留守嫁ぎ行く子に教えたり
    25.神留守の仏足石に刻み紋
    26.神無月社殿に神の気配して
    27.寒木や寺の瓦に陽の照りぬ
    28.観覧車ゆつくり回り冬に入る
    29.記念日に植えし山茶花軒を越し
    30.気のおけぬ同志のバスの紅葉狩り
    31.黄ばむ庭あの葉この葉と消えゆかん
    32.客のなきバスの発車や虎落笛
    33.栗爆ぜて金子兜太の卒寿かな
    34.献血車若者並び天高し
    35.研修の疲れを癒す栗おこわ
    36.健診日疼く関節冬近し
    37.五位鷺の蜊蛞咥ふ神無月
    38.高原の鹿と目の合う佳き日かな
    39.小鳥くる「蝮注意」の標板
    40.小春日や鳥獣戯画の蛙どち
    41.小春日や肉豊かなる薬師さま
    42.小春日や陽だまりを追い布団干す
    43.金堂の鴟尾跳ね上げて鰯雲
    44.支へ会ふ二人に長き紅葉橋
    45.山茶花の匂ひほのかに躙り口
    46.山茶花や良き縁のあると言ふ噂
    47.里帰りせし子に持たす大根引く
    48.彷徨へば行方定めぬ紅葉道
    49.残菊や盆栽棚にワンカップ
    50.集散に自由自在の鴨の陣
    51.すこやかな日ざしこぼせし干蒲団
    52.擦り寄って抱けと甘えるかじけ猫
    53.せんぶりの花凛として修行僧
    54.相聞の歌心地良き小春空
    55.そぞろ寒転びし母の青き痣
    56.そぞろ寒人波にいて独ぼっち
    57.体力を気力で補い花八手
    58.托鉢の後ろ姿や初時雨
    59.地下足袋の黒もいなせな松手入れ
    60.茶の渋さ胃袋に落ち冬に入る
    61.散り積もる紅葉の径や奥の院
    62.束の間の花はまぼろし敗荷
    63.石蕗咲いて苔生す門扉飾りたる
    64.寺男濡れ雑巾のそぞろ寒
    65.塔屋の風切り鎌や秋嵐
    66.洞窟の奥の御仏秋ともし
    67.洞窟の羅漢の笑みや秋深し
    68.同窓会よくも揃ひし木の葉髪
    69.どっしんと熟柿落ちたる石の上
    70.トトロ棲む鎮守の森や神の留守
    71.飛火野に鹿の親子や秋の暮
    72.蜻蛉羽のキの字に果つる芒の先
    73.内科医の受診待つ顔皆マスク
    74.何を飲む誰と呑もか時雨月
    75.鳰の子の潜りて鳰の海となる
    76.ねこじゃらしじゃんけんぽんの景品に
    77.軒下に密談めきて初時雨
    78.廃線の幸福駅に小鳥来る
    79.母と子が同じ紅差し七五三
    80.晴れしこと風なきことも宣長忌
    81.晩秋の叙情歌を聴く深夜便
    82.日暮まで日のさす寺の熟柿かな
    83.久々の産声聞ゆ冬山河
    84.ひとひらの桜紅葉や築地塀
    85.冬浅しヘッドライトの幅の雨
    86.冬すでに待ち受けてゐる交差点
    87.冬近し愛犬乗せる乳母車
    88.文化の日古典落語の話芸かな
    89.文化の日米寿傘寿の絵画展
    90.平穏に日々を暮らして文化の日
    91.前ならえ畑の大根整列す
    92.マフラーを忘れて帰る日和かな
    93.乱れ髪君の香残る宿紅葉
    94.蒸饅頭湯気立つを供ふ十三夜
    95.無人店大根ばかり置いてあり
    96.銘仙の秩父の婆の柿甘し
    97.紅葉散る空を見上ぐる少年に
    98.紅葉に埋もれる宿の同期会
    99.紅葉纏い君と入りし露天風呂
    100.門前に山門不幸雪囲
    101.紋付で鳩追い散らし七五三
    102.山眠り父祖の御霊の西を向く
    103.来年もまた生きむとて日記買ふ
    104.立冬や土釜の粥の白き湯気
    105.綿虫をまた見失ふ花頭窓


    転写の都合で、誤字脱字がございましたら、お知らせくださいますようお願い申し上げます。
    コメント24件を表示する 2009/11/11 09:46

    サークル句会のイメージ

    サークル句会

    サークル
    パブリック
    誰でもフォロー可