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  • サークル名:原風景を歩く(O.C.)


    もう10年も前のことになります。
    先日赤トンボさんがブログに書かれていた武蔵野の林を訪ねたことがありました。

    和歌山県の田舎町に育った私は、そのころ県外はほとんど知らず、武蔵野の写真もスケッチも見たことがなく、独歩の小説の中だけで想像するのみでした。
    平地が少なく、照葉樹の多い和歌山県の町では、『武蔵野』に画かれているなだらかな丘陵や、コナラやクヌギの林を散策する姿は、遠いあこがれの世界でした。
    『その妙はちょっと西国地方また東北の者には解せかねるのである。』と、独歩が述べているように・・・紀州人にはその情景は想像しがたかったのです。

    『されば君もし一の小径を往き、たちまち三条に分かるるところに出たなら困るに及ばない。君の杖を立ててその倒れた方に往き給え。』
    『同じ道を引きかえして帰るのは愚である。』
    国木田独歩が言うような雑木林の散策をしたかったのです。


    それ以来、数十年がたち、五十七歳になってはじめて武蔵野を訪れたました。
    今から10年前のことです。
    冬の夜明け前に、わずかに武蔵野の面影を残す雑木林を歩きました。
    あれから10年、いまはどうなっているでしょうか。
    コメント9件を表示する 2009/12/22 01:11

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    原風景を歩く(O.C.)

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