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  • サークル名:サークル句会


     今年最後のサークル句会を始めます。参加者は19名、句数95句から六句を選句していただきます。うち一句は特選にしてください。前回、選句の基準について云々のコメントを読まれた方もおられると思いますが、選句の基準は押し付けられるものではありません。各自の感性に従って、各自の基準で共感した句をお選びください。一句でも他の方と共感し合えたときが作句者の喜びであり、鑑賞されたことでその俳句はさらに輝きを増します。

     
    01.雨の日の空の重さや十二月
    02.争いの言葉の後の口寒し
    03.家並みの垣根聖樹となりにけり
    04.陰の気の去りて一陽冬至かな
    05.産土の風おだやかに冬椿
    06.老二人手馴れ手抜きの年用意
    07.大声で笑い楽しき年忘れ
    08.お旅所の闇深くして巫女神楽
    09.落葉積る西南役の鎮魂碑
    10.落ち葉踏む音は会話の日記帳
    11.おでん酒ここは俺にと言はれけり
    12.おでん煮て二日も食す引きこもり
    13.外套に妬心を包み夜道行く
    14.賀状書く喪中案内の多きこと
    15.賀状には夢の一字を書き加へ
    16.風邪注射終はりて嬰の大泣きす
    17.数へ日の祝儀袋を文具店
    18.数へ日の瀬を渡り行く母子猿
    19.数へ日の予定に旅の二つほど
    20.彼の人の面影消すや雪激し
    21.空っ風野仏まろく畦の道
    22.枯木枝広げて月を搦めけり
    23.寒菊や外出いやがる猫であり
    24.寒月の小雨の中を宅急便
    25.寒月や汽笛しみじみ港町
    26.着ぶくれてなほ日溜りを探しゐる
    27.逆光の落葉時雨や絵画館
    28.旭日に冬凪の海染まりけり
    29.来る年をたぐり寄せたき実千両
    30.倦怠をもてあましつつ歳暮るる
    31.孤高なる一樹にあらず落葉海
    32.今年また枚数減りし賀状書く
    33.子の世話になりたくはなしおでん鍋
    34.子は巣立ち二人となりて薺粥
    35.皂莢の棘を残して落葉かな
    36.鋤鍬を納屋に仕舞ひて柚子湯かな
    37.煤籠り気配殺してゐたりけり
    38.蒼穹の空のきわみや星冴ゆる
    39.雑巾を持ちてうろうろ年暮るる
    40.底抜けの空の蒼さや干大根
    41.鷹すでに喧噪届かぬ空にあり
    42.ダックスが銀杏落葉の川泳ぐ
    43.短日や復路に掛ける夜光帯
    44.遅刻せし友を待ちてぞ年忘れ
    45.父母の墓へとつづく冬山路
    46.疲れたる精神のまま年の暮れ
    47.デジタルの静かに刻む師走かな
    48.手袋で手紙を渡す淡い恋
    49.天気図の寒波の雲や郷おもふ
    50.棟梁の長き眉毛に冬帽子
    51.時すぎて拳まばらな八手かな
    52.床の間の布袋の腹へ冬至の陽
    53.歳重ね望まぬ人に賀状書く
    54.年の市せんべい色の煎餅屋
    55.突然に落葉誘ひて風たちぬ
    56.友の声忘れる齢年の暮れ
    57.取り寄せの魚より旨き鍋野菜
    58.なほらひの御酒口中に冬ぬくし
    59.練りに練りおでんの皿のカラシかな
    60.白菜の裂けば溢れる薄緑
    61.人込みの上を大きな熊手ゆく
    62.人波の足早に行く年の暮れ
    63.日向ぼこ磯に拾ひし猫居つき
    64.秘密いふ真白きオウム小春かな
    65.灯を消せば家取り囲む霜のこゑ
    66.冬籠何を待つやら昨日今日
    67.冬の月重なり映る棚田かな
    68.降る星に真っ黒のまま山眠る
    69.方言の飛び交ふ町の年の市
    70.北斎の富士に始まる初暦
    71.干菜吊る媼の膝に猫眠る
    72.梵鐘の余韻のおよぶ冬椿
    73.孫はしゃぎ溢れ零れる柚子湯かな
    74.学舎の時を守りて大公孫樹
    75.向かい合う話題少なく冬籠り
    76.物置の物積み換へて年用意
    77.諸々を妻に委ぬる年用意
    78.門徒にて仏くすぐる煤払
    79.焼芋のほど良き熱さ新聞紙
    80.痩せ給ふ基督の夢聖夜かな
    81.山眠る床几重ねし峠茶屋
    82.雪しまく津軽三味線撥激し
    83行く年の遠浅渡る水牛車
    84.ゆく年や最後の一葉名残り惜し
    85.往く年を机上の一つ砂時計
    86.柚子の香と裸の孫をバスタオル
    87.柚子の香を素肌にまとい湯をあがる
    88.柚子ひとつ足して入りぬしまひ風呂
    89.夢にさへ祖母のねんねこ子守唄
    90.雷同は望まぬとは言へ冬の宴
    91.留学生杵つきしたるきなこ餅
    92.凛と立つメタセコイヤに風花す
    93.蝋月や急ぐこと無きわが人生
    94.吾の蒲団妻の蒲団と並べ干す
    95.侘しさに灯す明りやシクラメン


    誤植がありましたらお知らせいただけると助かります。よろしくお願い申し上げます。
    コメント20件を表示する 2009/12/26 09:12

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