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  • サークル名:サークル句会


    2月サークル句会②の清記をお届けします。参加者は28名、句数136句です。特選1句、秀作5句の計六句を選句してください。選句は、3月2日(火)までにお願い申しあげます。選句のコメントも可能な限りいただけましたら、助かります。


    01.朝早し曳き売りに買ふ蛍烏賊
    02.網干せる漁師の声ののどけさよ
    03.家までを降らるるままに春時雨
    04.井戸端の蛇口に下がる氷柱かな
    05.いぬふぐり踏むな散すな雨が来る
    06.命透く白魚黒き目の哀し
    07.謂れある一つひとつやつるし雛
    08.魚氷に上り難関を無事突破
    09.薄氷に透けて金魚の尾が動く
    10.産土に詣でし後の梅真白
    11.梅が香やをなごは総べて柔らかに
    12.駅頭に読経の僧や残る雪
    13.大店の噴出すせいろ春節祭
    14.大部屋の一輪挿しや春寒し
    15.おちこちに里の煙と斑雪
    16.お遍路の息を上げたる男坂
    17.階段をひとつ躓き冴返る
    18.書き記す初の黄蝶を見し日なり
    19.限りある母を見舞いて春惜しむ
    20.かげろいの中に佇む市の牛
    21.片栗の花そよ風を結びけり
    22.紙すきの音色を残し香ぐはしき
    23.亀鳴きし後は気ままに裏返る
    24.川蜷や水底みせて日のひかり
    25.簪に触れてこぼれし春の雪
    26.寒暖の大きなうねり芽に迷ひ
    27.木々の枝いろほんのりと春きざす
    28.如月の上着脱いたり羽織ったり
    29.空海の築きし池や草萌ゆる
    30.句碑めぐる一村梅の香の中に
    31.久米仙人見惚れるほどの大根かな
    32.啓蟄や十五の春はすぐそこに
    33.志更に遠のく春炬燵
    34.谺せるナースコールや春寒し
    35.これはもう所狭しと焼栄螺
    36.冴返る館に二つの髑髏
    37.囀や走り根多し雑木径
    38.嵯峨野路の五百羅漢の雪帽子
    39.咲き終えて片栗の花痕も無し
    40.咲く時期を変へられ寂し冬牡丹
    41.里の子の針目揃わぬつるし雛
    42.山間に高まる瀬音雪解急
    43.残雪や切株に斧立ちしまま
    44.残雪や日に日に速し濁り川
    45.参禅の気息整ふ春の雪
    46.潮の香を纏へる伊豆のつるし雛
    47.蜆掻き肩より竿の撓ひけり
    48.下萌る鼻でつつきし子犬居て
    49.島ひとつ海に浮かべて春の鳶
    50.シャッターの音に追われて芝焼ける
    51.十本の指では足らず入園児
    52.春寒の項はことのほか白し
    53.春寒や桜模様の箸を買ひ
    54.春寒や背戸出て釜に薪焼べる
    55.春寒や膨らむ鳩の寄りそひぬ
    56.春暁の床でなぞるや今日のこと
    57.春耕の鋤に飛びつく草の丈
    58.春耕や手足は硬く息荒らし
    59.春雪を纏ひて沈思羅漢さん
    60.蠢動のエコー画像や水草生ふ
    61.春泥を飛ばして外車過ぎ行きぬ
    62.春陽や水辺の草の美味しさふ
    63.春雷の音柔らかく過ぎゆけり
    64.城山の太古は海ぞ亀鳴けり
    65.水仙のけふもナルシスかどはかし
    66.水仙や暮らし身軽に古希迎え
    67.早春の貸しボート屋に風ばかり
    68.早春の風に干蛸おどりけり
    69.卒業の子らに誘われ牛丼屋
    70.大仏の撫で肩滑る春の雪
    71.ダム工事の断崖のぞく孕み鹿
    72蒲公英の広がるばかり村の畦
    73.たんぽぽや朱に錆びたる新レール
    74.たんぽぽや水嵩増えし用水路
    75.蒲公英や何はともあれ子は跳ねる
    76.束の間の夢を見させて春の雪
    77.点滴を雪解雫と見て眠る
    78.土の釜青を刻みて菜飯炊く
    79.鶴帰るわが子の丈も伸びしかな
    80.連合いも五十歩百歩青き踏む
    81.手を払いヨチヨチ歩き春浅し
    82.田楽の竹串斜め刺しにけり
    83.訪ふ人も頬の弛みて雪解かな
    84.土手青む滑って転んで草スキー
    85.どの家も国旗を持たず建国祭
    86.鳶一羽孤高を舞へる遅日かな
    87.苗札は横文字混じり辞書を引く
    88.二月尽尿量告げる機械声
    89.逃水や自転車のギア切り替えて
    90.逃げる子をどんどの煙追い回す
    91.初蝶の眼を凝らすまに消えにけり
    92.華やかに胸に連なる蓮華草
    93.母子草慈母観音のほほ笑まし
    94.母と子の話の尽きぬ桜餅
    95.針供養母のこだわる鯨尺
    96.春浅き濠の陽だまり番鳥
    97.春浅し風に仄かな香りあり
    98.春一番吹いてとばせぬ物忘れ
    99.春霞羽衣のごと富士包む
    100.春風やグーチョキパーとややの指
    101.春寒し芭蕉生家の竃神
    102.春雨や湖を眼下に式部の碑
    103.春の風邪女医の触診大きな手
    104.春の旅ワインレッドのスーツ着て
    105.春の雪甍にふれて消えゆけり
    106.春の雪消したきものに足らずして
    107.春の雪陽を見るまでの命かな
    108.日脚伸ぶ光差し込む診察室
    109.引鶴の空の愛しき美しき
    110.雛あられ孫より先に手を伸ばす
    111.日の脚のおよぶ貝塚落椿
    112.ビル街に声よくとほる焼芋屋
    113.太棹の弦のうなりや春北風
    114.フルムーン紅梅の降る宵灯り
    115.待ちかねて野地蔵の裾蕗の薹
    116.招かざる鳥来てメジロ追い払う
    117.疎らなる野焼きの人の影朧
    118.迷ひきし袋小路に梅真白
    119.水色になじみて速き上り鮎
    120.耳成も畝傍も間近耕せり
    121.無言館出で見つめけり名草の芽
    122.眼が合いし雛にときめき覚えけり
    123.焼芋の右手と左手にわかれ
    124.焼山や我が脳髄に燻りて
    125.やさしさは大和の国の桜草
    126.山の主語り継がれる牡丹鍋
    127.闇中の追いつ追われつ猫の恋
    128.夕富士へ身をせり出せる大根かな
    129.雪解光尼の顔出す峡の寺
    130.雪解水笹舟走る子も走る
    131.雪の精こめて上布を晒しけり
    132.湯屋に来て軽く払ひし春の雪
    133.ランドセル担ぐ嬉しさ猫柳
    134.料峭や砂防樹林の傾ぎをり
    135.料峭や素早く変る信号器
    136.をとめごの手に太宰集春寒し

    投句者
    泥舟さん、苦瓜さん、しんいさん、ワシモさん、雪さん、利明さん、あっさむさん、
    杉 丈二さん、白いバラさん、panapanaさん、すなをさん、TOTOROさん、
    miraさん、コーヒーさん、みきさん、山椒の実さん、そよかぜさん、夢追人さん、
    方舟さん、風花さん、夢想人さん、麦秋さん、チビタンクさん、昇峰、まいるどさん、
    akachanさん、こぶしさん、しょうくさん(以上投句順)    

    転写ミス、誤記等がありましたら、お知らせくださいますようお願い申し上げます。

    コメント29件を表示する 2010/02/26 09:29

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