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  • サークル名:サークル句会


    第2回目の3月サークル句会を開かせていただきます。今回の参加者は29名、総句数144句です。144句という数は俳人が発表する句集1冊の約半分に当ります。ちょっと多いので、選句が大変かもしれませんが、よろしくお願いします。選句は、特選1句、秀句5句の計六句でお願いします。


    01.青空を揺らすが如くミモザ咲く
    02.青踏むや尾根の風車を手庇に
    03.あかときの光まとめて浅蜊舟
    04.浅蜊掘るしだいに形振りかまはずに
    05.穴掘りの犬に啓蟄教へられ
    06.アネモネの色の足りない絵の具箱
    07.淡路見ゆ霞みて小豆島も見ゆ
    08.生垣から何を覗くの黄水仙
    09.漁り火に続きまたたく春の星
    10.磯あそびパンツ丸見え平気です
    11.何処よりサンバのリズム木の芽風
    12.何時までも思い残るや卒業歌
    13.うさぎ小屋鍵付け替へて卒業子
    14.麗らかやスカーフ揃ふスチュアデス
    15.うららかや洗濯籠に眠る猫
    16.うららかや蜻蛉草履の藁細工
    17.駅前の辛夷満開人疎ら
    18.花魁の花簪や土佐水木
    19.貝寄風や岸辺に並ぶ舫ひ舟
    20.影を生むまでは至らず朧月
    21.風光る京走り抜け人力車
    22.窯元のけむり上がらずよなぐもり
    23.髪薄き帽子奪はる桜東風
    24.観音の御手に縋らむ花辛夷
    25.階にぺたりと坐る日永かな
    26.京の路上ル下ルや春日傘
    27.煌めきを野に散らしつつ雪解川
    28.きり岸や手に余したる長け土筆
    29.口の端に塩けのこして桜餅
    30.黒縁の眼鏡机上に菜の花忌
    31.群青の空を広げるミモザかな
    32.稽古着を解けば余寒の心地よき
    33.稽古する椿一輪紅の色
    34.黄砂降る「異国の旅」の本届く
    35.小路より三味の音洩れ来大石忌
    36.東風孕み入江を出づるうたせ舟
    37.子猫まで女系家族に加わりし
    38.辛夷散る尼将軍の念持佛
    39.さくら餅品書墨の崩し文字
    40.散策の足裏よろこぶ春の土
    41.残雪にめり込みにける焚火かな
    42.残雪や注連縄古りし夫婦杉
    43.山門の狛犬口を開けて春
    44.柴犬を妻との間に青き踏む
    45.熟寝せる田水の中の蝌蚪の紐
    46.手術終へ瞼に深く桜かな
    47.朱唇ちと開きて飲むや浅蜊汁
    48.春暁の雨きらきらと野に満てり
    49.春暁や最初の音は新聞や
    50.春耕や一鍬毎に夢求め
    51.春光を集めし川の流れかな
    52.春雪や傘さしてゆく小買物
    53.春風に欠伸している鬼瓦
    54.春風や花粉の多き国に住み
    55.春風や幸福駅へ縄電車
    56.春眠に関節すべて外れたり
    57.春蘭にかたくなな心ほぐされて
    58.春蘭の妖しき白き美をもとめ
    59.嫋々と胡弓の調べ月朧
    60.少年と婆とやどかり島日和
    61.新聞に同姓同名山笑ふ
    62.卒業式子の付く名前一人もなく
    63.卒業ださあ出発だ新世界
    64.素っ気なき裸電球種物屋
    65.卒寿にて夜間中学卒業と
    66.宝くじ当たりし夢や四月馬鹿
    67.種袋虚子の遺伝子欲しくなり
    68.蒲公英の野辺おだやかに素朴なる
    69.蒲公英やゴリラの餌にまぎれをり
    70.乳のめば又じゃれあふて仔猫どち
    71.茶畑の畝のまろさに春の雪
    72.チューリップ花時計いまVの字に
    73.霾るや戦艦大和の眠る海
    74.つちふるや捲りおくれしカレンダー
    75.強そうな猫の親来てただならぬ
    76.手で掬う水の冷たさ山桜
    77.手を合わす家族の絆彼岸かな
    78.時計みな狂ふ骨董店日永
    79.どちらかと言えば脇役さくら草
    80.鳥雲や尼は刺繍の手をとめて
    81.長椅子に子猫の寝息安らけし
    82.日本の霊峰つつみ黄砂降る
    83.猫の子の人懐こきや擦り寄りて
    84.涅槃図を綱もて吊す古刹かな
    85.のどけしや檻のライオン伏し目がち
    86.のどけしや四肢を伸ばして浮ぶ亀
    87.はたき掛け木彫の熊や春の塵
    88.初蝶の光を庭にこぼしけり
    89.花エリカ別れを告ぐる母であり
    90.花辛夷江戸への古道竜馬行く
    91.花びらの舞へり寺苑の木偶芝居
    92.花ミモザマリアの祈り慈悲深く
    93.花を待ちそぞろ歩めば揚雲雀
    94.母に似の双子のえくぼ花衣
    95.春嵐大和三山滲むごと
    96.春北風やガラスのビルにビル映る
    97.春寒し大樽残し酒屋閉づ
    98.春雨に煙る畝傍を指差して
    99.春雨や小暗き中に傘絡む
    100.春の海膝まで浸かり佐渡を見む
    101.春の日のハートくすぐるうらうらと
    102.春の日や夫との旅路思い出づ
    103.春跳ぬる都井の潮風岬馬
    104.春服といへど着慣れし古上着
    105.春めくや幼の腰に迷子札
    106.引く籤は全て大吉四月馬鹿
    107.蘖の皆の願いや大銀杏
    108.びっしりと群れ咲く桃や人と似て
    109.人ごとの異動の噂万愚節
    110.一言の無駄に悔いおり落椿
    111.一片の雲なきみそら鳥交る
    112.火の粉撒く大松明やお水取り
    113.陽の和む手招く友の里言葉
    114.病棟の店に置きたる桜餅
    115.膨らみて木の芽に色の戻りおり
    116.赴任地の蒲公英舞ひて故郷へ
    117.踏まれても土筆は負けず土手の渕
    118.ほのかなる夢のなかなる春の旅
    119.ぼんぼりの連なる如く花馬酔木
    120.水草生ふ流れに溶ける日の斑
    121.ミズカキの赤き色消へ水温む
    122.水温む潮入川に鯔はねて
    123.水温む夫も手を貸す厨事
    124.三椏の花や杉生のこもれびに
    125.ミモザ揺れ鳥の羽音のひとしきり
    126.迷路めく姫路城内春時雨
    127.芽柳や遥か蘇州の手漕ぎ船
    128.木蓮の白を極めし空の青
    129.餅噛んで花の香仄か長命寺
    130.もどり来て猫春愁のそれらしく
    131.桃割といふ髪思ふ雛祭
    132.寄居虫や親の跡継ぎ家も継ぐ
    133.山笑ふ老ひても山は呼ぶらしく
    134.夕東風やおかえりといふ妻がゐる
    135.夕東風や船瀬に軋む漁り船
    136.行過ぎて梅が香の家戻りたり
    137.行く鴨の迷うこと無き道ひとつ
    138.行きはまだ帰りは開き初桜
    139.ゆさぶりて汐吹く浅蜊驚かせ
    140.リクルートスーツに隠す春愁を
    141.老杉の幹に影おく藪椿
    142.若葉から降る木漏れ日の万華鏡
    143.童らの笑顔明るき紅辛夷
    144.吾の氏も素性も知らぬ子猫かな


    参加者
    akachan、あっさむ、風花、京:のんちゃん、コーヒー、碁路、山椒の実、しょうく、昇峰、白いバラ、しんい、杉 丈二、すなを、そよかぜ、泥舟、利明、TOTORO、苦瓜、麦秋、panapana、方舟、まいるど、みき、mira、夢想人、ゆかし、雪、夢追人、ワシモ(ア順、敬称略)


    脱字、転写ミス等がありましたらお知らせ願います。


    コメント29件を表示する 2010/03/26 08:47

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