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  • サークル名:サークル句会


    5月句会②の選句結果のまとめです。
    最高点句は、9点句、苦瓜さんの「卯波」の句でした。次点は8点句のみきさん、すなをさんのお二人でした。句会で気付かされることは、自分で自信のある句が意外と評価を受けないことです。この原因は、自分だけが感動してしまっているか、自分の言葉に酔ってしまっているか、いずれにしても読み手目線になっていないからだと言われたことがあります。高点の方の句をよく読んで味わいたいと思います。


    最高点句9点句(◎◎◎◎○○○○○)
      20.大鳴門渦の底より卯波立つ         苦 瓜
    8点句(◎◎◎○○○○○)
      108.馬上より一の矢射抜く五月晴       み き
      112.羽を曳く蟻に前方後円墳         すなを
    7点句(○○○○○○○)
      103.庭下駄の緩びし鼻緒走り梅雨       苦 瓜
    6点句(◎◎○○○○)
      125.保育所に傘の七色走り梅雨        麦 秋
    5点句(○○○○○)
      12.石仏を抱ける延根(はいね)五月闇     しんい
    4点句(◎◎○○)
      02.青梅の産毛にまろぶ雨の粒         昇 峰
       (◎○○○)
      08.雨粒も重さのひとつ栗の花         昇 峰
      119.日暮れては子のむづかりて合歓の花     雪
      127.幕下の素足の行司五月場所       まいるど
       (○○○○)
      13.羅や小さく揺るるイヤリング     akachan
      33.皮を脱ぐ竹は撓りてためらわず       mira
      43.下駄鳴らし来る修行僧柿若葉      山椒の実
      56.下町の血筋のさわぐ祭笛          み き
      88.綱渡るオランウータン風薫る      コーヒー
    3点句(◎○○)
      22.沖縄の雨に玉解く芭蕉かな         雪
      53.山門にそぼ降る雨や栗の花         泥 舟
      87.通勤の女性車両や更衣        panapana
      131.緑さすキリンの長き睫毛にも      コーヒー
       (○○○)
      52.三代52が揃うしあわせ花蜜柑      そよかぜ
      72.大仏の慈眼を隠す五月闇          利 明
      75.啄木の山河ゆたかに麦の秋         昇 峰
      144.若葉風媼一人の太極拳          み き
    2点句(◎○)
      27.片蔭に微笑みてあり如来像       akachan
      37.君逝きて梔子の花雨に咲く        天信翁
      70.太古から吹く風青きメタセコイア      mira
       (○○)
      25.開帳の秘仏の声や走り梅雨      panapana
      26.風薫る空席のなきカフェテラス       利 明
      31.茅葺の百年継がる風青し          利 明
      45.毛虫払うことも敵わず仁王様      しょうく
      63.新緑の風がほおうつ展望台      panapana
      80.田の神も泥顔笑みの田植祭        ワシモ
      83.ちちははの気短気長ソーダ水       すなを
      97.中空の風と戯れ朴の花         コーヒー
      105.バイト代出たよと君にかき氷       ワシモ
      114.巴里祭アラン・ドロンは古稀越えり    麦 秋
    1点句(◎)
      35.君の香の闇に流れて余花惜しむ    チビタンク
      66.水筒の水ごくごくと夾竹桃         すなを
      146.をととひの筍めしはまうないか      昇 峰
       (○)
      16.絵手紙にパステル色の若葉山        麦 秋
      19.大楠の幹黒々と梅雨きざす       TOTORO
      30.賀茂祭列離れ行く衣紋方        山椒の実
      34.機関車の勇姿をいまに時鳥       TOTORO
      39.桐の花江戸の旧家や梁太し         み き
      42.薫風や散らばつてゆく赤帽子      TOTORO
      54.静けさの座禅の響き朝曇       panapana
      55.鎮もれる湯島聖堂緑雨中         しんい
      65.新緑の日矢を散らして万華鏡       夢追人
      71.太鼓橋渡り初めなり青葉風         碁 路
      78.蛸足のくねらくねらと定まらぬ       風 花
      79.谿の主山椒魚ぞ露天風呂           方 舟
      82.タンカーの航跡著し青葉潮         しんい
      84.ちちははの遅速に合わせ若葉宿   京:のんちゃん
      85.地に落ちて無念の限り青き梅       夢想人
      86.地の割れのたかんなの舌うすみどり   まいるど
      93.遠い山に遠い雨降る竹の秋       しょうく
      94.飛び飛びの田の面広ごる麦の秋       風 花
      101.夏霧の峡の谺のふたみこと        すなを
      102.苗代にさざ波たつや日暮れ時       碁 路
      106.麦秋の女はみんな美しく         泥 舟
      111.花嫁の朱の橋渡り若葉風         み き
      113.薔薇一輪雨粒擁き散りにけり      しょうく
      116.晩学の昼開け放つほととぎす      TOTORO
      122.藤垂れて薬師観音ほの暗く      チビタンク
      123.プリンセスの名前揃えて薔薇祭り    そよかぜ
      130.水音に神のこゑする那智の滝       苦 瓜
      132.宮崎の牛悲しかり麦の秋       akachan
      135.紫の雨を降らせし花菖蒲        そよかぜ
      139.行く水や錦帯橋の虹うつす         雪
      140.夢を追うサッカー少年若葉風       mira
      142.ラッパ聞く豆腐屋の来る夏夕餉     白いバラ
      145.童群れおおでまり揺れ見え隠れ    チビタンク
    無点句
      01.青あらし少年ならば告白す
      03.アカシヤのゆらりと揺れて川面かな
      04.朝焼けに段取り変ゆる農夫かな
      05.甘き香や五月の風に佇みて
      06.天霧らふ鈍色に見ゆ初夏の森
      07.雨蛙一匹の声四方まで
      09.雨降りて笋の丈倍に伸び
      10.荒物屋の飴色となる竹婦人
      11.石手寺や歩き遍路も半ば過ぎ
      14.海亀や瀬戸の小島の納め句座
      15.運命に耐えて明日見る若葉風
      17.金雀枝や枝を広げていざ飛ばん
      18.選んでも批難ばかりだ春の暮れ
      21.大広野黄金に染むる麦畑
      23.尾瀬沼に尾瀬ならではの深みどり
      24.おぼろ月顔は浮かべど名前出ず
      28.葛城の燃ゆる如くや山躑躅
      29.兜虫大泣きする子のもとにかな
      32.茅葺の民芸館や軒菖蒲
      36.君待てど待てど来ぬ間に遠花火
      38.協力の大事を説くか小手毬は
      41.句想めく五月の比叡藍々と
      44.検非違使の手綱引くより賀茂祭
      46.ける道ポイ捨て煙草悲鳴上げ
      47.五月場所本所浅草街探訪
      48.古希過ぎの気ままな暮らし海月かな
      49.さうび咲くと旧仮名文字の旅便り
      50.さみだれてアカショウビンの声ばかり
      51.サングラス道路の端を伏目勝ち
      57.蛇口からホースがとびて夏来る
      58.石楠花やうっすらみゆる昼の月
      59.首夏の候古希の祝ひの同級会
      60.知らんとは言わないでよと紫蘭咲く
      61.城蹟に外つ国人や若葉風
      64.新緑の苑に人の輪大道芸
      67.過ぎし日におにぎり包む竹の皮
      68.すれ違ふ人の雨だれ走り梅雨
      69.生命の翳を集めて夜光虫
      73.滝の音瀬音となりて河鹿笛
      74.滝の音右下に聞き頂へ
      76.竹皮を脱ぎ家老屋敷は今役場
      77.筍の竹籠に入り届きけり
      81.他を圧巻帝冠といふ名の牡丹
      89.妻ゐれば無言で拾ふ落し文
      90.釣竿を空に吸い込み卯浪寄す
      91.釣針にながながと藻や走り梅雨
      92.天心の墳墓一本の夏椿
      95.捕れ立ての舌に吸ひ付く蛸の足
      96.曇天を担って半島緑萌ゆ
      98.夏嵐河内のぶどう棚襲ふ
      99.懐かしやフォンダと名付く薔薇見つけ
      100.夏つばめ見送りくるる無人駅
      104.葱坊主自由の画布に炎ゆる初志
      107.走り梅雨急かされるごと季は移り
      109.初物の絹莢の香に酒を酌む
      110.花あやめ待合室の受付に
      115.ハンガーに上着一枚薄暑かな
      117.半袖に軽く身震い薄暑かな
      118.ピカソ見む若葉滴る美術館
      120.冷し酒ほろりと酔ふて肘枕
      121.蕗煮るやゆっくりゆるり余生あり
      124.ベランダのおたまじゃくしの手足伸び
      126.時鳥またほととぎすまた静寂
      128.まなかひに富士くっきりと芝桜
      129.丸屋根のロシアンクロス街薄暑
      133.茗荷咲くひと日の命吾なごむ
      134.無為過ごす昼のぐい飲み若葉かな
      136.村ぢゆうに麦秋といふ臨界点
      137.破れ傘雨上がりしに閉じもせず
      138.夕薄暑馴染みの店の暖簾押す
      141.夜の駅の通過特急栗の花
      143.若竹煮ぐびりと冷酒山の宿


    脱落、誤記等がありましたらお知らせください。


    句会選句者名(敬称略)

    碁路、あっさむ、ゆかし、利明、しんい、mira、苦瓜、ワシモ、風花、天信翁、白いバラ、夢想人、方舟、チビタンク、夢追人、そよかぜ、コーヒー、泥舟、雪、TOTORO、山椒の実、panapana、麦秋、みき、まいるど、昇峰、すなを、akachan 計28名   

    コメント28件を表示する 2010/05/22 06:19

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