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  • サークル名:原風景を歩く(O.C.)


    今年の冬、再び京都の北山の峠を越えてみました。北山には、険しい山稜や絶壁、壮絶な瀑布や渓谷があるわけではありません。。すべて1、000mたらずの低山の連続です
    。山麓から眺めるすばらしい山頂もなければ、山頂からの望む眺望があるわけでもありません。
    もし山の価値が、山の高さや眺望だけにあるならば、北山は打ち重なる低山に杉が生えているだけの、ほとんど価値のない凡山凡水の山々の連続なのです。

    しかし山の価値とは、山のスケールだけで計られるもの
    でしょうか。
    山の価値はそれぞれの山の持っている文化や歴史やそこに住む人びとの営みがかもし出すものによって語られてもいいのではないでしょうか。
    雪深い峠を越えて、若狭から京に向かって、夜を徹して歩き通した人びと。
    孤島のような山の集落で作った器を、峠を越えて朽木村に運んだ木地師の人びと。
    北山杉を切り出して木馬道を運び、繊細な床柱の北山丸太を作ってきた人びと。
    雪深い八丁川上流の孤立した山村を捨て、峠を下った人びと。
    そんな人びとが雪の中に足跡を残してきた峠道は、他の山にはない北山の個性といえましょう。
    コメント4件を表示する 2011/02/15 07:51

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    原風景を歩く(O.C.)

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