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  •  先週の株式相場は反発でした。

    日経平均 +1.8%
    ジャスダック +0.5%

    といった上昇率で、日経平均の上昇率がジャスダック(やマザーズ指数)よりも大きく、上昇が先物主導だったことを示しています。

     海外株式市場を見ますと、総じて上昇が目立つ週でした。NYダウは、一週間で1.3%上昇し、金曜日には場中で一時今年の最高値を更新しています。

     欧州株価も高くなっており、欧米株価は東日本大震災前の水準をおおむね回復しています。

     為替市場で円高の修正が起きたことも注目です。円ドルレートは、先週金曜日には84円台となり今年の最安値水準です。大震災直後には76円台という超円高を示現したのですが、協調介入によって円高には歯止めが掛かり、震災後の日本経済の収縮と経常収支の悪化、あるいは、日銀による金融緩和(震災後の資金供給は累計で100兆円を越えています)と米国景気の回復を見た先行き米金利の上昇、などを織り込む形で円安(円高修正)が進み始めたもと思われます。

     円相場については、今後は円安方向にさらに進む可能性について想定しておくことも必要かと思われます。

     日経平均は先週水曜日以降9700円台にまで回復しており、震災前の水準には500円〜700円届かないものの、換金のための投売りといった相場付きからは脱して落ち着いたものとなって来ています。

     ただ、個別銘柄で見ますと、石油株、セメント株、商社株、などに加えて一部の国際優良株(コマツなどが代表格)の株価上昇に支えられている面が強く、多くの銘柄は反発の鈍いままの推移です。

     先週からすでに顕著ですが、今回の震災を受けて業績を下方修正する会社が続出しており、業績下方修正が株価の回復を妨げる展開が多くの銘柄について予想されます。

     円高の修正によって、輸出関連企業の収益好転が期待できる面もありますが、製造業については向う数ヶ月の間収益圧迫要因を抱えたまま、との見方をする必要がありそうです。

     株価は底割れを回避できた、とは言えると思いますが、今週以降ですんなりと震災前の水準を回復するというわけには行かないと考えておく方がいいように思います。しばらくは日経平均1万円以下のどこかの水準でのボックス内の動きに移行する、というイメージで捉えておくのが妥当な予想のように思います。

     相場全体の底入れ反発はとりあえず起きた、という見方からしますと、今後はいわゆる「森よりも木を見る」というスタンスで対処するのがいい、ということになるのかもしれません。(震災からの復興が今後の日本経済の大きなテーマになることは間違いのないところですし、こうした経済環境においてもしっかりとした業績を達成する企業も多いはずですから。)
    コメントする 2011/04/02 11:03

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