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  • サークル名:サークル句会


    サークル句会の皆さま、句会お疲れさまでした。夏はいちばん季語が多い季節で、今回も佳句がたくさん寄せられました。俳句を始めて最初のうちは誰にも共感してもらえない時期がしばらくあります。私も一年間はほとんど見向きもされない駄句の山を築いていました。選句を楽しみながら、自分の好きな句に出会い、秀句の佳さを味わっているうちに作り方が身についてくるものだと思います。俳句が座の文芸といわれるのはその点にあります。今回の最高点句は、panapanaさんの「七夕」句で9点句でした。長寿を楽しまれる生き方の中に人間の業を軽く詠い飛ばす俳句にしか出来ない見事な表現です。次点は方舟さんの「麦の秋」句、骨格のしっかりした格調高い秀句でした。来回は、7月夏真っ盛りです。体調にくれぐれも留意され、また集まりましょう。ありがとうございました。

    最高点句9点句(◎◎◎◎○○○○○)
      72.七夕や喜寿には喜寿の願いごと    panapana
    次点7点句(◎◎◎○○○○)
      30.蒲生野を方形に切る麦の秋        方 舟

    7点句(○○○○○○○)
      107.風鈴の音それぞれの風連れて       mira
    6点句(◎○○○○○)
      59.菖蒲田や風にも順路あるごとく       昇 峰
       (○○○○○○)
      113.末裔の在所しちけん谿螢         苦 瓜
    5点句(◎◎○○○)
      02.青蘆に触れて水郷めぐる旅       山椒の実
      54.潮騒の断崖掠め岩燕           み き
       (◎○○○○)
      89.庭下駄の湿りし鼻緒桜桃忌         風 花
       (○○○○○)
      27.郭公の声すべりくる湖の上         昇 峰
    4点句(◎○○○)
      28.郭公や霧に埋もれる佐久平         昇 峰
      38.葛切や読経聞こゆる町家カフェ     まいるど
       (○○○○)
      18.鰻焼く間口三尺麻のれん         しんい
      24.風青し表書院の深庇          TOTORO
      105.ひもろぎの田の面に映ゆる夕焼雲    しんい
    3点句(◎○○)
      55.下京や若き尼僧のうすごろも        麦 秋
      66.生家とは臍の緒のごと蛍の夜      コーヒー
      83.梅雨も載せ吃水深く達磨舟          方 舟
      110.豊穣の香り運べり青田風        あっさむ
      136.緑陰のままごとの客膝まづき       風 花
       (○○○)
      01.哀史きく野麦峠に遠郭公          雪
      33.甘露煮の子鮎淡海の水の色          方 舟
      78.筑波嶺の歌垣想ふ青田かな      チビタンク
      123.三輪山や笹百合雨に咲き匂ふ      白いバラ
      140.わらべうた歌ふ母子の蛍狩       TOTORO

    2点句(◎◎)
      106.冷酒に子の朴訥をもてあます       すなを
       (◎○)
      61.新樹濃し深閑として天主堂         しんい
      76.達磨絵の太い風来る柿団扇        ワシモ
      93.端居してまたあの話聞きにけり       風 花
      135.四葩咲く幸福駅へ行く切符        麦 秋
      137.レコードの針のすれ音白絣       しょうく
       (○○)
      04.青田風泥靴あらふ縄束子         しんい
      19.雲海の晴れて大峯登山道        山椒の実
      23.海道の風吹き抜くる花蜜柑         利 明
      32.贋作の油絵にごり梅雨じめり        み き
      46.今年また捨て置かるるや枇杷熟るる  すいきょう
      51.五月闇戒壇院の門に鍵           苦 瓜
      67.全身で老いを晒すや夕端居         泥 舟
      90.庭隅の蛍袋の雨の露          secchan
      95.半夏生青より出でて薄化粧       panapana
      101.一筋の風も逃がさぬ軒風鈴       さんせん
      103.日々競ふスカイツリーと向日葵と     麦 秋
    1点句(◎)
      21.絵筆には緑たつぷり巴里祭         麦 秋
      139.老鶯の声間近なり露天の湯        mira
       (○)
      09.あじさゐや異国語も聞く寺の庭     コーヒー
      13.雨愉し笑ひ仏や額の花           利 明
      16.いそいそとくぐる日除に団子の絵    まいるど
      22.大岩を滑りて落つる滝しぶき        昇 峰
      26.形代や息柔らかに整えて        白いバラ
      31.還暦の恋人ごっこかき氷         ワシモ
      34.義援箱首より提げし暑さかな        泥 舟
      35.貴船川清き流れに鮎の影        secchan
      37.切れる夢見ては目覚むる蜘蛛の糸      利 明
      45.苔の光る小径を双子のベビ-カア  panapana
      60.暑に抗すすべなく無口を貫けり     さんせん
      62.水郷をめぐるひととき夏雲雀      山椒の実
      65.スカイツリーの影濃く届きビアガーデン   方 舟
      73.連山の確と見えたり梅雨晴れ間     そよかぜ
      74.短冊の裏も見せては鳴る風鈴        風 花
      75.太宰忌の忘れ潮にも棲む魚         苦 瓜
      79.梅雨雲の低くて海と堺なし        夢追人
      88.夏安居の僧静寂と同化せり       あっさむ
      97.万緑の力漲り子ら育つ           mira
      98.万緑の古き山門雨白し           mira
      100.ひっそりと蛍袋にこびと棲む     secchan
      108.二人居のきょうに乾杯梅酒瓶      ワシモ
      112.ほととぎす山荘までの道すがら      夢追人
      121.水張られ光る棚田や列車行く      そよかぜ
      122.身ぬちにも鳥語湧きくる万緑裡      すなを
      127.病み明けの母活け給ふ花菖蒲      さんせん
      132.指先の水をひとふり花菖蒲        苦 瓜
    無点句
      03.青嵐古民家の庭吹き抜ける
      05.朝より友を迎えて鰹かな
      06.紫陽花の花を乗り換え虫2匹
      07.紫陽花や野地蔵細目で肩を寄す
      08.紫陽花や磴を上れば城下見ゆ
      10.あぢさゐや堂のくらきに微笑仏
      11.畦崩る夜に鳴きゆく蛙かな
      12.汗拭くや鴉は水を浴び初めし
      14.雨降りて花色に染む七変化
      15.蟻地獄内陣よそに土被る
      17.一村に水のことのは聞いて梅雨
      20.縁側に端居して指すへぼ将棋
      25.片陰の寺町辺り鐘を聞く
      29.郭公や湿原木道鍵曲がり
      36.泣菫の歌碑ある紫陽花寺を訪う
      39.梔子の花こぼしたる石畳
      40.梔子やすべり台にも闇せまる
      41.口元が笑みて安堵のサングラス
      42.区役所の会話軽やかクールビズ
      43.月下美人に起こされてより眠られず
      44.蹴飛ばされ暗渠に嵌る実梅かな
      47.子燕の留守番役の長屋門
      48.子の涙ひとすじ落つる端居かな
      49.小屋掛けの花舗の軒先つばめの子
      50.桜の実千鳥が淵に散るもよし
      52.さみだれに寺社界隈の木々乱る
      53.沢水のつぶやく呪文螢の火
      56.邪気ぬぐい茅の輪抜け切り雨の音
      57.焦点の合はぬ寝起きや梅雨寒し
      58.菖蒲咲く水面の背びれはぐれ鯉
      63.睡蓮の隙間の水に波立たす
      64.スカイツリー作業は梅雨の雲のなか
      68.船頭のメタボ無縁と汗して艪
      69.蚕豆をぎしと開くればうすみどり
      70.それぞれの名の如みやび花菖蒲
      71.竹の皮脱ぐや微笑むかぐや姫
      77.父の日の忘れられたりそれも良し
      80.梅雨走る音の強弱句集かな
      81.梅雨晴間ゲートボールの聞こへ来る
      82.梅雨晴間のら猫親子戯れて
      84.天正の首塚今し苔の花
      85.とまどいの水を束ね落ち行く瀧
      86.鳥追ひて点となる犬夏の川
      87.長梅雨やパソコンまでも湿りがち
      91.年忌はや三十三か送り梅雨
      92.野良猫の餌場に日除破れ傘
      94.箸先に見事一粒豆の飯
      96.万緑に谺す舟歌最上川
      99.密やかに思ひ認め落とし文
      102.一粒を探り当てたり豆ごはん
      104.向日葵の迷路出づれば影炎ゆる
      109.弁天を囲む紫陽花銭光る
      111.蛍籠息を潜めて暮らしけり
      114.満天の星を忘れて夏祭り
      115.実梅落ち虫慌て去り風丸し
      116.右巻きも左巻きもあり捩り花
      117.水の色透かせ蜻蛉の薄き翅
      118.水の面にゆらゆらと日や未草
      119.水無月の風のいざなふ長屋門
      120.水無月やさざなみのごとラベル弾く
      124.目覚めてもフクシマのこと明け易し
      125.もてなしは茗荷薬味の冷素麺
      126.山里に鐘の音響く青嵐
      128.夕涼み交わす言葉のおだやかに
      129.浴衣着てお手玉遊び昭和の子
      130.浴衣着て父端座する障子影
      131.湯呑み持ち碁盤みつめる端居かな
      133.容赦なく野の花刈られ草刈機
      134.葭切に競ひて老鶯声の澄む
      138.老鶯の声かすかなる寝覚めかな


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    選句(選句順・敬称略)

    そよかぜ さんせん TOTORO 雪 泥舟 山椒の実 麦秋方舟 mira しんい
    secchan 苦瓜 すいきょう 風花 panapana ごまちゃん みき チビタンク コーヒー
    あっさむ 利明 JR すなを しょうく popo 白いバラ 夢追人 昇峰  
       
    未選句(出句順・敬称略)
    ワシモ まいるど  
    コメント28件を表示する 2011/06/22 09:06

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