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  • 2011年6月相場を振り返る

    ○ボックス圏がやや上方に移行か
     6月の指数の騰落は以下のようになっています。

    日経平均   9694円 ⇒ 9868円 +1.8%
    ジャスダック 1239円 ⇒ 1259円 +1.6%
    NYダウ   12570ドル ⇒ 12583ドル +0.1%
    ナスダック  2835ポイント⇒ 2816ポイント -0.7%
    円ドル    81.58円 ⇒ 80.71円

     先月の「5月相場を振り返る」では、「底割れはどうやら回避」とサブタイトルを付けたのですが、今月の振り返りとしては、「ボックス圏がやや上方に移行か」といったまとめで良いのではないかという気がします。

     ギリシャが財政再建に向けた国内手続きを進展させた、ということで6月末に向けて欧米株価が急騰しましたので、月初からの相場下落分は取り戻したのですが、月中にはさまざまな悪材料が相場下落につながるという動きでした。

     ギリシャ問題解決⇒売り方の買い戻し、ということで短期的に「ラリー状態」になったのでしょう。

     7月は順調に相場続伸というより多少の乱高下はあるかもしれない、と見ておくのが妥当なのかもしれません。

     日本国内では、大震災で寸断された供給網(サプライチェーン)の復旧が急ピッチで進んでいることが確認されつつあります。今年の第3四半期辺りから震災の復興需要による景気の押し上げが見通せるようになって来たようです。

     依然としてボックス圏内の動きが想定すべきであろうと思いますが、4月〜6月を振り返りますと日経平均でみておおむね9500円〜1万円の圏内の動きだったのが、ここからはうまくすれば日経平均1万円を挟んだボックス内の動きに移行、といった想定が可能となるのかもしれません。

    ○2011年6月の出来事
     ギリシャ問題、新興国のインフレ、米国経済の先行き不安、投機資金の流出による資源価格の下落、国内では政治の混乱、等々、相場には懸念となるニュースが多かったのですが、月末に至ってギリシャの財政再建がどうやら進みそうとなって、悪材料が消された感じでした。

     国内景気面では、少しずつしかし着実に生産の回復が見られます。夏場の電力不足を乗り切ればその後は成長率が確実に上向くと見ることができるまでになったのでしょう。

     心理的には最大の悪材料であった福島原発事故の収拾がかなり進展したことも安心材料になって来ると思われます。

     とはいえ、アメリカにおけるQE2の終了、新興国のインフレあるいはバブル懸念、欧州の金融情勢等々、悪材料が消えたという状況にあるわけではありません。今後も相場を動かすことになる出来事がいくつも出て来そうではあります。

     株式相場への影響はさほどないと思われますが、中国が日本国債を大量に買い越しているというニュース、また各国中央銀行がこの数年円資産を積み増しているというニュースは注目です。なぜ円高となっているのか?ということのひとつの理由でもあるでしょうし、円が部分的に基軸通貨化していることの証左でもあります。「部分的に基軸通貨化した『日本円』をうまく使う工夫をわが国はすべきだ」と言っているように私には思えます。

    6月1日 素材価格アジアで軟化、中国需要鈍る。内閣不信任案提出。
    6月2日 菅首相震災対策目処つけて退陣と表明。内閣不信任案否決。
    6月3日 消費税10%に、改革原案に明記。
    6月4日 経済産業省、ロシア石油最大手とシベリアで石油開発。
    6月5日 菅首相今夏辞任不可避、その後連立か。
    6月6日 設備投資2桁増、新興国・震災需要が牽引。
    6月7日 東芝・ソニー液晶統合、携帯向け中小型。
    6月8日 5月上旬貿易赤字1兆円。
    6月9日 中国、日本の中長期債買い越し最高、4月1.3兆円。
    6月10日 NYダウ12000ドル割れ、ドル不安再燃。
    6月11日 節電全国に、企業混乱。
    6月12日 米天然ガス安が原油価格に波及、WTI北海ブレントに逆ザヤ定着。
    6月13日 中国広州で暴動激化。インフレで格差拡大。
    6月14日 イタリア国民投票、原発再開を拒否。
    6月15日 上場企業自社株買い高水準。
    6月16日 ルノー・日産ロシア自動車会社買収、世界3位へ ⇒ 日産元気、トヨタやや元気なし
    6月17日 ドイツ・フランス、ギリシャ支援へ ⇒ ヨーロッパ株・ユーロ上昇
    6月19日 株式、海外睨み弱含み。
    6月20日 復興基本法案今日成立。菅首相退陣への道筋つかず。
    6月21日 自動車大手、期間工採用再開。国産スパコン7年ぶり世界一。
    6月22日 猛暑で想定越す電力需要。
    6月23日 政策空転、出口見えず。
    6月24日 IEA、石油備蓄放出、NY原油一時90ドル割れ、NY株一時230ドル安、世界景気減速懸念。
    6月25日 海外中銀円資産35兆円、4年で
    コメントする 2011/07/02 11:04

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