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  • 値幅調整と日柄調整

    ○短期反発・中期底固め
     アメリカでは今現在も債務上限問題を廻って駆け引きが続いています。下手をすればアメリカが債務不履行になって世界の金融経済に大パニックを引き起こすかもしれないというのに、来年の大統領選も睨んで政党が駆け引きの材料に使ってしまっている、というのも驚いた話ですが、今週の株式相場を想定するとなれば、同問題の決着如何で相場が荒れる恐れはあると言わざるを得ません。

     米欧はいずれも景気回復の鈍化と財政問題を抱えています。わが国は3月の大震災からの立ち直りということで比較的景気の先行きは楽観視できる情勢です。

     金融面では、ドルは量的緩和でじゃぶじゃぶ、ユーロは南欧諸国の破たん懸念あり、景気の局面からしますと日本は相対的に成長率が高まりそう、ということで「不美人投票」の様相を示しているという皮肉も聞かれる中で、円は相対的に買われやすい状態が続くのでしょう。

     しかし、円はいくらでも高くなって結構というものでもないでしょうから、どこかで当局による円売り介入が入る可能性が強い、とは思っておかねばなりません。需給面で円の供給がドルやユーロに比べて多いから円安になっている、ということからしますと、震災後の復興に向けて資金供給を増加させるという金融政策もありうるのですから、どこかで円高相場が反転する可能性についても考えておかねばなりません。

     私は阪神大震災後に円高となり、その後円安に基調転換した1995年〜1996年の相場が参考になるのではないかと思っています。1995年も7月に超円高となった後に円安へと基調転換しています。

     今の段階で決め撃ちは出来ませんが、どこかで円高トレンドが反転するかもしれないということは感がえておくべきでしょう。また、おそれく次の円安局面では日本の株価がけっこう上がるだろうということも想定のうちに入れておくべきかと思います。

     7月の指標の騰落率は以下のとおりです。

    日経平均   9816円 ⇒ 9833円 ほぼ横ばい
    ジャスダック 1252円 ⇒ 1268円 +1.3%
    NYダウ   12414ドル ⇒ 12143ドル -2.2%
    ナスダック  2774ポイント ⇒ 2756ポイント -0.6%
    円ドル    80.81円 ⇒ 76.89円 4.8%円高

     月中の変動はけっこうあったのですが、月末月末で見れば、7月はほとんど横ばいの相場でした。円はほぼ独歩高で月間で5%ほど上昇しています。日本株を米ドル建て見ますと、7月はアメリカ株に対して日本株は6%とか7%相対的に上昇した勘定です。外国人の利食い売りが出てもおかしくない状況ではあります。

     今週はけっこう相場が大きく動くのではないでしょうか。明日辺りに大きく続落すればその後急反発も考えられそうですし、その後また売られるという展開もありそうです。短期的には反発の要素が強く、中期的には底値固めの日柄調整局面を想定、といったところではないかと思います。

     とはいえそれらは結局ある一定のボックス内の動きであり、今年秋もまた「11月に買って(翌年の)5月に売る」といったコメントを出すことになるのかもしれません。

    ○7月の出来事
     中国は景気過熱で利上げ、アメリカは景気は今ひとつながら企業業績がドル安とハイテク市場の回復で好調⇒米国株高、といったことが起きていましたが、下旬に至って米株は債務上限問題を嫌気して売られることとなっています。

     欧州の一部の国の財政問題は少しも解決に向かっていないようです。むしろますます悪化している(つまり多くの国に問題が拡散している)と見るべき状況のようです。どこかで投機筋の売りでパニック状態招来ということを考えておかねばならないように見えます。

     円高に対する介入があるのかどうか?分からないところですが、当局はタイミングを見計らっている、というところかもしれません。

    7月1日 中国経済、成長と物価安定の両立困難。
    7月2日 NY株、2年8カ月ぶり上げ幅 週間648ドル、景気懸念薄らぐ
    7月3日 膨張マネー新興国経済をかく乱
    7月4日 レアアース、太平洋に巨大鉱床 ⇒ 日本が開発の可能性も
    7月5日 ムーディーズポルトガル国債の格付けを「Baa1」から投機的等級の「Ba2」に4段階引き下げ
    7月6日 中国利上げ
    7月7日 米失業保険申請数減少 ⇒ 米株上昇
    7月8日 欧州0.25%利上げ、年1.5%に 米6月雇用わずか1.8万人増 ⇒ NY株急落
    7月9日 FRB金融金融緩和維持 景気先行き不透明化で
    7月10日 米主要企業7%増益、4-6月期最終利益
    7月11日 米財政削減大幅後退
    7月12日 財政懸念がイタリアに波及、ユーロ急落
    7月13日 ムーディーズアイルランド国債を
    コメントする 2011/07/31 05:12

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