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  • モデレータの目(2011/10/30)

     10月の株式相場は明日一日を残していますが、どうやら世界的に当面の底打ち⇒反転上昇、という月になりそうです。このまま進んで、11月中旬くらいに押し目場面を迎える、となりますと、今年⇒来年も「11月に買って(翌年の)5月に売る」という方針が奏功することになるでしょう。(相場全体の動きであれば、そうなるとすれば10月の安値局面で買っておけばよかった、となるのですが、個別銘柄でみますと、おそらく11月に買うという方がなじむだろうと思います。11月上旬の決算発表を見てから買いを入れる、という感覚でしょうか。)

     日本株もそこそこに反発はしたのですが、日経平均の上昇率は先週末までで月間4%ほど、NYダウは12%上昇していますから大きく見劣りしています。欧州金融危機に際してもっと大きな役割が求められていながら自国の論理を振りかざして市場のかく乱要因となった「あの」ドイツでさえDAX指数が10月はここまでで15%も上昇しています。憎まれモノ世にはばかる、とでも言いましょうか、そんな風情の世界株式市場です。

     日本は、震災の復興のための資金投下がしだいに本格化しています。復興相場といったものが出て来てもおかしくないのですが、現実にはなかなか株式相場は暖まりません。円高、タイの洪水、政治の混乱、TPP問題等々、先行き不透明の要因が多く、政策面でも口では円高対策を唱えながら、やることはせいぜい日銀が5兆円規模の国債買い入れ枠を拡大する、といた程度で、どう見ても本腰を入れて対策を打って来るという感じがしません。そうであれば、円高トレンド継続と市場参加者が見るのも無理はない、ということなのでしょう。

     外国為替市場に介入する、などは自由な市場での取引を阻害するものだ、というのは正論で、その正論に従って日本が為替介入しないのはまさに正直者ですが、それだけで良いのかどうか難しいところです。

     震災復興についても、一部の週刊誌の記事によれば東北の一部では「震災復興バブル」といった状況が起きている、とのこと。例えば、仙台の料亭では連日接待の会合がさかんに行われて高額なメニューがよく出ている、とか、高額商品の消費が伸びている、とか。

     マスコミ的には、被害を受けた人たちとそれを地道に支援する人たち、といったトーンの報道が多いのですが、眉をひそめる人たちもいるかもしれないような現象が起きるのが現実の経済の活気というものなのでしょう。

     全体として株式相場は一時的な強気相場にあと一歩のところまで来た、という局面に入りつつあるように思います。欧州の金融危機は抜本的な対策には程遠い状況で彌縫策が打たれたということに過ぎませんので、数ヶ月を経た頃にこの夏よりもひどい状況に陥る恐れが大(来年の夏〜秋でしょうか)ですが、それはともかくとしてしばらく先に強気相場があってもおかしくはないという情勢ではあるのでしょう。水準としますと、日経平均は9000円を越えました。目先9500円をつけてその後反落、次の上昇で年内1万円越えとなれば、そこそこの強気相場だったとなるでしょう。ただし、日経平均1万円は来期の企業業績に対する市場参加者の見方次第、そしてその最大の要因は円相場、となるように思います。(ということは、日本の金融緩和政策と為替介入がけっこう株式相場には効くだろうということです。)

     今来週を見ますと、米株が上昇一服、一部で期待されている米金融緩和策(QE3)への期待の剥落等で、株式市場が波乱気味となる可能性もありそうですが、年内に強気局面到来ということは想定に入れておいてもいいように思います。
    コメントする 2011/10/30 03:24

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