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  • モデレータの目(2012/1/22)

     先週1週間で日経平均は266円の上昇、先週月曜日の下げたところからですとおよそ400円の上昇でした。少しまとまった上昇を見たかな、といったところです。

     ファンダメンタルズで見ますと、依然として欧州の債務問題が気になるところですが、国内景気は復興需要の本格化で少し上向き、外国為替相場は落ち着きつつあるように見える、といったところ、株式需給は依然として売り圧力を残しているものの、一時ほどの悪さではなくなっているかもしれない、ということで相場が戻りやすくなっているのでしょう。

     昨年の大震災以降、円高、欧州金融不安、等々、相場にはあまりにも不利といった状況が続いて来た訳ですが、そろそろ上昇に向けて相場が動き始めたと見ても良いのかもしれませんね。

     長いこと上昇相場を見ていませんので、イメージが湧きにくくなっているのですが、数ヶ月スパンの上昇局面となれば、日経平均でトータル2000円〜3000円、1ヶ月で1000円の上昇幅示現、といったことはさして珍しいことではありません。11月に買って5月に売る、という作業仮説を元に行動して来たとすれば、今年の初夏には日経平均が1万1千円内外、といったこともあるかもしれません。

     個別銘柄で見ますと、今年ここまでで上昇が目立った銘柄はざっと以下のようなものです。

    銘柄名        上昇率%
    西松建設 +27
    太陽誘電 +22
    OSG +20
    野村 +20
    荏原 +17
    川重 +17
    コマツ +16

     東証一部上場銘柄ですとこんな風で、復興需要に関連する建設、重機、機械などに加えて、これまで押しつぶされて来た感のある証券なども反転上昇していることを示唆しています。

     新興市場、中小型銘柄群の中では以下のような銘柄が上昇を見せています。

    銘柄名        上昇率%
    日本精密 +83
    スリープロ +53
    ナノキャリア +39

     新興市場株、中小型株の中には、経営刷新とか事業の抜本的変化、などを反映して上昇するものが目立つようです。一方で、昨年夏あたりから賑わっていたゲーム関連銘柄は利食いで下げるものが多いという展開でした。

     日経平均が初夏辺りまでに1万1000円に上昇するとしますと、その時点で日経平均の年初来上昇率は3割弱となります。まあまあそこそこの上昇(回復)となるわけですが、とりわけ大きな上昇相場という感覚でもありません。昨年の震災前にも日経平均は1万1000円少し手前まで上昇したことがありましたから、その辺りの局面に戻るだけの話です。

     日経平均が3割規模で上昇するとしますと、日経平均採用銘柄やトピックス銘柄の中に5割以上上昇する銘柄が多く出て来ることになるでしょう。新興市場銘柄とか中小型銘柄の中には株価が倍増以上になるものも出て来るはずです。個別銘柄に焦点を当てて上昇を狙うとすれば、その程度の上昇は数週間〜数ヶ月スパンであるかもしれない、という風に予想しておくこともできるでしょう。

     買いのキッカケとして何か材料が欲しいというのが相場の常ですが、ここから数ヶ月を考えますと、「復興需要」、「為替の安定」、「中国経済の復調気配」、「日本自前の資源」、「外人買い」、「事業再編、企業買収」、などがそうしたテーマになるのでは、という気がしています。

     一方で、リスク要因としては、「自然災害の再発」、「欧州危機の深化=例えばギリシャの無秩序な破たん、CDS市場の混乱(CDSを無効化するなどという無茶な動き)」、「中東情勢の悪化」、「国内の政局の混乱」などが考えられます。
    コメントする 2012/01/22 02:37

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