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  • モデレータの目(2012/2/26)

     先週の日経平均は週間で3%ほどの上昇でしたから、大幅に上昇したというほどではありませんでした。売り物をこなしてじりじり上昇した、という感じでしょうか。

     上昇局面は先月1月の中旬から、騰落レシオ25日も140%を越えて来た、ということで、そろそろ反落もあるか、と思わせるところなのですが、なかなか反落はしないでいます。

     上昇相場は、「不安の壁をよじ登る」などと表現されます。買い方は買い方で不安=いつ反落して評価益がなくなるか不安、売り方は売り方で不安=なかなか下がらず評価損が膨らむ不安、ということで、不安の壁をよじ登るというのはまさに実感でしょうね。

     昨年夏から続いていた下落局面からの底打ち反転の動きに加えて、先々週の日銀による「金融緩和+インフレターゲット」が相場を押し上げる要因になっていることは確かでしょう。

     単に株価が上がっているというだけでなく、為替市場で円安が進行しているのがその証左と言えます。

     需給面で見れば、海外勢の売りがそこそろ出尽くしていた、という事情とともに、(恐らくは)投機筋のポジションの巻き戻しによる株買いが入っているのでしょう。日本株安+円高を想定して「円買い+株売り」のポジションを取っていた投機筋も多かったと思われるのですが、そうした筋が日銀の金融緩和姿勢を見て「円買い+株売り」のポジション解消=「円売り+株買い」の行動を取っている、という推定です。

     この手のポジションがどれくらいあるのか分かりませんが、少なくとも数日で解消し尽す程度の量ではないでしょう。

     上昇を始めてから1ヶ月ほどという日柄、騰落レシオなどを見ますと、そろそろある程度の規模の反落局面(日経平均で500円程度か)があっても不思議ではない、ということも確かです。大台という節目を意識するとすれば、例えば近々に日経平均が1万円示現、などとなれば、そこから500円規模の反落はあってもおかしくはないのでしょうね。

     相場の推移は想定はできるにしましても、確実に予想できるものでないことは明らかですから、今週以降の相場がどうなるか、ある種の作業仮説としての想定以上のことはできませんが、今来週にも日経平均1万円台示現、その後の反落、しばらく止まりどころを探った後初夏に向けて再騰、といった想定ができるかもしれません。

     もちろん、欧州情勢にせよ、国内の政治情勢にせよ、不確実性が極めて強い状態であることは変わりませんし、日本の場合は昨年のような地震がいつ起きないとも限りません。上昇相場の想定に賭けて過度の買いポジションを取ることには慎重であるべきだということは変わりません。相場の推移を見ながら取れるリスクを取る、とう態度はいつも必要です。
    コメントする 2012/02/26 09:41

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