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  • モデレータの目(2012/2/29)

    ○大きく上昇
     2月の各株価指数等の騰落は次のとおりでした。

    日経平均   8802円 ⇒ 9723円 +10.5%
    ジャスダック 1228円 ⇒ 1313円 +4.0%
    NYダウ   12632ドル ⇒ 13005ドル +3.0%
    ナスダック  2813ポイント ⇒ 2986ポイント +6.2%
    円ドル    76.34円 ⇒ 80.23円 4.8%円安
    (NYダウ、ナスダックは2月28日終値まで)

     2月の日経平均は月間で10%の上昇を記録しました。月間で10%の上昇はそんなにあるわけではありません。銀行、不動産、などの内需系の銘柄の上昇、円安を見て輸出関連の電機・自動車株などの反発、資源価格の上昇に呼応して上昇した総合商社株、鉄鋼株、海運株などの反発、などこれまで押しつぶされていた感覚の強かった日本株がようやく反転上昇した、という感じでした。

     先駆して上昇していたNY株にようやく少し追いついたというところでしょうか、日経平均の上昇が特に目立ったのは、投機筋が売りポジションを買い戻したから、といった見方も出来そうです。

     企業収益を見ますと、出揃った昨年12月までの決算ではやはりかなりの減益となっています。結果、市場平均の予想PERは今期ベースで20倍を越えるところまで上昇してしまっています。来期の業績がどうなりそうかはまだ分かりませんが、かなりの増益とならないと株価の割高感は否めないところです。

     上昇率は別として、どちらかと言えば世界的に株価は上昇傾向です。欧州の金融情勢はまだ予断を許す状況ではありません。ギリシャはすでに事実上の債務不履行状態ですし、今は落ち着いているとは言えポルトガル、イタリアなども先行きまだまだ予断を許さない状況です。

     そうした中での世界的な株価上昇、ということで、当然のことながら、金融相場といった見方がなされるようになっています。日本株について見れば、2月14日の日銀政策決定会合での追加緩和とインフレターゲット受け入れ、をきっかけに上昇に弾みが付いたことは確かで、金融相場の様相を徐々に見せ始めているという認識で良いのかもしれません。

     前回書きましたように、強気相場というものは「不安の壁をよじ登る」といった感じになるものです。2月の上昇に続いて3月、そして4月、と、さらに上伸するかもしれない、と想定しても良いのかもしれません。相場の水準が上がれば上がるほど、変動度も上がって行き、日々の振れ幅が大きくなると思われますが、数ヵ月後に振り返って見れば「去年の秋から半年で日経平均が3000円幅で上がったな=11月に買って5月に売る、という戦略が奏功したな」と思うことが出来るのかもしれません。

    <2月の出来事>
     最注目の出来事はやはり、日銀による追加緩和の発表、インフレターゲット設定だったでしょう。(日銀はインフレターゲットという言い方はしていません。目処、という表現ですが。)

     日銀のみが緩和に慎重⇒円独歩高⇒日本経済デフレ⇒株価下落、といった雰囲気を変えたという意味で大きな出来事だったと思われます。

     欧州情勢は依然として不透明ですが、一時のようなパニック的な事態からは脱したようです。ギリシャ支援は決まりはしたものの、問題先送りの色合いが強く、まだまだ地雷を残したままと見るべきではありますが、投機筋が総攻撃を掛けるといった状態では(一時的にせよ)なくなったようです。

     資源価格の上昇は、世界的な金融緩和の仇花的な要素がやはりあるのかもしれませんね。米国、欧州、日本、さらに加えて中国などの新興国でも金融緩和気味な方向に動いており、世界的な金余り現象がこれからさらに強くなるのかもしれません。

    2月2日 東証システム障害、241銘柄午前の取引停止
    2月3日 商社海外から配当1兆円、資源利権が実を結ぶ ⇒ 貿易赤字を補う具体策の一例 シリア情勢悪化
    2月4日 パナソニック今期損失7800億円 上場企業今期経常2割減益 米雇用1月24万人増 ⇒ 米株式大幅反発
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    2月12日 ギリシャ議会、財政再建策を可決
    2月13日 2011年10-12月GDPマイナス成長
    2月14日 日銀政策決定会合で追加緩和+物価上昇「目処1%」⇒ 株価上昇・円安の反応
    2月15日 日銀追加緩和を受け、株高・円安進行
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    コメントする 2012/02/29 11:49

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