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  • モデレータの目(2012/3/11)

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     昨年の大地震・大津波からちょうど1年が経ちました。改めて亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。また、復旧・復興が進み、被災された方々が1日も早く元の生活を取り戻されることを心から祈念いたします。
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     先週の本欄で「どちらに動くか?」と書いたのですが、現実の相場は、下に動いた後大きく上に動いた、という結果でした。

     先週金曜日は3月のSQ値の算出日で、SQ値の算出日には相場が大きく動くということがあるのですが、多少そんな感じの相場付きだったように思います。

     ファンダメンタルズ面からしますと、米国の2月雇用統計が発表となり、新規雇用は引き続き順調ということで、これは株価にはプラスでした。一方で、ギリシャ問題では、債務交換が実施されることとなったのですが、今回の債務交換は「デフォルト(債務不履行)」にあたるとの認定が出て、これからCDSの支払いがどう影響するか?多少の懸念はある、といったことがありました。(ギリシャ国債のCDSに関連する支払いは多くても2000億円強程度、とのことですが。)

     先月の日銀の「インフレターゲット設定+追加金融緩和」発表以来、外国為替市場では円安が進行しており、基本的に株式相場は、円安⇒株高、の動きとなっていますが、かと言って輸出関連株が相場上昇を主導するということでもありません。言ってみれば、株価は全面高で「水準訂正している」といった姿のようです。

     大震災の影響も大きかったのですが、その後の欧州情勢の悪化、日本の経済政策・金融政策、さらには国内機関投資家の株式売却、海外投資家の売りなどによる需給悪化、等々、日本株にとっては売られる材料が豊富で、水準を思い切り下げていた、というのが昨年秋までの状況でした。

     こうした株価下落要因を眺めて見ますと、過去2ヶ月ほどで、多くの要因が株安要因から株価回復要因に変わっていることが理解できます。

     現時点で考えるべきことは、この「水準訂正」がどの程度の株価水準まで続くと想定して相場に対処するか、ということですが、おそらくは初夏辺りまでは水準訂正の株高が続いて、日経平均が1万1千円内外になれば「水準訂正」の動きはそうとう鈍るだろうな、といったことは言えるように思います。

     直感的な見方ではありますが、日本株の構造的下落といったことはなくなったとしましても、日経平均の水準が1万5千円などといったところまで回復する地力はまだないと思わざるを得ません。まあ、概ね、日経平均が1万円以下で定着する、というほどひどいものでもなくなった、と見て良いのでしょう。

     日々のトレーディング対応は別としまして、あと2ヶ月くらいは水準訂正の株高を想定してポジションを原則維持する、ということになろうかと思います。数ヶ月スパンの戦略として「11月に買って5月に売る」として来たわけですが、5月以降については、今後考える、今のところは、初夏にはポジションを減らして様子を見るのが良さそう、といったところでしょうか。
    コメントする 2012/03/11 06:30

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