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  • モデレータの目(2012/4/8)

     先週金曜日は欧米株式市場はイースター休日(為替市場は営業日)、毎月初恒例の米雇用統計の発表日で、新規雇用増加数は事前予想では20万人ほど、それが発表

    数字は「たった」12万人、ということで「米国景気回復に暗雲」、日本経済は「輸出依存体質」で日本株は「世界景気敏感株という位置づけ」ということなのでしょ

    うか、欧米株式市場は休日でしたから、売りの標的は日本株「一点」、時間外取引の日経平均先物は、9500円スレスレにまで売られてしまいました。

     いくらアメリカの重要な統計とは言え、3月のたった一ヶ月の数字、それも20万人の予想が12万人、という「だけ」のことで、赤の他人の国である日本の株価が大

    幅に下がる、というのは何とも釈然としません。(失業率は低下。)しかし、それが今の日本株市場なのでしょう。

     ここまでさんざんやられて来た「空売りの投機筋」が、ここぞとばかりに売り崩しに走った、というような姿だったのでしょう。売り崩しに投売りで応える市場参

    加者が多く出れば、投機筋の思う壺で、明日の日本株相場がどう動くか、大いに注目です。

     昨年秋の日経平均安値、8000円台前半から先々週の高値1万200円台まで、おおむね2000円の上昇、それが、一昨日の時間外取引の安値9500円まで、700円方の下落

    で、上昇幅の3分の1の値幅調整が見えて来たといったところです。

     上昇相場での3分の1押し、と言いますと1980年代の長期上昇相場のような時であればさして苦にもならない変化ですが、持続的な上昇が期待しづらい今の相場です

    と、けっこう深刻で、場合によっては今回の上昇局面が終了したかもしれない、くらいのことを考えなければなりません。

     たまたま、過去数ヶ月にわたって「11月に買って5月に売る」戦術で来たわけですが、売り時は実は5月ではなく4月の初めだった、などとなる恐れがあるという意

    味です。

     確かにそうなるかもしれないな、とすれば、昨年秋から買っていた株の一部はすでに利食い売りできていたら良かったろうな、などとも思います。しかし、まだ初

    夏に向けての上昇相場想定が完全に崩れたわけではありません。お情け天井(戻り天井)などという言い方もあります。仮に11月に買って5月に売る、という方針で

    来て、先週までに売りそびれていた株があったとしましても、今週以降売るチャンスはいくらでも到来するでしょう。

     指数連動のETFとか、大手銀行株、大型の優良株、などについて見れば、先週の下げで多少は売りそびれ感が出るとしましても、震災関連の小型株、とか、出遅れ

    の株などはむしろここからの方が上昇加速局面といった具合でうまくトレーディング益を得られるかもしれません。

     2000円上げた後、500円以上の調整となったことは確かですが、個別銘柄で見れば、利食いの最適期はまちまちに違いないということです。

     相場想定として、初夏に向けて日経平均1万500円超え、はまだ残っている、と思います。ただし、それを取りに行く、としますと、その売買対応は「短期トレーデ

    ィング対応」となって、昨年秋に「11月に買って5月に売る」という発想で戦術を立てた意味合いとはずいぶん違う、という認識は重要でしょう。

     いずれにしましても、明日、明後日の日銀金融政策決定会合は「決定的に」重要です。投機筋に日本が見くびられ続けるか?意外性を発揮して投機筋に一目置かせ

    る存在となるか?日銀の対応が注目されます。(日銀は、株式市場や株式市場の参加者、増してや投機筋だのヘッジファンドなど眼中にない、かもしれませんが。)
    コメントする 2012/04/08 02:01

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