スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス



  • モデレータの目(2012/4/15)

     日経平均のチャートを振り返りますと、「今年1月中旬から目立った上昇を開始、2月中旬からは日銀の金融緩和姿勢明確化の発表を受けて上昇が加速し、約10週間をかけて、8500円近辺から1万200円超えにまで上昇。その後は反落に転じて約2週間の下落で9400円割れで底入れして若干の反発、先週末は9638円」といったところです。

     上昇相場を受けての反落、この後に上昇相場となれば、その下落は「押し目」で、その間の下落は「日柄調整」ですし、その後上昇しなければ、「天井打ち」となる道理です。事実としては、その判定は数週間後にならないと分かりません。

     ただ、「株式売買のために作業仮説」とすれば、現時点では「初夏に向けて再上昇の確率もかなり残されている。しかし、それに『賭けて』大きな買いポジションを取ることは奨められない」となると思います。

     もともと、「11月に買って(翌年の)5月に売る」という「数ヶ月スパンのトレーディング」に焦点を当てて進んで来たわけですから、いよいよ5月に差し掛かる今という時期はしょせんは「利食い売りのタイミングを図る局面であって、「買いポジションをこれから本格的に作る局面ではありません。

     これから数週間の(世界の)株式相場にはさまざまな材料が考えられます。ほとんど茶番に過ぎなかった北朝鮮のミサイル発射のような材料はともかくとしまして、米国景気の動向、今発表中の企業業績に対する反応、FRBの金融政策、日銀の金融政策(27日の金融政策決定会合で何らかの緩和措置を発表する可能性があります)、日本の企業業績、とりわけ『来期』の予想増益率、政局、欧州金融情勢、スペイン、イタリア国債相場の動向、等々、さまざまな材料がかなり複雑に入り組んでいます。

     難しいのは、単に金融緩和に期待するという形ではなく、景気回復との兼ね合いがある、という点です。場合によっては、景気の回復が思わしくなく、金融緩和がさらに進む方が株価にはプラスといったことも考えられます。

     ただ、常識的には、企業業績はそこそこ、金融緩和姿勢は後退しない、その中で「日銀はいっそう踏み込んだ金融緩和姿勢を示す」といったことがあるかどうか?そうなれば、日本株はかなり上昇することが期待できる、といった観点に注目です。

     昨日の報道で、日本はIMFに4.8兆円の拠出を検討している、とのことです。欧州金融危機に備えるためのIMFの基盤強化に協力するという趣旨ですが、このことが日本株相場に対してプラスに働く可能性もありそうです。IMFへの資金拠出⇒日本国内での金融緩和の拡大⇒円安・株高、というシナリオも考えられそうだからです。

     いずれにしましても、ここからゴールデンウィークに掛けてが、「11月に買って5月に売る」というトレーディング対応の正念場です。日々の株式相場の動きを注視しておきたいと思います。
    コメントする 2012/04/15 06:24

    株式あれやこれや 株の談話室のイメージ

    株式あれやこれや 株の談話室

    サークル
    オフィシャル
    誰でもフォロー可