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  • モデレータの目(2012年4月22日)

     大方の予想では、今週の日本株は総じて堅調、日経平均1万円再挑戦があるかも、だそうです。買い方からすれば、ぜひそうなって欲しい、先週は何だかんだ言いながらも日経平均9500円は死守しましたし、円相場もさほど円高にはならなかった、欧州金融危機に対してはIMFの資金枠増強が決まりました。米国のFOMCが今週あり、そこで金融緩和強化措置が出ることはなさそうですが、27日の日銀の金融政策決定会合かその前に、日銀は5兆円〜10兆円規模の金融緩和を追加するはず、といったわけで、株価は堅調に違いない、と。

     売り方からすれば、日本株は需給が悪いし、企業業績から見れば割高、今期の増益を織り込んだとしても日経平均1万円を上回り続けるのは容易ではない。金融要因からすると、日銀は「ポーズ」はともかくとして、金融緩和する気はまずない。インフレの危険を冒すくらいならデフレの方がはるかにマシで、円高は歓迎。そのために株価が安くなるとしても、日本経済にとって株安など問題にならない。そうであれば、株価はそのうちまた大きく下がるはず。こんな感じでしょうか。

     個別銘柄のケースですが、株価が上昇して「もう少しで売ってやろう」と思っている矢先に株価が急落して「しまった」と思うことがままあります。そういう時にに慌てて売るのではなく「二番天井を待つ」という作戦が有効なことがよくあります。そこそこの株価上昇(相場)であれば、急角度に天井を付けるということはまれで、いったん下落した後にまた反発することが多いのです。

     売りそびれた株は、慌てて売らずに「二番天井で売れば良い」というのがけっこう良い対処だったりするのです。

     二番天井は、またの名を「お情け天井」などとも言います。お情けで提供してくれる「売り場」というニュアンスです。

     「お情け天井」の特徴は、最初の天井より「低いこと」と最初の天井形成時よりも「出来高が少ないこと」です。

     さて個別銘柄ではありませんが、3月27日に1万255円を付けた日経平均は、ここから「お情け天井」を付けてくれるのかどうか?

     お情け天井などと言わずに、1万255円を力強くクリアしてさらに高値に進むことを(少なくとも)買い方は望むはずですが、公平に見て(残念ながら)それだけの力強い相場を今の日本株に望むのは難しいところです。(企業経営者がもっと株主の利益に熱心で、経済政策、金融政策がもっと株式市場を重視するのであれば、ほぼ間違いなく日本株はもっと上に行きますが、現実はどう見てもそうなっていませんので。)

     せめて、ということで、日銀がそれなりの力強い金融緩和措置を取ってくれる、という条件付きで、今週からGWにかけて「二番天井」がある確率が大きい、とは言いたいと思います。

     しかし、日銀が素っ気無い対応をすれば、「二番手天井」すら期待できない恐れもあるでしょう。(売り方が大喜びする展開です。)

     それから、かすかな期待として、今期の企業業績向上、金融政策の柔軟化、などを根拠に、日経平均がGW明け辺りに1万500円を超える展開も、無くは無い、ということも言えるかもしれません。

     いずれにしましても、昨年の秋以降数ヶ月スパンのトレーディング戦略として「11月に買って5月に売る」として来たわけですから、今週以降は、その「売る」局面に至ることになります。成果が上がったかどうか?それは個々人により大きく違うかもしれませんが、まずは半年スパンの戦略が終わって、され次の戦略は?となる段取りです。(次の戦略は、おそらく限定的なポジションを使って個別銘柄に狙いを定める、、というものになると思われます。)
    コメントする 2012/04/22 05:31

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