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  • サークル名:原風景を歩く(O.C.)






    ■たたなづく青垣
    早朝、葛城古道を歩きながら東を望むと、大和盆地を隔てて青墨色の三輪山の影が霞んでいます。
    昼下がりに藤原京跡に立って四方を見はるかすと、たおやかな山々が集落の屋根の彼方に、大和盆地を囲んでいます。
    黄昏どきに山之辺の道をそぞろ歩き、纏向の丘から西を望むと、葉を落とした柿の枝を透して、夕陽が二上山に沈もうとしています。
    大和の風景を画けば、背後には必ず見覚えのある「青垣」の姿を画きこむことになるでしょう。

    大和盆地の古道をたどり、丘に立って大和盆地を取り巻く山々を眺めれば、誰もが倭建命の「たたなづく青垣」の歌を思い起こすことでしょう。倭建命が死におよんで大和を想ったときに、脳裏をよぎったのは、大和盆地を囲む青垣のような山々でした。
    万葉人の一日は、多武峰や三輪山の朝霧の中から昇る朝日にはじまり、二上山に沈む夕日に終わります。万葉人にとって、「たたなづく青垣」は、「大和」や「ふるさと」と同義語だったのかもしれません。

    コメント10件を表示する 2012/05/24 00:06

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    原風景を歩く(O.C.)

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