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  • モデレータの目(2012/6/3)

    ○下げも下げたり
     5月の各株価指数等の騰落は次のとおりでした。

    日経平均    9520円 ⇒ 8542円 -10.3%
    ジャスダック平均  1390円 ⇒ 1313円 -5.5%
    NYダウ     13213ドル ⇒ 12393ドル -6.2%
    ナスダック   3046ポイント ⇒ 2827ポイント -7.2%
    円ドル     80.54円 ⇒ 78.64円 2.4%円高

     1ヶ月で日経平均10%の下落、というのはかなりひどい下落相場です。4月、5月とほぼ2ヶ月間毎週毎週下げるという推移だったのですが、これも滅多にない相場です。ジャスダッ

    ク平均の月間下落率5.5%に対して日経平均の月間下落率はその倍近い規模、「またいつもの・・」と投機筋+業者の活発な「投機活動」をうかがわせるものでしょう。

     日本の株式市場は、保有で3割強、日々の出来高で過半、時には7割、を外国人が占める市場になっています。どこの国でも十分に開かれた株式市場を持つ先進国では、株式の大きな部分を外国人が持っているものです。日本の上場企業の株式の3割を外国人が持っているからと言って、それ自体を問題にする必要はありません、どうもわが国の場合、株式を保有する「外国人」(の一部)に「問題」がありそう、というのが問題のように私には思えます。

     自由な売買行動が保証されているのが「本来の市場」ではあるのですが、報道やニュースにも出て来ているように、増資に絡んで事前に空売りをするようなインサイダー連中とか

    、問題含みの「仕組商品」を大々的に組成する連中・・金融庁が摘発に向けて動いているという報道もあるのですが、どうも「不良外人」が目立つようです。

     欧州金融危機は、いよいよ中核国のひとつであるスペインを主戦場にしつつあります。ドイツがどう出るか?注目ではあるのですが、いずれにしてもギリシャの再選挙前に何か具体的な行動を取る、ということはないのでしょう。投機筋は安心してポジションを継続できる、という、買い方にとっては嫌な展開が続きそうです。

     とはいえ、経済ファンダメンタルズ、企業業績の見通し、などからしますと、日本はそんなに悪いとは言えません。設備投資も二桁増、これだけの円高にもかかわらず輸出は健闘、企業業績は最終利益予想で今期は5割以上の増益、といった具合です。

     さらに円高が壊滅的な水準にまで進行する、というリスクは皆無ではないでしょうが、そうなればさすがに政府も日銀も動くでしょう。それやこれやどう推移するか?注目しておくべき6月と言えそうです。ファンダメンタルズから見ても、テクニカルから見ても、さすがにそろそろ下げ止まり、と言える局面入りしたことは確かなように思います。予想配当利回りが3%以上の優良銘柄が驚くほど増えています。何もしないで様子見というのも手ですし、買いポジションの余裕を見て買いを入れる、というのも妥当な行動でしょう。

     また、今月の日米両国の中央銀行の金融政策決定会合にも注目です。何らかの「行動に関するアナウンス」があるかもしれません。金融緩和がいつまでも効くとは思えませんが、投機筋の行動に影響を与えることは確かですので。

     しかし、また今年も秋になったら「11月に買って5月に売るという格言があります」、などという書き込みをすることになるのでしょうか?進歩しないものです。

    ○2012年5月の出来事
     ギリシャの再選挙⇒欧州株下落、円高進行⇒日本株大幅下落、米国の景気回復遅れ⇒米国株下落⇒日本株下落、新興国経済成長にかげり⇒円高、日本株下落、JPモルガンのデリバティブ巨額評価損⇒日本の金融株下落、コンプガチャ違法の見解⇒関連株暴落⇒新興市場株全体が下落、などなど、まったく何が起きても日本株は売られる、と見えるのですが、それだけ株式保有構造から来る脆弱さがもろに表面に出てしまっているのでしょう。

     一方で、日本の総合商社による海外資源利権の獲得、穀物流通業者の買収、中国元と日本円の直接取引市場の開始、など、背後に日本の戦略が見える出来事も起きています。また、日本の対外純資産は250兆円を超えて依然として巨額であることも報道されています。

     いろいろな意味で、日本がもっと強くなって欲しいものだとつくづく思います。外交交渉において、政策決定の場面で、財政再建のための政府支出の削減、企業のグローバル市場での活動において、等々。

    5月1日 NY市場で2ヶ月ぶりの1ドル80円割れ
    5月2日 1日NY株、ISM製造業指数を好感して上昇、円は80円台
    5月3日 上場企業、半数超が前期経常増益⇒今期は大幅増益予想
    5月4日 米4月雇用増11.5万人⇒株価下落 フェイスブック時価総額7兆円超、IPO時1兆円規模の調達
    5月5日 米経済雇用増えず⇒FRB追加金融緩和か
    5月6日 仏大統領選オランド勝利、ギリシャ連立与党惨敗
    5月7日 日経平均261円安
    5月8日 丸紅米穀物3位を3000億円で買収
    5月9日 コンプガチャ・ショックが新興市場株に波及、多くの銘柄で株価急落
    5月10日 東電実質国有化
    5月11日 日経平均終値9000円割れ
    5月12日 前日NY株、JPモルガンの自己勘定の多額損失を受け銀行株主導で下落
    5月14日 独首相陣営、西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙で大敗⇒欧州株大幅下落
    5月16日 ギリシャ、再選挙へ⇒欧州株大幅下落
    5月17日 1-3月GDP,実質4.1%増、3期連続プラス、個人消費堅調
    5月18日 H2Aロケット打ち上げ成功 フェイスブック上場、初日出来高1.7兆円
    5月19日 G8、ギリシャにユーロ圏残留を促す
    5月20日 G8閉幕、成長と緊縮の両立を目指すことを確認⇒どうやって?
    5月21日 ギリシャ国内、ユーロ圏残留・緊縮容認派が支持挽回
    5月22日 対外純資産253兆円、2年ぶり増⇒世界最大の債権国
    5月23日 ユーロ99円台に下落
    5月24日 南欧相次ぎ銀行救済へ
    5月25日 4月CPI、0.2%前年同月比上昇
    5月26日 スペイン大手銀、国有化へ⇒金融不安封じ込めに必死
    5月27日 米ドル実効レート、1年9ヶ月ぶり高値
    5月28日 ギリシャ銀行資本不足深刻
    5月29日 新興国通貨軒並み下落、欧州危機で資金流出
    5月30日 日銀2011年度剰余金5290億円、国庫納付金5026億円
    5月31日 長期金利、日米独で急低下 大飯原発、再稼動へ
    6月1日 円急伸、対ドル77円台、対ユーロ95円台
    6月2日 1日米雇用増一段低下⇒NYダウ274ドル安
    コメント2件を表示する 2012/06/03 13:44

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