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  • サークル名:サークル句会

    七月後半のサークル句会は、26名の方に選句のご協力を賜わりました。ありがとうございました。今回の最高点句は、方舟さんの「門火」句が13点句という久々の大量点を集めました。次点は、昇峰の「河鹿」句の9点句でした。両親の齢になってという感慨句はよくありますが、「門火焚く」の斡旋が鮮烈です。これだけの共感を得られたのは、季語の力であり、ここにこの季語を持ってきた作者の力量にあります。次回は立秋を過ぎた8月10日になります。次回もよろしくお願い申し上げます。

    最高点句13点句(◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇)
      72.父母の齢を越えて門火焚く     方 舟
    次点9点句(◎〇〇〇〇〇〇〇〇)
      97.灯を消せば水濃く匂ふ河鹿宿    昇 峰
    7点句(◎◎〇〇〇〇〇)
      04.蟻地獄小窓一つの閻魔堂      昇 峰
      69.七夕の星屑掬ふ露天風呂      麦 秋
    5点句(〇〇〇〇〇)
      52.雫ごと盛りたる籠や茄子の紺    ワシモ
    4点句(◎〇〇〇)
      11.牛蛙鳴きて葭原膨らめり      ごまちゃん
      64.蝉時雨いつしか昭和遠くなる    しょうく
      118.飯噴いて厨の外は青田かな     雪
       (〇〇〇〇)
      20.大夕焼富士の高嶺を低くして    夢追人
      48.この世より彼の世へ続く蟻地獄   panapana
      49.潮騒の通り抜けるや夏座敷     白いバラ
      89.野萱草海をへだてて利尻富士    泥 舟
      111.水脈著き玄界灘や雲の峰     利 明
      129.夜の秋仏の夫に愚痴を言ふ    TOTORO
    3点句(◎〇〇)
      39.雲の峰遠く千曲は県境       市川 滋
      45.校訓は質実剛健雲の峰       TOTORO
      55.松根を掘りし岩山夏の草      苦 瓜
      90.伸びたくて雲にも縋る胡瓜かな   麦 秋
      91.廃坑の有刺鉄線八重むぐら     さんせん
       (〇〇〇)
      12.姥捨の田毎を照らす夏の月     さんせん
      19.遠雷や幼きころの桑畑       市川 滋
      34.喜劇みてちょっと寄ろうかかき氷  ワシモ
      42.結願の札所の寺の花蘇鉄      しんい
      113.峰雲や薩摩に多き烏帽子山    まいるど
    2点句(◎◎)
      41.結願のスニーカー脱ぐ宵涼し    方 舟
       (◎〇)
      93.針の手を止めて風鈴一瞥す     俊 雪
      96.微動だにせぬ白鷺の白さかな    俊 雪
      128.湯畑の柵に凭れて花火かな    苦 瓜
       (〇〇)
      03.網戸して8畳二間風のみち     夢追人
      25.外輪に浮かぶ雲海阿蘇の峰     さんせん
      37.草いきれ乗り棄てられし三輪車   山椒の実
      65.扇子閉ぢ次の一手の定まりぬ    方 舟
      70.溜息に相槌打つや軒風鈴      ワシモ
      73.月見草砂山越しに波の音      チビタンク
      107.真っ白なタオルで包む洗い髪   そよかぜ
      120.屋敷神古びしままや巴里祭    山椒の実
      131.緑陰に埴輪人馬の高き鼻     市川 滋
    1点句(◎)
      10.受付に江戸朝顔の団十郎      雪
      63.清流の川床列ねたる貴船かな    利 明
      117.無人駅風と遊びし赤蜻蛉     panapana
      124.悠久の時の流れや蓮開く     mira
      127.夕焼けの包んでしまう小豆島   白いバラ
       (〇)
      01.蒼蒼と比丘尼の頭夏祓       利 明
      02.網戸して入るる百万画素の風    昇 峰
      09.浮世絵の花火楽しむ江戸美人    panapana
      13.姥百合や背筋伸ばして姸競ふ    チビタンク
      21.送り火の灰後悔の如残る      しょうく
      28.片蔭の筵の上や竹細工       苦 瓜
      43.ケルン建つ眼下に青嶺控えさせ   チビタンク
      47.高野山大講堂の端居かな      苦 瓜
      62.精一杯日々を生き抜く冷そうめん  ごまちゃん
      66.高御堂意志持てるごと蜘蛛の糸   チビタンク
      81.夏草やかって名家の屋敷跡     そよかぜ
      85.夏祭り鳶の頭の木遣り唄      mira
      99.沸々と灼くる大地に声はなし    しょうく
      101.ふりしぼる火玉や線香花火散る   俊 雪
      114.見るからに喜雨に喜ぶ糸瓜蔓    苦 瓜
      123.山寺に猫の寝息や夏籠り      雪
      132.連弾の音符ふわりと黒揚羽     さんせん
      133.老鶯や展望台へ続く道       しんい
    無点句
      05.息ひそめかくれんぼうに蜻蛉舞ふ
      06.板橋の緑蔭風の抜ける径
      07.岩風呂や老鶯の声のびやかに
      08.迂回する道案内や夏祭
      14.海晩夏帆先の校旗ちぎれたる
      15.襟元に悠悠遊ぶ毛虫かな
      16.炎昼をなに急ぎ行く老ひの果て
      17.炎帝に負けるものかの心意気
      18.炎帝の空気吸いこみ決断す
      22.唖蝉のこえ満ち満ちてオスプレイ
      23.おしなべて哀れなるなり蟻地獄
      24.思ふことありて参禅夏薊
      26.形悪しきトマト昔の香りあり
      27.片陰の切れて天水桶二つ
      29.片陰や下校の子らの見守り隊
      30.郭公の声眠たげに朝の明け
      31.葛城の風に吹かれて昼寝覚
      32.かむなびの諏訪湖を覆ふ大花火
      33.翡翠の降下一閃漁れる
      35.義理人情憶すことなき夏燕
      36.銀河鉄道終着駅にて昼寝覚め
      38.草野球先ずは夏草抜く作業
      40.雲の峯にょきにょき育ち象となり
      44.鯉の口開けて喜雨待つ庭の池
      46.香水の香りはみだす夜会服
      50.敷石や並ぶ料亭釣忍
      51.ジグザグに落ちくる滝の怒涛音
      53.七月や朝風焦がす朴葉味噌
      54.しもた屋の破れ簾や深ひさし
      56.暑中見舞時雨蛤たまわれり
      57.諸島ゆく船の底なる帰省かな
      58.白樺の緑蔭に吹く土の笛
      59.酢醤油や亡父偲びつ心太
      60.ステンドグラス夏の日をまくばれり
      61.墨の香の抜けきらぬ指夕涼み
      67.滝壺のいかにも清し今日の鬱
      68.濁流に力満ちたり梅雨晴間
      71.藍浴衣塗下駄はきて君の側
      74.梅雨明けぬ雲隆々とかがやきて
      75.梅雨晴れ間窓といふ窓開け放つ
      76.釣られたる鮎待ちかまへ化粧塩
      77.天平の姫のおたまや木下闇
      78.心太祖母特製の黒蜜で
      79.渡来人の墓山積みに花木槿
      80.謎解きのもはや降参送り梅雨
      82.夏草や記憶の電車一車両
      83.夏の川今朝は中洲の消えてをり
      84.夏の夜や観劇気分は主人公
      86.夏休みリュックにみやげ詰め込みて
      87.凌霄や大島着たる客の来る
      88.泉辺の大樹の木肌撫でてをり
      92.花むくげ今日一日の命咲く
      94.万緑の芯に球場とよもせり
      95.日盛りの伊勢の山気に打たれけり
      98.百年の樹影たわわに百日紅
      100.喜雨を得て珈琲の豆挽いてをり
      102.故郷の同じ空恋ふ花魁草
      103.ふるさとは闇時鳥ほしいまま
      104.豊漁のいなだ跳ねゐる港かな
      105.蛍火やピカソ画流をキンバスへ
      106.法螺吹くは女山伏日の盛り
      108.食卓に丸ごと吊すバナナかな
      109.窓ガラスびりりびりりと大花火
      110.まんじりとせず山小屋の雷一夜
      112.水飲めば直通にして汗の道
      115.民芸の団扇が迎える和菓子店
      116.武蔵ヶ原一期一会夏の雲
      119.揉むたびに神輿傾く中山道
      121.痩せ犬も電信柱も喜雨の中
      122.屋根上の猫を見てゐる夕端居
      125.夕立も突っ走り行く郵便夫
      126.夕立や飛び込むビルに先の客
      130.雷鳴や災害復興はかどらず
      134.老鶯を聴きつ参禅洗わるる
      135.ローカル線飛蝗乗り込む里の駅

    転写ミス、誤字脱字等がありましたらお知らせください。

    選者(選句順・敬称略)

    泥舟 市川 滋 葉子 しょうく そよかぜ 麦秋 俊雪 しんい 
    まいるど 苦瓜 TOTORO mira 方舟 白いバラ panapana ワシモ山椒の実 夢追人 雪 利明 ごまちゃん みき 風花 さんせん 
    チビタンク 昇峰

    未選者(投句順・敬称略)

    secchan(不在/連絡済) 
    コメント26件を表示する 2012/07/22 06:55

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