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  • モデレータの目(2012/8/1)

    ○反発の後は反落
     6月は日経平均で見て5%規模の反発、しかしすぐに反落して7月は4%弱の反落、ということで相場の反発力は弱い、という結論しかないようです。

     依然続く欧州金融不安⇒円高、加えて中国景気の鈍化、ということで株価に下押し圧力が掛かっている、という解説なのでしょうが、期待のサマーラリーは訪れず、夏枯れ状態となったということでしょうか。

     株式市場は、欧米そして日本の金融政策の行方を待っているという状態になっているのかもしれません。

     7月の各株価指数等の騰落は次のとおりでした。

    日経平均    9006円 ⇒ 8695円 -3.5%
    ジャスダック平均  1336円 ⇒ 1307円 -2.2%
    NYダウ     12880ドル ⇒ 13008ドル +1.0%
    ナスダック   2935ポイント ⇒ 2939ポイント +0.1%
    円ドル     79.86円 ⇒ 78.14円 -2.2%円安

     円高の分を計算に入れますと、「ドル建てで見れば」日経平均もそんなに下げているわけではない、とは言えるのでしょうが、相変わらずの為替連動ぶりで、何とも主体性のない話です。

     もっとも、円高⇒輸出企業の収益悪化⇒株価下落、といった現象が起きている割には、日経平均、トピックスなどの指数の動きはけっこう底堅いという印象もあります。下げに対する抵抗力は着いて来ているのかもしれません。

     8月は上旬の欧米日の金融政策のアナウンスに注目が集まります。「何でもする」と宣言した欧州がどう出るか?企業業績に陰りの見られるアメリカがどんな手を打つか?そして、わが日銀がどう対抗するか?

     金融政策面で好感するようなアナウンスがあれば、ほんのちょっとはサマーラリーらしき動きは出る可能性があるのではないか、といった感じはします。(そしてその後にまた、11月に買って・・といういつもの「相場格言」を持ち出すことになるような相場下落があるのかもしれないな、という感じもしますね。)

    ○2012年7月の出来事
     日本企業の海外における企業買収の活発化、邦銀のアジアにおける貸出シェアの拡大、等々、円高の活用、欧州不安を受けて相対的な日本のプレゼンス向上が見られます。しかし、そういう動きを株式市場が評価する、というところまでは至っていないようです。

     アメリカは相変わらず、景気の鈍化と金融政策発動期待が交錯しているようです。足元の企業業績はやや陰りが出ている、といったところです。8月の連銀の政策に注目が集まる所以です。

     欧州金融不安はかなり深刻化しているのですが、7月下旬にはスペインの国債利回りが急騰、これに慌てたということなのでしょうしょうか、欧州中銀総裁、独仏伊の首相が相次いで「ユーロ圏を守るために何でもする」発言⇒欧州株価急反発、ユーロ値戻し、の動きとなっています。今後具体的にどんな施策が打たれるか注目です。

     日銀も来週には金融政策決定会合を開きます。政府から送り込まれた「金融緩和積極論者」と見られる二人の新委員が加わることで、日銀の政策とそれに対する市場の反応がどう変わるか、こちらも大いに注目です。

     国内不動産の売買が少し活発化、というニュースが目を引きました。REITが購入している、という報道ですが、31日に閣議決定された日本再生戦略の中でもREIT市場の拡大が政策目標として挙げられており、ちょっと注目すべき動きなのかもしれません。

    7月2日 民主党分裂、小沢新党への期待盛り上がらず
    7月3日 日本企業のM&A、22年ぶり最多
    7月4日 IMF、米成長率予測を下方修正
    7月5日 アジアの貸出シェア、邦銀3%に拡大
    7月6日 ECB0.25%利下げも株価軟調、米雇用6月8万人増、3ヶ月連続10万人割れ
    7月7日 英銀の金利不正操作疑惑拡大
    7月8日 経常収支悪化戻らず⇒円安材料に
    7月9日 5月機械受注前月比14.8%減⇒株価下落
    7月10日 街角景気6月も悪化、3ヶ月連続
    7月11日 水産物高値、各国奪い合い
    7月12日 日銀、金融政策ほぼ据え置き
    7月13日 中国4-6月成長率7.8%で8%割れ
    7月14日 電力各社、発送電分離を容認へ 独仏で国債マイナス金利
    7月15日 LIBOR操作業界ぐるみ、当局2008年頃把握も放置
    7月16日 若年失業率、20年で2倍、シニア現役延長などで
    7月18日 インテル4%減益
    7月20日 BMW、トヨタと提携拡大
    7月21日 不動産の売買復調、金利低下で投信が取得
    7月23日 スペイン国債利回り急騰⇒世界株価急落
    7月24日 南欧不安でユーロ下落一時94円台前半 シャープ4-6月期1000億円の最終赤字
    7月25日 日銀副総裁、追加緩和ためらわず、と
    7月26日 ユーロ圏守るとのドラギ発言で欧米株上昇、ユーロ急反発
    7月27日 独仏首脳、ユーロ圏維持に向けた声明発表⇒欧米株急騰
    7月28日 ECB、欧州金融安定基金(EFSF)、欧州安定メカニズム(ESM)など協調してスペイン・イタリア国債買い入れか
    7月29日 南欧債務不履行でも邦銀への影響限定的、与信少ないと
    7月30日 日経平均8600円台回復
    7月31日 東電国有化完了 日本再生戦略閣議決定
    コメント2件を表示する 2012/08/01 22:56

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