スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス


  • モデレータの目(2011/8/5)

     ドラギ欧州中銀総裁の「何でもする」発言後の反発が尻すぼみで終わりそうになったのは、「何でもする」のに「条件がある」と言い出したから、といった感じですね。

     何でもするが、政治家が一致団結してくれないと・・とでも言うところでしょうか、例えば、欧州金融安定化システムを強化して「銀行免許を与える」構想にもドイツから待ったが掛かっています。ドイツは何か起きると憲法違反の訴えが起きて裁判所の判断が出るまで事が進まない、となるのですが、金融危機対応もそのようです。

     ドラギ欧州中銀総裁は、米系証券会社出身ですが、中央銀行のやれることには限界がある。やれることは何でもやるが、政治家がもっときちんと対応しないと金縫危機からの脱出は難しい、まあそのとおりなのでしょう。

     政治と金融当局の「不一致」に投機筋は大喜び⇒空売り急増⇒株価急落、となっていまったわけですが、金曜日の米雇用統計で新規雇用者数の増加が空売り筋にはご「誤算」だったのでしょう、予想は10万人割れ、実際は16万人増加⇒売り方の買戻しで株価は急反発、となっていました。

     さて、それらを受けて今週の日本株は?大方の想定は、多少の戻りはあるものの、日経平均で8700円台くらいへの戻りが限界、といったもののようです。

     円高⇒日本のエレクトロニクス産業の抜本的変革、となりつつあり、その過程で落ちこぼれる(かつての)優良企業が出るのは必至、ということで株価調整が進行していますので、そうした銘柄の株価下落を考えますと、確かに日経平均9千円がかなり遠い感じはします。

     メインシナリオとすれば「多少の戻り」を想定しておく、というところでしょうか。

     ただし、今週木曜日、金曜日の日銀金融政策決定会合と、消費税増税法案の行方には注意しておくべきかと思います。前者については、ポジティブ・サプライズが出て来る(かすかな)可能性があり、買い方としては大きな期待を持っているはず、といった観があります。後者については、三党合意にもかかわらず法案を成立させることができない、となれば政局の混乱は避けがたく株式相場にも悪影響を及ぼす恐れがあるでしょう。

     けっこう相場の変動幅が大きくなっていますが、大まかに見れば当面の下値の確認局面にあるといった見方をしておけば良いのかも知れない、そんな気もします。
    コメントする 2012/08/05 18:44

    株式あれやこれや 株の談話室のイメージ

    株式あれやこれや 株の談話室

    サークル
    オフィシャル
    誰でもフォロー可