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  • モデレータの目(2012/10/21)

     先週は日経平均が月曜日から金曜日まで5連騰(今年3月13日~19日以来で今年2回目、4連騰は割りとあるのですが、5連騰となりますとけっこうまれです)。一週間で日経平均は468円の上昇を見せました。

     米国株が上昇したこと、中国の景気が底打ちしそうなこと、日銀が10月30日の金融政策決定会合において追加金融緩和を決定しそうなこと⇒円安、といったことが買いの材料とされていました。

     一方で、ジャスダック平均は一週間でわずか1%の上昇、こちらは目下発表が本格化を迎えつつある企業業績において今年度の中間決算が思わしくなさそう、ということを反映しているようです。

     加えてマザーズ指数を見てみますと、一週間で4.9%の上昇でまずまずといったところです。マザーズ市場は今年はけっこう不振でいまだに年初の水準を大きく下回っています。個人の市場参加者の市場離れを如実に示しているわけですが、山中教授のノーベル賞受賞をキッカケにバイオ関連銘柄が大きく上昇するなどして、個人の市場参加者の関心を集めるようにぼつぼつなって来たのかもしれません。

     総じて、企業業績の低迷が不安視される中、日銀の追加金融緩和期待などを支えに日経平均はやや人工的に買われた、という相場付きだったのでしょう。

     日経平均については、先物主導で人工的に動くというのは今に始まったことではなく、投機筋+業者によって相場操縦に近いことが行われて来たのは事実なのでしょう。

     この数年は、日経平均連動の仕組債が一部の金融機関では販売の主力商品化しており、そうした商品の設定とノックイン、ノックアウト(仕組みの終了)に絡んで日経平均先物が人工的に動くという印象があります。

     先週末の米株を見ますと、このところ企業業績を反映して動いている相場の中でやや警戒的な動きが出てNYダウで205ドルの反落となっています。米企業の業績は伸び率が鈍化、または減益傾向が増加しており、常識的には株価には警戒、ということなのだろうと思います。

     企業業績については日本も同様ですし、日本の場合政局が不安定なこと、対中・対韓の情勢が不穏なこと、などを考え合わせますと、日銀の追加金融緩和⇒円安、という支援材料はあるにしましても、日経平均9000円より上では要下落警戒、というのが妥当な見方ではないか、と思われます。

     11月に買って5月に売る、という戦術が有効かもしれない、として来たわけですから、相場全体とすれば日経平均9000円超では様子見優先ということになろうかと思います。
     
     ただ、今年前半で不調そのものであったマザーズ市場の銘柄などについて見ますと、少しずつ個人の市場参加者の資金流入が増えているのかもしれない、という点は注目しておいて良いのかもしれないと思います。

     前述の山中教授ノーベル賞受賞関連の銘柄についてはすでに上昇一服と思われる銘柄がほとんどになってしまったのですが、株価チャートの動きを見ますと、動意を見せ始めている、といった感じのものも多く見られます。例えば、1711省電舎、3788GMOクラウド、4308Jストリーム、4751サイバーエージェント、などの銘柄ですが、短期的なトレーディング買いの候補とされるかもしれない、と思わせる動きではあります。

     いずれにしましても、来週火曜日(10月30日)の日銀金融政策決定会合に向けての株式相場の反応については注目して見て行く価値があることは確かでしょう。
    コメントする 2012/10/21 15:35

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