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  • モデレータの目(2012/11/17)

     企業業績の下方修正、米国株下落などで軟調だった日本株は今週木金で一気に値を戻し、今年5回目の日経平均9000円台回復を果たしています。

     要するにボックス圏内の動きの中で底割れすることなく推移し、またボックス圏の高い方に戻ってきた、ということですが、もちろんその動因は、わが国の政策変更(おそらくは政権交代によって)への期待(買い方からすれば期待、売り方からすれば警戒)です。

     企業業績については、上場企業全体で今期減益、といったことにはならないようですが、それでも相次ぐ業績下方修正ですでに市場平均の予想PERは東証1部で14倍強、ジャスダックなどで12倍ほどに上昇してしまっています。割安というキーワードは使いづらい水準にまで上がって来ています。

     ずいぶん前から、今年(から来年初夏辺りまで)の数ヶ月スパンのトレーディング戦術として「11月に買って5月に売る」ということを書いて来ました。そうした観点からしますと、ここからの動きは多いに注目すべきものとなりそうです。

     政策の変更があれば、具体的には大幅な金融緩和が実施されれば、という意味ですが、円安⇒輸出採算の改善⇒輸出企業の収益好転⇒日本経済の底上げ⇒株価全体の上昇というシナリオが描ける、というわけでしょうが、円安にはマイナス面もありますから、そう簡単に行くわけではありません。

     冷静に考えれば、政策変更によってもたらされる最大のものは「市場マインドの変化(好転)」というものでしょう。具体定期には「需給の改善」です。

     これまで日本株と言えばとにかく売りで取れば良い、と考えていた市場参加者が減って、ひょっとすると買いで取るべき市場になるのかもしれない、と思わせる効果が政策変更(政権交代)にはある、というわけです。

     多分それがありそうなことなのでしょう。で、そうであるとして、どの辺りの株価水準までなら上昇できるのか?

     判断の難しいところですが、おそらく日経平均で何とか一度くらいは1万1千円を超えるくらいはあるかもしれない、という風に想定することができるのではないかという気がします。一昨年の春の高値をクリアするか、位の水準は可能ではないか?といった感覚です。

     それ以上となりますと、企業業績(=ROE)が相当に向上しないと持続は無理、と言わざるを得ない、そんな感じですね。

     とはいえ、仮に、日経平均がこの辺りから、あるいは少し今より下辺りを買い場(11月の買い)として、来春~来夏に1万1千円を超えるところまで上昇するとしますと、ここから20%強上昇する計算になります。買いで儲けようと考えるに十分な上昇期待ではあります。

     さらに個別銘柄で考えますと、例えば、円安⇒輸出関連の優良株上昇、というシナリオをで、個別銘柄では30%とか50%上昇する銘柄も多く出て来るでしょう。そうした銘柄を狙うという手が有力になるはずです。

     それから、可能性としては低いでしょうが、多少景気の先行きに明るさが出た段階で、多くの企業で合併や統合といった前向きの(株主から見て)動きが出て、将来の収益力向上期待が高まる、といったことがあれば、ひょっとすると、日経平均が1万1千円を大きく上回る局面が到来するかもしれない、といったこともなくはないだろうなとい気もします。

     そうなれば、現時点の日経平均9000円から見れば、30%とか40%上昇する話ですし、そうした上昇が起きる時はたいてい、上昇の最終段階で日経平均が1ヶ月で1000円以上上昇する、といったことが起きるものです。そうした相場があれば、これは面白いの一語に尽きます。(ちなみに、日経平均が1ヶ月で1000円以上上昇、という相場は2009年12月以降ありません。)

     それから、そうした上昇相場ではまた、たいてい、上昇の初期にも大きな上昇幅を見せるものです。例えば、2009年の4月も日経平均は1000円以上上昇し、その後の4000円幅の上昇相場の起点となっています。

     いずれにしましても、ちょっとした正念場という気持ちで相場を見ておくと良いかもしれません。
    コメントする 2012/11/17 13:30

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