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  • モデレータの目(2012/12/9)

     「安倍トレード」という言葉が使われるようになっています。これまでの「円買い・日本株売り」のポジションの解消、新たに組むのは「円売り・日本株買い」といったのが安倍トレードの典型です。

     民主党政権⇒自民党政権⇒金融緩和⇒円安⇒日本の輸出採算の好転⇒日本株上昇、という読みによるもの、というわけです。

     新聞報道によれば、日銀は政権への自民党の復帰を睨んで年内にも金融緩和を拡大するかもしれない、とのこと。日銀が本当に「中央銀行の独立性」を言うのであれば、政権が変わるからといって政策を変えるのでは情けないだろう、となるのですが、とにかく「円高」が諸悪の根源、ということで、日銀の政策には批判が多いことは確かなようです。日銀が生贄にされかけている感もありますが、現在の経済情勢からすれば日銀が金融緩和を強化し、例えば外債を買うといったことをする、というのはかなり有力な選択肢のひとつなのでしょうね。

     安倍トレードが選挙前だけで終わってしまうのであれば、例えば日経平均で見て1万円くらいになればそれで終わりとなる程度なのでしょうが、選挙後も期待が持続するとなれば、来春~来夏にかけて相場の一段の上昇が見込めるでしょう。買い方からすればそれを期待するところだろうと思います。私もどちらかと言えばそちらに一票、という感覚でいます。

     先週の株式相場は小幅の上伸でした。日経平均は週間で0.9%の上昇、他の指数もおおむね同じくらいの上昇率でした。売り買いが拮抗しつつあることを示しているのでしょう。

     そうした中で、森を見ず木を見る、といった感覚の個別物色の流れが多少出て来ているように見えます。何か目立つ「テーマ」に乗って銘柄が物色されるといった感じではまだないのですが、自民党復権⇒建設株、相場が暖まりつつあるということで低位株、これまで下落し続けて来た銘柄(の反発、シャープ、東電などが典型)、過去に高値の相場を見たことのあるIT関連株とかバイオ関連株、などの中に物色されるものが出ているようです。

     相場全体は小幅の上昇でしたが、先週1週間で二桁(10%以上)の上昇率を記録した銘柄は以下のようにかなりの数になります。

    東証一部   54銘柄
    東証二部   13銘柄
    ジャスダック 25銘柄
    マザーズ    9銘柄

     相場全体が上昇⇒売り買い拮抗で上昇鈍化⇒周辺銘柄に買いが回って上昇、といったことはよくあることです。周辺銘柄の上昇で相場全体の反落が小さくなり、しばらく時間が経過してから再び相場全体が上昇、となれば、上昇相場の規模が大きくなる、ということになります。今回がそうなるかどうか、まだ分かりませんが、そうなりそうな感じはします。

     手持ちの銘柄の相場が上昇して評価益状態になればなったで、今度は利食うか持続か?でけっこう悩んだりするものです。利食わないでいると数週間後には元の木阿弥という銘柄も多いのですから当然ですが、現時点の判断とすれば、株価が上昇して来ても依然として割安といった銘柄は持続方針、割安観はないがとにかく株価は上がった、といった銘柄が利食い優先、といった基本方針でいれば良いのではないかと思います。

     もうひとつ、物色が広がりを見せているということからしますと、短期のトレーディング買いのチャンスがあるということでもあります。そんな相場付きがしばらく続くのではないかという気がします。
    コメント2件を表示する 2012/12/08 23:24

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