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  • サークル名:サークル句会

    十二月のサークル句会は、投句された24名全員が選句にご協力くださいました。ありがとうございました。今回は、昇峰の「年の暮」句が8点の最高点句、次点句は泥舟さんの「寒卵」句で6点句でしたが、うち4点が特選であり、実質では最高点句に勝るとも劣らない佳句でした。次回は2013年の新年を迎えます。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

    最高点句8点句(◎〇〇〇〇〇〇〇)
      61.捨てられぬもの亦増やし年の暮    昇 峰
    次点6点句(◎◎◎◎〇〇)
      30.寒卵ぽつりと語る予後の事      泥 舟
       (◎〇〇〇〇〇)
      23.活断層の上にありても麦を蒔く    方 舟
    5点句(◎◎〇〇〇)
      39.狐火を見てより道を迷ひけり     昇 峰
       (◎〇〇〇〇)
      09.一個だけ逆さに浮かぶ柚子湯かな   ワシモ
      10.浮寝鳥波間の月を褥とす       夢追人
      44.古希跨ぐ五年日記を購へり      利 明
    4点句(◎〇〇〇)
      38.北塞ぐ合掌村の蚕部屋        さんせん
      86.芭蕉より一茶が好きで烏瓜      麦 秋
      95.吹き晴るる海の青さや枯岬      昇 峰
       (〇〇〇〇)
      94.ひととせを悔いなく生きて日記買ふ  さんせん
      96.冬ざれて風あるところなきところ   すいきょう
      99.冬ぬくし故郷つなぐ同窓会      そよかぜ
    3点句(◎〇〇)
      24.紙漉きの乙女の指は薄茜       麦 秋
      93.刃物屋の胡坐語りや年の市      ワシモ
      111.虎落笛夜通し攻める登り窯      苦 瓜
       (〇〇〇)
      22.肩組んで軍歌で終る年忘れ      さんせん
      48.これもまた先送りして年用意     市川 滋
      49.サーカスの果てて広場の虎落笛    葉 子
      77.研ぐほどに指で確かむ冬の月     ワシモ
    2点句(◎〇)
      45.孤高なる富士凛として帰り花     あっさむ
      63.大仏の掌なる寒雀          利 明
      88.初空や東京駅舎に鳩の群       panapana
       (〇〇)
      05.化野の夜語り果てぬ冬座敷      利 明
      07.生き方は人それぞれよ年忘れ     mira
      14.大まかに鱈のぶつ切り漁師鍋     しんい
      15.オリオンの西に極まり夜警明け    ワシモ
      21.数へ日や硬貨二枚の米を搗く     苦 瓜
      31.寒椿鯨潮吹く甲の浦         苦 瓜
      47.子どもらの作りし稲のしめ飾り    secchan
      50.賽銭のコトリと落ちて冬温し     mira
      60.雀群れ賑やかがよし十二月      すいきょう
      66.滝跡の筋を残して山眠る       葉 子
      75.冬至粥看取りし母の背を起こし    さんせん
      90.裸木や月耿耿と信濃かな       利 明
      110.無口でも二人の阿吽雑煮膳     み き
      112.虎落笛古戦場の空青し       panapana
    1点句(◎)
      01.愛犬の日々を連ねて日記果つ     方 舟
      42.口ぐせのふと独り言冬銀河      み き
      102.風呂敷の結び目確かと節料理     麦 秋
      120.竜の玉籬の裾を点しけり      しんい
       (〇)
      03.明日香には曾祖母眠る山眠る     麦 秋
      12.老い隠す派手目なマフラー医者通ひ   泥 舟
      20.数え日の厨に明り夜もすがら     風 花
      25.鴎鳴く不漁の海や冬ざるる      昇 峰
      26.枯れ菊やかって賑わう塩の町     そよかぜ
      28.寒鴉羯諦羯諦法然院         利 明
      29.寒鴉一声啼きぬ葬の列        しょうく
      33.関東の土の色して空つ風       方 舟
      36.喜寿迎え思い新たや賀状書く     夢追人
      53.仕事終へ柚子一つ浮く仕舞風呂    泥 舟
      56.十五年先の美人と柚湯かな      山椒の実
      58.白鷺のつと飛び立ちぬ枯河原     しょうく
      64.大仏や肩丸めおり木の葉雨      あっさむ
      84.ねんねこや幾山越えて五木村     ワシモ
      89.初冬や西に流れて島暮らし      まいるど
      92.憚らず塔婆で焚火する小僧      夢追人
      104.頬に血をつけて帰る子空つ風    まいるど
      108.身の内の塵を落して除夜の鐘    俊 雪
      109.無気力にあらず無力や頬かぶり   風 花
      117.余生なほ旅を棲家に枯葎      しょうく
    無点句
      02.足場とれ広さのもどる年の暮
      04.愛宕山水尾の里に柚子香る
      06.荒海にもまれ出世となりし鰤
      08.潔く生くるは難し霜柱
      11.園児等を送る親達息白し
      13.踊り子の電車に揺られ寒椿
      16.開演の前の咳きあちこちで
      17.加賀の湖白鳥親子睦ましく
      18.かしづくや低き山茶花咲きそめり
      19.賀状書く白寿の恩師より始む
      27.枯こだま又三郎のこゑかとも
      32.寒灯が斜面にすがる七曲り
      34.義士会や墓所混み合へる泉岳寺
      35.喜寿と古希金婚祝う除夜の宿
      37.北風におされて帽子とられけり
      40.切支丹処刑の史碑や冬将軍
      41.吟詠は白居易の詩寒茜
      43.格子戸を漏れ入ル冬の陽射しかな
      46.五体の骨こきこき鳴りて冬至の湯
      51.叫びても谺還らぬ枯木立
      52.笹鳴や自慢の喉を封印す
      54.漆黒の夜の静寂虎落笛
      55.霜雫解けし彼方に槍穂高
      57.十二月八日意外と静かなり
      59.診察券数へなほして年用意
      62.対岸に届け吟声息白し
      65.鯛焼きの尻尾まで詰む餡ぬくし
      67.達筆も途切れ途切れの年暮るる
      68.茶の花や父の形見と育ており
      69.直立の欅枯木の寡黙なる
      70.積みし本しばし差しこむ冬日かな
      71.鶴亀を脇に並べて初の市
      72.石蕗や江戸の出格子見て歩き
      73.吐息して二上山の眠りけり
      74.冬瓜の朱塗りの碗に透けにけり
      76.当落に悲喜こもごもの師走かな
      78.歳の市花売り娘大笑窪
      79.年の暮鍼灸術に身をゆだね
      80.年の暮ホール揺るがす第九かな
      81.南天の葉音かそけき冬の雨
      82.何の夢か思い出せずに虎落笛
      83.値踏みしてまだまだと年の市
      85.昇り竜とはなれず辰の年の瀬
      87.初霜や降りて芋の葉枯らしけり
      91.華やかに彩を振りまき山眠る
      97.冬蝶の木漏れ日に翅半開き
      98.冬の河保津川くだりふね一艘
      100.冬バラや過疎に待たれし嬰産まる
      101.冬もみぢ見透かす先の一軒家
      103.プリントの門松と来るピザちらし
      105.頬に手をあてて咳する子のいと
      106.まあ此処に鳥の目逃れ実南天
      107.マスクの子エスカレーター駆け上がり
      113.木蓮の花芽の尖る明けの空
      114.悠久の「金」見直さる年の暮
      115.柚子二つ香り浮かせし風呂至福
      116.湯豆腐に酔ひの移るや梯子酒
      118.読み耽る新興俳句草城忌
      119.夜の街君と闊歩す息白し

    脱字・誤字等がありましたらお知らせ下さい。


    なお、誤記脱字等がありましたら、お早めにお知らせください。

    選者(敬称略)

    あっさむ 葉子 泥舟 市川 滋 secchan 麦秋 mira しんい
    そよかぜ panapana ワシモ しょうく まいるど 方舟 夢追人 俊雪苦瓜 すいきょう 山椒の実 みき 利明 さんせん 昇峰 風花 


    コメント24件を表示する 2012/12/23 11:02

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