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  • モデレータの目(2012/12/24)

     先週の株式相場は、日経平均が週間で2%したものの、ジャスダック平均やマザーズ指数は小幅の下落、日経平均も週末にかけて反落を見せていました。円ドルレートも84円台に乗せてからは下落一服となっていました。

     11月の近いうち解散⇒自民党圧勝、と1ヶ月強の上昇相場を見たわけですが、そろそろ数週間スパンの調整局面があってもおかしくないかもしれない、といった局面に差し掛かったのかもしれません。

     もちろん調整はないかもしれませんし、続伸となるかもしれませんが、常識的には今週~来週、と言いますか、年末・年始と少し様子を見て調整が小幅で済むなら来春~来夏の上昇相場に期待できるかもしれないと読む、とか、いろいろ作戦を練る期間なのでしょう。

     解散⇒総選挙⇒自民党政権復帰(へ)という中で、いくつかの「変化」が市場に認知され、それが株価上昇の原動力となったことが見て取れるのですが、大きなものを挙げるとしますと以下のようになるでしょう。

    1)コンクリートからヒトへ、から、国土強靭化へ ⇒ 建設株、建機株、の上昇

    2)金融緩和の強化(日銀法改正辞せず) ⇒ 不動産株、金融株、の上昇

    3)デフレ脱出対策(円高修正) ⇒ 輸出関連株、優良株、の上昇

     というわけで、ほぼすべてのセクターの株価が上昇する局面となって日経平均は1万円超えを示現しました。

     買いをリードしたのが海外勢で、先物主導、指数主導の上昇であったことも特徴でしょう。上昇の特に初期の段階では売り方の買戻しが上昇をリードした、と思われますが、その大半は海外の投機筋の売りポジションの解消であったと見られます。

     そうした動きが一段落してここからしばらくは相場が落ち着く、あるいは利食い売りが優勢となれば反落局面となる、と言えるかもしれません。

     年末・年始で日経平均が4~5百円くらい調整して、その後3月~6月に向けて、日経平均1万2千円超えくらいの水準の上昇相場があれば理想でしょうね。

     現時点で、東証一部の予想PERは16倍ほど、PBRは1倍を若干上回ったところです。予想PERからしますと、けして割安とは言えません。日経平均1万2千円の相場を見るためには、来期の企業業績が30%とか40%の増益になる必要があるでしょう。そういう見通しが立つかどうか?難しいところですが、アメリカ景気が何とか上昇に向かい、中国景気も立ち直り始める、その中で円が円高から円安に修正される、ということであれば、3割、4割の増益はそんなに難しくはないのかも知れません。そうした見通しが出て来るのが来年初~初夏辺りでしょうから、そうなるかどうか大いに注目しておきたいと思います。

     需給で見ますと海外勢のポジションが気になるところです。このところの上昇で売り方の買戻しが進んだと見られますが、それは同時に買いポジションが相対的に重くなったということでもあります。相対的に重くなった買いポジションがどこかの反落局面で解消されて軽くなって次の上昇の買いエネルギーに置き換わるということが起きることが望ましいのですが、それがどうなるかどうか、この点も注目しておくべきところでしょう。

     今年は年末・年始の休日が長くなります。こうした年は得てして年末・年始に為替相場が荒れることが多いものです。今年はあるとすれば、大きく円安に振れるということなのでしょうが、これは年末・年始で株式相場が休場の時の楽しみとして見ておくことにします。
    コメント2件を表示する 2012/12/24 17:35

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