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  • モデレータの目(2013/1/5)

    謹賀新年、

     今年の大発会は近年にない晴れやかなものでした。東証と大証が統合されてJPX(日本取引所グループ)となり、大発会恒例の女性職員の振袖姿もひときわ華やかでした。(今年は彼女らの着る振袖を京都きもの友禅が提供したとのことでした。高額の着物だったのでしょうね。)

     大幅高で大発会を終えて、ひょっとすると大発会寄り付きがしばらくの小天井になるかもしれない、という思いすらいだくほどではありましたが、何はともあれ、過去数年とは明らかに違う雰囲気でしたね。

     円安はもろ手を挙げて賛成とは行きませんが、株高は(そのうち企業収益の好転が伴う、という条件付であれば)大歓迎でしょう。

     毎年いただく知り合いのジャーナリストのNさんからの今年の年賀メールにはこんなことが書いてありました。

    「・・・昨年も米国だけでなく、色々な国でも多数の番組取材に関わらせて頂きました。特に原発関係は思い出に残るものです。

     米原子力委員長だったヤツコ博士。取材で親しくなったのですが、「日本のために来て下さい」とお願いしたら快く1週間来日してくれました。一緒に福島に行って地元の人々の声を聞きました。浪江町の話では、彼らの体験を通訳しながら、涙が出ました。」

     また、こんなことも書いてありました。

    「そうそう、10数人の専門家をインタした「日本国債」のNスペが少し前に放送になりました。」

     私は返信にこう書きました。

     「日本国債」は私も視ました。おそらくこれからも何度も取り上げるべき主題になるのだろうと思います。

     私としては、先進国、特に米国との比較を分析した番組を視たいと思っています。

     例えば、中央銀行の資産における「現金」の役割の違いとか、日本の住宅ローンは総額で80兆円くらい、米国は1200兆円くらいあり(数字は正確には確認が必要ですが)、国公債の残高は、日米ともに1000兆円くらい、という状況で、どういう判断をするべきなのか?

     判断の基礎として、私は「信用」、「流動性」、「支払い能力」の3つの視点が重要と思っているのですが、それぞれを分析したときに、日本はどうなる可能性と恐れがあるのか?恐れがあるとすれば、なすべき対策(個人がすべきこと、と、国などがすべきこと)は何なのか?
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     何を恐れるべきであり、何を恐れてはならないのか?有効な対策は何なのか?Nさん(ら)が、すぐれた報道番組を制作してくれることを期待しているところです。

     ところで、今年の年賀メールはこんな感じだったのですが、昨年の私の彼への年賀メールは以下のようなものでした。

    「2012年 新春、あけましておめでとうございます。

    こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします。

     ご指摘のように、日本人はけっこう大丈夫な国民ではないかと思わせるものはあるのですが、こと経済と資本市場、株式市場に関してはなかなか安心できません。

     社会主義的な空気が強く、強いものに思い切り強くなってもらうおかげで、全体のかさ上げができて、ひいては弱いものにも恩恵がある、という発想はどうも嫌いなようですね、日本人は。

     資本主義社会に格差はつき物ですが、とはいえ共産主義がもつ陰湿で悪質な較差よりはマシ、というのが私の感覚です。

     高額所得者への増税が今行われていようとしていますが、格差是正(所得の再配分)という観点から、受け入れるべき政策でしょう。増税は誰でも嫌ですが、高額所得者が納税を嫌がるようでは情けない話です。

     消費増税も受け入れるべきだ、と多くの日本人が考えています。こうした点は、日本の将来に希望を抱かせる動きでしょう。

     しかし、法人税の減税は十分に進みません。(注:去年春に一部減税を実施しました。)

     経済において付加価値という金の卵を生み出す存在である企業から高い税を取るというのは、言わば金の卵を産むアヒルを焼き鳥にして食べているような話です。金の卵を最大限生み出してもらう。税金は、金の卵を産むアヒルから給料をもらっている人たちや、配当金を受け取っている株主からもらう、という方が合理的で効率的なはずなのに、一部のひとたちは気に入らないようです。

     株価について言えば、もうどうしようもない低位に落ちこんでいますから、上がらないはずはない、と思います。ただし、企業が株主の利益のためには金輪際働かない、と決意しているとすれば、どんなに低株価でも買うわけには行きません。

     去年のオリンパス事件は大ショックだったのですが、あれほどに経営陣(経営トップ)が株主を無視した経営をするとは、まさに唖然としました。

     いろいろ大変なことが続く今年になりそうですが、日本人と日本社会と企業がしっかりしていれば何の問題もないでしょう。

     そうなることを期待しているところです。
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     読み返してみまして、去年(2012年)の晩秋~年末に起きた変化はまさに劇的なものだったのだ、と改めて思ったしだいです。

     多くの変化が期待できるようになっています。企業が収益を向上させること(経営者が力量を発揮する)ことを願っています。

     今年もどうぞよろしくお願いします。
     松下律
    コメント2件を表示する 2013/01/05 15:07

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