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  • モデレータの目(2013/2/1)

    ○個人資金が流入
     1月も株式相場は続伸しました。日経平均は月間で7%の上昇、上昇はこれで6ヶ月連続です。

     先月12月の振り返りで、日経平均は10%上昇したもののジャスダック平均、マザーズ指数の上昇率が3%強に留まっており、日経平均の上昇が先物主導であったことを示しているとコメントしました。

     それに対して1月相場では、日経平均の上昇率7%に対して、ジャスダック平均は11%上昇、マザーズ指数に至っては月間で31%もの上昇を示しています。(マザーズ指数は月間の高値で見ますと実に5割もの上昇を示していました。)

     ジャスダック市場や、マザーズ市場では市場をリードする市場参加者は「個人」です。ジャスダック平均、マザーズ指数の大幅上昇は、市場に個人資金が流入(それもかなり投機的に流入)したことを示しています。マザーズ市場では「バイオ関連株」などが乱舞といった感じで、感覚的に「活気のある相場」になりつつあります。

     1月の各株価指数等の騰落は次のとおりでした。

    日経平均    10395円 ⇒ 11138円 +7.1%(6ヶ月連騰)
    ジャスダック平均  1413円 ⇒ 1576円  +11.5%(上昇に弾み)
    マザーズ      404ポイント ⇒ 531ポイント +31.4%(バイオ関連銘柄などに個人資金流入)
    NYダウ     13104ドル ⇒ 13860ドル +5.8%(史上最高値に接近)
    ナスダック   3019ポイント ⇒ 3142ポイント +4.1% (企業業績順調)
    上海総合 2233ポイント ⇒ 2385ポイント +6.8% (続伸)
    円ドル     86.02円 ⇒ 91.17円 6.0%円安(円安継続)

     世界的に見ましても株価は堅調推移を示すところが多くなっており、日本株の上昇トレンドも今しばらくは続く可能性が強そうだ、という感じはします。アベノミクス相場がいよいよ本格化、といった雰囲気になる可能性もあるでしょう。

     為替の円安と株価の上昇が連動、という関係はまだ続いているのですが、今後について見ればそれほど円安にならなくても株価は上昇という局面も見られるようになるのかもしれません。

     日経平均の月間上昇の連続記録を見ますと、1月で6ヶ月連騰なのですが、この6ヶ月連騰は2009年3月から8月までの期間で記録(その間の上昇率39%、リーマン・ショック後の回復相場でした)して以来のことです。その前を見ますと、2005年の5月から2006年の1月まで9ヶ月連続の上昇を記録したことがありました。(その間の上昇率51%、小泉政権の後半の上昇相場です。)

     今回の上昇相場が、どの程度続くかは予想の難しいところですが、アベノミクスへの期待感が衰えていないということを考えますと、2005年5月~2006年1月の上昇局面に匹敵する上昇相場になる可能性もあるのかもしれません。(買い方として、そうした上昇に「賭ける価値はありそうだ」という意味です。ただし、カンカンの強気になってレバレッジを思い切り掛ける、などということは法度ですが。)上昇率が当時のように50%くらいになると想定しますと、日経平均は1万2500円~1万3千円くらに到達するといった程度になります。

     感覚的な話ですが、現時点の株式相場は「かなり熱気を帯びて来たがまだ過熱というほどではなさそう」といったところではないでしょうか。(もちろん上昇局面はいずれは終わる、ということは確かですが。)

    ○2013年1月の出来事
     安倍新政権は矢継ぎ早に政策を打ち出しました。スピード感はかなりのもので、株式市場が好感する内容でもありました。内閣支持率が上昇したとも報道されましたが、こうしたスピード感ある姿勢も評価されているのでしょう。

     22日に発表された日銀の金融緩和政策は市場の期待には届かないものでしたが、4月に替わる新日銀総裁に本格的金融緩和は任せる、というのが日銀の姿勢なのかもしれません。

     昨年の貿易赤字が6兆9千億円というのはかなり大きなファンダメンタルズの変化です。アベノミクスによる円安、ということももちろんあるのですが、経済ファンダメンタルズが円安をもたらしている、と見ることもできそうです。

     海外からは、日本の通貨安について懸念(いちゃもん?)がいくつか表明されていると報道されています。特にドイツは日本と同じく自動車や機械類の輸出大国ですから、アベノミクスの影響については神経を尖らせているのかもしれません。

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    1月24日 2012貿易赤字6兆9千億円で過去最大
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    コメント3件を表示する 2013/02/01 08:24

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