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  • モデレータの目(2013年3月17日)

     先週一週間で日経平均は277円の上昇、先々週の上昇幅677円に比べますとペースダウンですが上昇トレンドは継続しています。月間騰落で見ますと、先週末で3月の月間上昇幅が1000円を超えました(3月15日現在で1001円の上昇)。

     以前にも書いたのですが、日経平均が月間で1000円を超える上昇はそんなにしょっちゅうあることではありません。過去を振り返りますと、一番近いのが3年強前の2009年12月で1200円の上昇、その前は2008年4月の1324円、などとなっています。この二回の1000円超えは、いずれもその前の月(まで)の大幅安からの反発局面でした。

     相場が上昇トレンドにあって、その中で月間1000円幅の上昇となりますと2005年5月~2006年1月の9ヶ月連騰(小泉首相が郵政選挙で大勝した後の上昇相場)の時、2005年9月1160円上昇、2005年11月1265円上昇、2005年12月1239円上昇、というのを記録しています。

     今回のアベノミクス相場では、今月3月で日経平均は連騰8ヶ月目です。コイズミ相場になぞらえれば月間1000円幅の上昇があってもおかしくはないというところにあるのかもしれません。

     しかし一方では、そろそろ当面のピーク近し、という感覚も持つべきところに差し掛かったとも言えるかもしれません。

     現時点でむこう3~4ヶ月を見通しますと、想定されるシナリオとしてだいたい以下の三つが考えられるでしょう。

    1.あと2ヶ月くらい上昇が継続して5月上旬辺りに日経平均1万4千円水準をクリアし、その後2000円幅の反落。

    2.日経平均が1万3千円には届かず、4月上旬辺りから1000円幅の反落。

    3.大きな反落を見ることなく上昇トレンドが継続して、7月下旬~8月に日経平均1万5千円超え。

     日銀の金融政策、アベノミクスの第3の矢(成長戦略)の中身、来期の企業業績見通し、欧州情勢、地政学的情勢、等々近い将来の不確定要因が大きいのですが、私の感覚では1.のシナリオが一番実現性が高いように感じています。

     もちろん500円幅程度の変動はいつ起きてもおかしくないでしょうし、反落の幅は予想しにくいところですが、当面のピークとして日経平均が1万3千円より下なら反落幅は小さく、日経平均が1万4千円を超えるようなら反落幅は相当大きいと考えておくのが妥当のようには思います。

     いずれのシナリオが実現するにせよ、昨年秋から今に至るまで銘柄ごとに見ても相場全体で見てもかなり上昇して来たことは確かですから、3月末の配当落ちの後には少し株式の保有を減らし気味に運用する方がよさそうな気はします。少しセーブ気味に運用して、反落時に買い戻すことを考える方が余裕を持って相場に対処できるのではないか、という感覚です。

     いずれにしましても、今回の上昇相場が「5年に一度くらいの大型の」ものであることは確かで、市場全体が上に大きく位置を変えて、その後上昇力は鈍るにしましても、個別銘柄で見て活発な市場になることを期待したいものです。そうなれば、相場全体は上昇が鈍っても個別銘柄のバブル化を楽しみにできる市場になるはずですから。
    コメントする 2013/03/17 15:04

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