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  • モデレータの目(2013/4/14)

     先週は、黒田バズーカ砲の威力で急騰した先々週の相場を受けて、どちらかと言えば反落の局面となるのではないかと思ったのですが、大きく続伸する週となっていました。

     週間の日経平均上昇率5.1%はそんなに滅多にある数字ではありません。(直近で3月8日に終わる週も週間5%超の上昇でしたが。)

     円相場も同様で、大きく円安に振れた週でした。ただし、円は対ドルで99円84銭まで下落したものの100円大台はクリア出来ないで終わっています。さすがにここまで来ますとさらに円安となるにはかなり抵抗もあるようです。事実、アメリカからは財務省高官が日本の政治家等による円安誘導発言を問題視しているといった報道が伝わって来たりもしています。

     今週は株式相場も外国為替相場も落ち着きを取り戻す週になる、といったところではないでしょうか。あるいは、買い方からすれば先週は追撃買いというわけにはなかなか行かなかったが、今週押し目を作るのであればそれを短期の押し目買い好機提供と見る、といった週になるのではないかと思います。

     先週も値動きを見ていますと、東京株式市場が引けた後、夕場の株価指数先物取引で相場が高くなり、その高値を受けて翌日の日本株相場が上がる、といった展開が見られました。

     アベノミクスのインパクトで日本株市場は「日本国内の材料」で動くようになった(つまりは日本の株式相場が主体性を取り戻した)かに見えます。それは事実だと思うのですが、市場における売買のリーダーは誰か?と見ますと、相変わらず外国人、といった風があります。(特に大型株、主要株の相場ではそうです。)

     そして、先週は外国人の中でも日本株投信の動きが目立ったように感じます。

     株式市場では外国人、外国人、と一緒にして言われるのですが、当然のごとく同じ外国人と言っても千差万別です。投機的ファンド筋もいれば、投資信託、あるいは年金基金などというのもあります。

     その中で、投信は「比較的」順張りをすることが多いようです。彼らがベンチマーク(基準)としている指数の中での日本株のウェイトが上昇するとそれを後追いするように日本株を買い増す。あるいは、日本株投信に顧客からの買いが入ると、相場水準に関係なく日本株を買って来る、といったことがあります。

     相場が上がれば興味を持つ人が増えて買いも増える、というのが株式相場の常であってみれば、日本株の上昇⇒投資家の関心増加⇒日本株に投資する投信に資金流入⇒相場水準とは関係なく(要するにすでにかなり上がっているのに)日本株を(見ようによっては値段構わず)買って来たのが投信だった、としても不思議はないのかもしれません。

     実のところ、アベノミクスの進展とともにそうした買いがこれからも入って来る可能性は強いのではないか、という気がしています。今後、日本企業の収益が目立って改善する局面に入る、ということであれば、外国人買いはさらに増えても不思議なことではないでしょう。

     とはいえ、そうした買いは常に継続して入って来るわけではありません。買いの盛り上がり⇒沈静化⇒何かの材料出現⇒再び盛り上がり、といったことを繰り返して行く性格のものでしょう。

     そうした観点からしますと、今週辺りはどちらかと言いますと怒涛の買いが少し落ち着く局面では?という感じはします。

     アメリカの景気指標、北朝鮮情勢、日本の企業業績発表(前3月期の業績発表)開始までまだ2週間ほど時間がある、といったことを考えますと、今週の相場は少しおとなしくなりそうだ、という感覚になる市場参加者が多いのではないかと思います。
    コメントする 2013/04/14 17:30

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