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  • モデレータの目(2013/4/20)

     18、19日に開かれたG20であるいは日本の金融緩和策に対して「いちゃもん」がつくかもしれない、ということで多少の警戒感があったのですが、全くそんなことはなく、むしろドイツの「緊縮策=大幅経常黒字」が問題視されて米独が対立した、と報道が伝えています。これを受けて、円ドル相場は99円台半ばへの円安となっています。

     ドイツと言えば、メルケル首相という政治家は足繁く中国は訪問するくせにわが日本には一度も来たことがない、というわけで、どう見ても親日ではありません。経済構造が似ていて、日本はドイツの仮想敵国なのかもしれませんが、ユーロ安で一人勝ち状態ですから、批判の対象になるのは当然なのでしょう。欧州金融危機に際して身勝手な振る舞いをしている国、というイメージもありますし、先月のキプロス危機で銀行預金の一部カットをもっとも強硬に主張したのもドイツだった、と。

     そのドイツが批判の矢面に立ち、日本の超金融緩和については「円安政策ではない」という日本の主張がほぼ認められたとあれば、日本株の買い方としてはしてやったり、さあ来週からの上昇相場が楽しみ、となるのはもっともな話です。

     今の相場を過去の相場になぞらえるのは(いつも書いておりますように)必ずしも適切ではないのですが、現下のアベクロ上昇相場を2005年夏~2006年春のコイズミ上昇相場と比較する、とすれば、アベクロ上昇相場は今月で9ヶ月目、で、コイズミ上昇相場は9ヶ月の連騰だった、となれば、4月、5月はアベクロ上昇相場の第一段階の仕上げの局面となるかもしれない、という想像は受け入れやすいものです。

     コイズミ上昇相場のときには、2005年11月、12月と日経平均が月間で1000円超の上昇を記録し、2月に月間500円規模の反落、3月に800円超の反騰、があり、その後に大きな下げがありました。2006年5月には急激な円高(円安修正)と日経平均で1000円を超える下落を見ています。

     同じようなことが起きるとしますと、今月(4月)に日経平均月間1000円超上昇で、日経平均1万4千円内外を示現、その後500円規模の反落があるとしましても、5月には1万4500円超え、その後は7月か8月か分かりませんが、日経平均1000円規模の下落(+円安修正・円高)が起きても不思議ではない、となるのかもしれません。

     アベクロ相場が、本当に日本経済のデフレからの脱却に裏打ちされたものになる、としますと、上記のような大きな反落局面があるとしましても、その後にまた上昇相場への復帰がある、ということになるでしょう。(もちろん、企業業績の向上が大前提です。)

     としますと、アベクロ上昇相場の第一段階の仕上げのような上昇局面を見て、その後に日経平均1000円規模の下落があるとすれば、その下落は「買いのチャンス」である、ということになります。

     アベクロ上昇相場にうまく対応して来た向きからすれば、来週~GWに向けて大きな上昇相場が到来するとすれば、そこである程度の買いポジションを利食いし、その後の大きな反落を楽しみに待つ、という作戦を考えることができるでしょう。そしてそれは余裕ある楽しみな作戦になる、と言えます。

     実のところ私は、アベクロ上昇相場は日経平均が1万3千円を超えたところでもう100点満点だと考えています。もちろん、買い方とすればさらに上昇することを期待はするのでしょうが、そうならなかったとしても安倍総理や黒田総裁を恨むような話ではないでしょう。

     すでに兆候はありますが、当面のピークを相場が付けるとすれば、日々の相場変動が大きくなるでしょう(これはトレーディングの機会を増やしますからトレーダーは歓迎でしょう)し、個別銘柄の動きもよくなるでしょう(ジャスダック市場やマザーズ市場がさらに活発に動くようになる、ということとほぼ同意義です)。

     日経平均の大きな上昇を楽しむことが出来た局面はいずれ(そろそろ?)終わる、と考えるべきかもしれません。と同時に、今後個別銘柄でバブル化を期待できるような相場が到来するかもしれない、と想定出来るのかもしれない、という思いもあります。もちろんそうなれば株式相場としては面白いことこの上ありませんね。
    コメント2件を表示する 2013/04/20 19:09

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