スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス


  • モデレータの目(2013/4/27)

    ○月間1000円超高、アベクロ相場第一段階は文句なしの満点
     
     4月相場は来週火曜日30日の一日を残していますが、30日に大暴落でもしない限り「文句なし」の上昇相場でした。日経平均は9ヶ月連騰、4月ひと月の上昇幅が1500円になろうかという大上昇相場でした。

     アベクロ上昇相場の第一段階はまったく文句なしの大戦果をあげたと言えるでしょう。

     日経平均やトピックス以上に活況となったのが中小型株、新興市場株相場で、マザーズ指数は4月に25%もの上昇、個別銘柄でも急騰するものが続出しました。株価水準がバブル水準にまで上昇するものも多く、乱高下を示すものが多く出ています。(それでも、マザーズ指数の現位置は2005、6年の3分の1程度に留まっています。)

     4月の各株価指数等の騰落は次のとおりでした。

    (月間騰落)
    日経平均  12398円 ⇒ 13884円 +11.1%(9ヶ月連騰)
    ジャスダック平均 1778円 ⇒ 1964円  +10.5%(上昇に勢い)
    マザーズ  644ポイント ⇒ 805ポイント +25.0%(個人の投機的資金流入)
    NYダウ  14578ドル ⇒ 14712ドル +0.8%(そろそろピーク?)
    ナスダック 3267ポイント ⇒ 3279ポイント +0.7%(企業業績好調だが)

    円ドル 94.06円 ⇒ 98.71円 4.9%円安(どこで均衡圏入りか?)
    (数値は、3月末⇒4月26日)

     ゴールデン・ウィーク辺りに日経平均1万4千円内外に到達、という強気派の見通しが実現した、という感覚です。まさにアベクロの威力炸裂といった観がありますが、さてこの先は?となりますと、必ずしも強気一辺倒にはなれないでしょう。先月も書いたコメントですが、9ヶ月連騰となって2005年夏~2006年春の上昇相場に並んだのですが、「そろそろよいところまで来た」という感覚が市場参加者の中で強くなって来てもおかしくはないだろうな、というところのようです。「11月に買って5月に売る」という言い伝えを思い出す人が多くなりそうに思います。

     ここまでの株式相場は為替相場との連動が強かったのですが、もし調整するとすれば、それは円高を伴うものとなるはずです。(逆に、円高⇒株価下落となりそう、ということかもしれませんが。)欧州景気、米国景気との関連からしますと、少し円が強くなる可能性もあるということかもしれません。

     ただ実のところ、仮に5月に反落したとしましても、その後また力強く上昇を取り戻す(少なくともそのように見える)のではないか、という気もしています。アベクロ相場の第一段階が終わっても、第二段が待っているのではないか、という感覚です。

     もちろんそのためには日本企業の業績が今期(2014年3月期)大きな増益になる、ということが必要です。5月中旬までに大方の企業の業績が開示されます。企業業績の結果と見通しについて注意深く見ておくことが意味あることとなる、そういうことだろうと思います。

    ○2013年4月の出来事
     北朝鮮の瀬戸際外交、中国経済の成長鈍化、等々、悪材料をなりかねないものが様々あったのですが、「黒田バズーカ砲」の威力は圧倒的だったということのようです。円安+株高が進行した月でした。

     しかしながら、株式市場での出来高の急増を見れば分かるように、売りもかなりの規模出ている、ということも認識しておかねばならないことのようです。

     米国景気は、企業業績はいいのですが、なかなか雇用増に結びついていないようです。この辺りは日本も同様で、アベノミクスがうまく行くとしましても、雇用者の所得が期待通り増えて行くというのはなかなか難しいシナリオになりそうです。

     日露の関係緊密化がそれなりに進展しつつあると見てよさそうです。北方領土問題がすんなり解決するといったことは望めないでしょうが、エネルギー調達の多様化に資する、とか、貿易量が増えるといった成果は期待できるのではないでしょうか。

     TPP交渉への7月参加が本決まりしました。TPP参加については依然として多様な意見があるようですが、日本の立ち居地を確保しておくためには必要不可欠の交渉であるのでしょう。交渉の中で日本がどれくらい主導権を取れるか不明ですが、アベクロ体制の強固なところを見せながら交渉すれば、それなりの成果は得られるのかもしれません。その意味でも、強い政権基盤が継続することが重要なのでしょう。

     G20は無事に通過しました。今回のG20では米独の対立があったと伝えられています。ドイツの孤立(孤高)は欧州情勢にとっては望ましいことではないでしょうね。欧州でこれからも様々な混乱が起きることを予感させる情勢ではあります。

     アップル10年ぶりの減益、いろいろな意味でIT業界が変化していることの証左なのでしょう。

     米景気は企業業績の好調とは裏腹に今ひとつ回復が鈍いようです。このことが今後の株式相場にどう影響するか?注意しておくべきことと言えそうです。

    4月1日 新年度初日株価大幅安←利食い売り嵩む
    4月2日 日経平均一時1万2千円割れ⇒黒田バズーカ砲で株価急反発
    4月3日 日経平均今年2番目の上げ幅
    4月4日 次元の違う緩和政策⇒日経平均急騰、日中上下558円の変動、円急落
    4月5日 出来高64億株、日中上下394円の変動
    4月6日 5日米雇用8.8万人増⇒予想を大幅に下回る
    4月7日 北朝鮮情勢緊迫⇒政府、迎撃ミサイルで破壊措置命令
    4月8日 三菱UFJ、米で不動産融資事業買収3600億円
    4月9日 金利低下で企業社債発行に動く
    4月10日 北朝鮮ミサイルに警戒
    4月11日 日経平均1万3500円回復
    4月12日 円、対ドルで100円突破ならず
    4月13日 米財務省、円安誘導をけん制 
    4月14日 円相場、18日からのG20を意識する動きか
    4月15日 1-3月、中国7.7%成長に減速⇒アジア株下落
    4月16日 ボストンマラソンで爆破テロ⇒株価・金価格下落
    4月17日 日露政府、ロシア投資へ共同基金
    4月18日 戦略特区、三大都市圏に創設 2012年貿易赤字最大の8.1兆円
    4月19日 TPP交渉、7月参加決定
    4月20日 G20、日本の緩和デフレ目的と共同声明で
    4月22日 日経平均一時1万3600円台、4年9ヶ月ぶり
    4月23日 生保・年金マネー外債へ
    4月24日 アップル10年ぶり減益⇒アップルのビジネスモデルの終焉?
    4月26日 米、年2.5%成長も予想以下、1-3月期⇒NYで円上昇97円台
    4月27日 物価2%15年度の早期に、日銀総裁
    コメントする 2013/04/27 15:52

    株式あれやこれや 株の談話室のイメージ

    株式あれやこれや 株の談話室

    サークル
    オフィシャル
    誰でもフォロー可