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  • サークル名:サークル句会

    九月後半のサークル句会が終了しました。今回の最高得点は、利明さんの「彼岸花」句、次点はTOTOROさんの「芒」句でした。「墓碑銘」の句は、彼岸花が少し付きすぎの感がしますが、上五中七を生かすにはこの季語しかないかもしれません。「芒」句は、私の「大甕に風ごと活ける花芒」と似た観点から芒を捉えていますが、私より景がずっと大きな捉え方で感服しました。来回は晩秋、山が色付き始める頃ですね。

    最高点7点句(◎◎◎〇〇〇〇)
      109.墓碑銘は二十歳の兵士彼岸花       利 明
    次点7点句(◎〇〇〇〇〇〇)
      93.初芒山の風ごと活けにけり         TOTORO
    6点句(◎◎〇〇〇〇)
      26.影踏みの子の影追うて赤とんぼ       さんせん
       (◎〇〇〇〇〇)
      122.轆轤引く手を止めて聴く虫時雨      葉 子
    5点句(◎◎〇〇〇)
      64.尖塔のクルスは月の真ん中に        夢追人
       (◎〇〇〇〇)
      86.ぬか漬けと味噌汁でよし今年米       夢追人
      89.野の起伏一枚にして芒原          昇 峰
      98.控へ目を通す生き方吾亦紅         TOTORO
    4点句(◎〇〇〇)
      71.尋ね来し幸福駅に星月夜          麦 秋
       (〇〇〇〇)
      34.雲ひとつなき秋天に鳶の笛         TOTORO
      52.爽やかや洗い晒しの作業服         苦 瓜
    3点句(◎〇〇)
      18.嬰児籠から初めて觸れる赤のまま      方 舟
      78.鶴亀の器の珍味敬老日           苦 瓜
       (〇〇〇)
      53.潮待ちの鯊釣り人や富士仰ぐ        麦 秋
      72.旅立つ日空いつぱいの鰯雲         葉 子
      79.天界もかく匂ふらむ金木犀         風 花
      105.不揃ひのブラスバンドや秋高し      市川 滋
      108.穂すすきや村に一つの停留所       さんせん
      121.湯の宿の女三代水澄めり         まいるど
    2点句(◎〇)
      01.相客に母の面差し秋袷           風 花
      88.野地蔵の前垂れ揺らす萩の風        さんせん
      101.ひとり居の気ままなりけり星流る     風 花
       (〇〇)
      13.鰯雲海の青さも引き寄する         昇 峰
      17.裏木戸をたたく雨音獺祭忌         panapana
      22.尾瀬沼や洗ふ手足に秋の風         panapana
      36.継承を子らに託して秋祭          ワシモ
      40.高原の涼風胸に蕎麦啜る          あっさむ
      66.爽涼や作務衣に通す肌触り         苦 瓜
      75.追憶のタンゴの夕べ秋深む         俊 雪
      84.長き夜や昭和の写真セピア色        葉 子
      90.野分波青き刃を孕みをり          まいるど
      92.墓洗う夫亡きあとのこと告げて       そよかぜ
      107.豊作や世界遺産の土地に住み       み き
      110.ぼんと鳴る柱時計の夜寒かな       泥 舟
      124.早稲の香に包まれをりし毛越寺      麦 秋
      125.渡り鳥日暮れて残る湖の照        昇 峰
    1点句(◎)
      06.鮮やかな律義な花よ彼岸花         mira
      16.海よりも山美しき秋日和          み き
      51.爽やかに渡しをわたる風の音        panapana
      57.秋天や天領の杉競い合ひ          み き
      74.丹精の秋茄子朝の汁に浮く         まいるど
      82.度忘れのあれそれこれと敬老日       山椒の実
      91.俳諧の大河ゆるがぬ獺祭忌         山椒の実
       (〇)
      02.赤とんぼ三角ベースの遊び場に       俊 雪
      05.秋深む褪せし座布団絵島の間        しんい
      08.十六夜や裏木戸たたく人の影        panapana
      09.一区画コスモス咲かす貸菜園         方 舟
      28.風立つや産土神に新酒樽          利 明
      29.過疎村の燃えるごときに彼岸花       そよかぜ
      33.金婚を祝って貰ふ紅葉宿          苦 瓜
      35.暮れぬれば一村虫の音ばかりかな      利 明
      37.境内のはや昏れ初めし紅葉焚く       泥 舟
      38.渓流にはや竿納む秋の暮          方 舟
      43.こぼれ萩こぼるるままのひと夜かな     mira
      44.娘の嫁ぐ福島からの今年米         secchan
      46.声高に青松虫や西銀座           利 明
      47.歳時記を酒の肴に夜長かな         利 明
      48.祭壇の遺影ふくよか菊の花         まいるど
      59.新涼の巫女の歩みや白袴          み き
      61.清風に揺れる篝火十七夜          TOTORO
      62.瀬戸際に一句生まれし稲光         山椒の実
      63.繊月に枯大杉のなじみたり         まいるど
      68.台風の濁流に耐え渡月橋          secchan
      73.玉砂利を歩く危ふさ楝の実         風 花
      81.銅像の眼鏡の蔓や秋の風          昇 峰
      100.日暮れて風の在り処に女郎花       市川 滋
      103.FAXが吐き出す訃報秋深し       しょうく
      106.糸瓜忌や文の途絶えし友の夢       麦 秋
      119.山霧の巌頭隠すかずら橋         苦 瓜
      120.山時雨萱屋根時雨奥丹波         しょうく
    無点句
      03.秋の田に名残を惜しむ峠越え
      04.秋日濃し山襞の影濃やかに
      07.安曇野に林檎たわわや山の風
      10.稲妻や遅れて轟音連れてくる
      11.稲妻や停戦軍事境界線
      12.いやいやと首振り切りて芋嵐
      14.浮御堂影も清らに湖水澄む
      15.湖に出て湖に遊ぶや秋惜しむ
      19.大嵐竜巻豪雨稲光
      20.大空に雲を捨てたる秋の駒
      21.オスプレイ無月の闇を切り裂いて
      23.おもしろうてやがて怯えの野分かな
      24.思ふこと三分忘るる鰯雲
      25.楽人の平安衣装観月会
      27.風少し出でて中天望の月
      30.軽やかに森林浴の爽やかさ
      31.象潟の九十九島早稲の波
      32.金色の稲田を襲う暴れ川
      39.玄関に柱時計や九月尽
      41.煌々と丑三つの空を望の月
      42.紅葉の山間抜ける単線路
      45.古来より月に乙女の祈りあり
      49.猿酒やおかめばかりの料理店
      50.爽やかに朝日さし初むサンルーム
      54.しなやかに猫毛繕ひ雨の月
      55.十五夜の子供相撲に大歓声
      56.渋滞のバスに倦みたり秋彼岸
      58.松籟の合間合い間に百舌鳥猛る
      60.水禍にも負けぬ水田彼岸花
      65.相愛の番のバッタ野に遊ぶ
      67.それぞれの部屋にそれぞれ夜長かな
      69.滝落ちる人工庭の水の秋
      70.丈低き薄紅色の蕎麦の花
      76.通学児案山子が見てる父母のごと
      77.月白や街に灯のなき宿ばかり
      80.天高し小さく見える大鳥居
      83.とんぼうの台風避けてベランダに
      85.二十二のははより始めよ鉦叩き
      87.眠い子を縁に寝かせて小望月
      94.早や一輪人無き里に彼岸花
      95.バンガロー君と銀河をふたり占め
      96.晩秋とひとりごちして机拭く
      97.晩秋や年金減の茶封筒
      99.彼岸花丈を揃えて咲きにけり
      102.冷やかや寝間の時計の低く鳴る
      104.藤袴女あるじに遠会釈
      111.前の世は如何にありしや曼珠沙華
      112.孫たちは来ぬと今年の秋彼岸
      113.満月に心遊ばせ家路かな
      114.満月や鏡に映る今日の湖
      115.名月が水禍を照らす渡月橋
      116.名月や散歩を急かすペット犬
      117.物忘れの増えるばかりに敬老日
      118.ヤッホーと返る谺も秋の風
      123.吾が前を往つたり来たり秋の蝶


    誤記脱字がありましたらお早めにお知らせ下さい。

    選者(敬称略)

    あっさむ 葉 子 市川 滋 麦 秋 泥 舟 mira 苦 瓜 方 舟
    しんい panapana TOTORO そよかぜ 風 花 kinoto 俊 雪 山椒の実  
    夢追人 利 明 ワシモ み き さんせん しょうく まいるど secchan
    昇 峰

    コメント25件を表示する 2013/09/23 09:50

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