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  • サークル名:サークル句会

    十一月後半のサークル句会が終了しました。今回の最高得点は、利明さんの10点句「冬ざれ」句でした。東北大震災の深い後遺症を思わせると共に、火を入れる日を待つ希望のようなものも感じられます。次点は、さんせんさんの「蔦紅葉」句の7点句でした。佳句はいずれも一句の中に季語の存在感が強く感じられますね。来回は12月初旬、すっかり冬めいてきました。

    最高点句10点句(◎◎◎◎◎〇〇〇〇〇)
      91.冬ざれや火入ることなき登り窯      利 明
    次点7点句(◎〇〇〇〇〇〇)
      78.廃坑の鉄扉に絡む蔦紅葉         さんせん
    6点句(◎〇〇〇〇〇)
      17.落葉降る無声映画を見るような      夢追人
    5点句(◎〇〇〇〇)
      53.障子貼る薄き灯りの大師堂        Panapana
       (〇〇〇〇〇)
      47.しぐるるや時の鐘鳴る蔵の町       しんい
    4点句 (◎◎〇〇)
      36.小春日や古き佳き名の切通し       しょうく
      63.短冊の文字もふくらむ小春かな      方 舟
       (〇〇〇〇)
      13.老いの句を詠まぬと決めし懐手      風 花
      104.嵐峡の薄日に透ける冬紅葉       さんせん
    3点句(◎◎〇)
      12.引退の機関車憩ふ紅葉晴         麦 秋
       (◎〇〇)
      22.看板もなくて雑貨屋雪ばんば       まいるど
       (〇〇〇)
      19.紙すきの音の揺れるや山の里       み き
      37.古文書に津波の記録末枯るる       利 明
      57.須磨寺の翁の句碑や木の葉雨       しんい
      77.残されし遍路杖あり土間冷ゆる      山椒の実
      80.箱根路や駈けて関所へ石蕗日和      Panapana
      103.夜もすがら篝焚きけり網代守      麦 秋
    2点句(◎〇)
      09.伊勢海老の髭からみあふ十二月      まいるど
      33.小春日や隅田川ゆく橋めぐり       Panapana
      34.小春日や庭下駄かわく日の匂ひ      昇 峰
       (〇〇)
      07.石灯籠色の湧き立つ冬紅葉        mira
      14.大屋根に青きシーサー朱欒売       麦 秋
      24.北風と遊んで帰る下校の子        泥 舟
      50.仕付糸しぶとくありぬ冬用意       風 花
      67.津軽三味線音色激しき冬の風       mira
      73.波の花仁右衛門島へ手漕ぎ舟       麦 秋
      96.水鳥の飛び立つ波紋沼目覚む       しょうく
    1点句(◎)
      15.大綿は墳の大王かも知れぬ        山椒の実
      88.冬茜移動図書館帰路につく        み き
       (〇)
      01.青空や初冠雪の伊吹山          secchan
      03.浅漬の水上りゐる朝かな         利 明
      04.明日香路の寂びれ古刹や木守柿      さんせん
      06.歩いても歩いてもまた冬紅葉       mira
      10.一服の声さわがしや蜜柑山        まいるど
      16.落葉して大地に抱かれ命継ぐ       mira
      26.霧深く見慣れし町の消えており      そよかぜ
      27.葛湯掻く夜は母郷を遠くして       昇 峰
      44.作務僧の箒を急かす散紅葉        さんせん
      46.しぐるるや飛鳥を偲ぶ石舞台       さんせん
      48.しぐれ雲晴れて茅葺き屋根の里      苦 瓜
      54.常勝寺秘仏開帳散紅葉          secchan
      55.白無垢の映ゆる紅葉と蒼天と       そよかぜ
      60.祖母組みし被布の打紐七五三       しんい
      64.丹沢や全山落葉踏みしめて        俊 雪
      69.天差すは赤子の習ひ冬の月        kinoto
      72.飛び出せず窓を這ひずる冬の蝿      俊 雪
      79.波郷忌や赤く色付き老爺柿        苦 瓜
      82.母猿の母性あらはにななかまど      風 花
      86.日に二本の時刻表なり冬日かな      山椒の実
      89.冬うららボージョレヌーヴオ句座まはる  山椒の実
      92.冬晴の阿蘇に流るる熱気球        まいるど
      93.冬晴れや碓氷峠のめがね橋        Panapana
      97.蓑傘の似合ふ身形や網代守        苦 瓜
      98.未練なく渓流にのる落葉かな       み き
    無点句
      02.秋祭ボージョレヌーボー封を切る
      05.雨降ると天気予報やおでん鍋
      08.石焼き芋その香に負けて車追う
      11.慰霊碑へ銀杏落葉の黄金道
      18.温湯の蛇口を捻る今朝の冬
      20.亀遊ぶ亀戸天神池の涸れ
      21.冠雪のふじやま凛とときめけり
      23.菊人形八重の桜の凛々しくて
      25.客足のはたと途絶へし時雨かな
      28.けさ冬の供花新しく獣魂碑
      29.懸崖の菊花千とや富士の景
      30.凩や千々に乱れる遠汽笛
      31.古都逍遥ひと人ひとの紅葉狩り
      32.息子の命日今年も友の菊の花
      35.小春日やハングライダーぬっと出づ
      38.ゴンドラの濃霧の中に消えていく
      39.山茶花のこぼるることに迷いなし
      40.山茶花の散るは剥がるるごときかな
      41.山茶花の寺の秘仏は観音像
      42.サックスの音滑らかに冬うらら
      43.佐渡の海波の花散り朱鷺の舞
      45.冴ゆる月赤子の眼におさまりぬ
      49.時雨くる春日大社の朱滲む
      51.借景に須磨の海おく冬桜
      52.主婦の座をチョット預かり芋を煮る
      56.人生をいろいろ照らし露と消ゆ
      58.聖堂のオルガンの音冬薔薇
      59.日照雨降る二上山にどきどきす
      61.高山の栄えし陣屋冬麗
      62.旅ひとり背中冷たき宿布団
      65.小さき帆の漁舟集ふや神の旅
      66.茶室へと架かる八橋水仙花
      68.津軽富士つらつらつらと六花
      70.等圧線間合を詰むる冬隣
      71.遠き日の妻の辛抱露知らず
      74.鳰潜るつられて我も息をのむ
      75.にび色に霞む富士山冬茜
      76.寝返りをしても放さぬ湯婆かな
      81.初氷張りしと孫の便りかな
      83.張り返す障字の白さ正姿勢
      84.干涸びし木造校舎雪催
      85.一片の地に觸る音や朴落葉
      87.文提げて大和青垣時雨中
      90.冬かもめ碧き海には伊豆の島
      94.冬日向敬語正しく大工さん
      95.マスクしてレジ打つ女店静か
      99.裳裾辺に幼稚舎置きて山眠る
      100.もてなしはハーブのお茶と秋のバラ
      101.山寺の落ち葉の山に躓きぬ
      102.山眠り閉ざす茶店の屋根の石
      105.岐れ道淡く佇つ影枯芙蓉


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    選者(敬称略)

    泥 舟 麦 秋 方 舟 山椒の実 そよかぜ しんい 利 明 夢追人
    俊 雪 kinoto しょうく panapana mira secchan み き 苦 瓜  
    まいるど 風 花 さんせん 昇 峰
    コメント20件を表示する 2013/11/20 19:52

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