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  • サークル名:サークル句会

    六月後半のサークル句会が終了しました。今回の最高得点は、さんせんの「虹」句が9点句、次点は、利明さんの「風薫る」句で同じく9点句でした。今回は、上位3句がこのように固有名詞を巧く詠みこんで、季語と同じく一句の核をなしています。しかし、使うときはこの固有名詞でなければならないという厳密な使い方が必要ですから、このように決まることは稀です。安易な使い方には注意しましょう。次回は、7月の晩夏です。来回もどうかよろしくお願い申し上げます。

    最高点句9点句(◎◎◎〇〇〇〇〇〇)
      100.連山の虹を遥かに草千里         さんせん
    次点9点句(◎〇〇〇〇〇〇〇〇)
      24.風薫る丹波に古き登り窯          利 明
    6点句(◎〇〇〇〇〇)
      10.宇治十帖訪ねて今宵蛍宿          夢追人
      77.端居して妻の小言を避けにけり       泥 舟
    5点句(〇〇〇〇〇)  
      53.釣瓶井戸残る生家や濃紫陽花        昇 峰
    4点句(◎◎〇〇)
      23.折鶴の影の重たき大暑かな         泥 舟
      28.月山の峰にはじまる梅雨の雷        昇 峰
       (◎〇〇〇)
      09.憂きことはひとまず忘れ風鈴草       mira
      26.肩上げを下して着せる浴衣かな       夢追人
       (〇〇〇〇)
      07.蟻忙し弁財天の遥拝所           TOTORO
    3点句(◎〇〇)
      20.大宇陀の風を舞ひけり蛍能         利 明
      27.蝸牛奥の院へと仏道            panapana
      31.金銀の呼び名持てども蠅は蠅        TOTORO
      37.こだわりをさらりととかす心太       み き
       (〇〇〇)
      39.昨夜の雨一朶に殘し額の花         方 舟
      64.吊橋を見上ぐる磧夕河鹿          まいるど
      76.廃坑の鉄鎖に覗く額の花          さんせん
    2点句(◎〇)
      69.友逝くや小江戸川越走り梅雨        麦 秋
      83.万緑の谷を飛びかふ木霊かな        まいるど
      87.一仕事終えて飛び込むビアガーデン     夢追人
       (〇〇)
      43.尺とりの仁王の足にへばりつき       み き
      49.そら豆や友の毒舌和らぎぬ         mira
      57.梅雨空に象に出会ひし歩く会        panapana
      70.外つ国へ少し派手目のサングラス      さんせん
      74.虹立ちてしばし会話の途切れたる      風 花
      94.山鳩のくぐもる声や夕涼し         泥 舟
      96.悠々と富士を映して植田かな        mira
    1点句(〇)
      13.梅干しの香り広がる朝の市         panapana
      17.会釈して代掻く人と行き違ふ        苦 瓜
      18.遠雷に渦潮太鼓競ひけり          苦 瓜
      19.遠雷に席の騒めくイルカショー       さんせん
      33.雲間より黒白斑初夏の富士         あっさむ
      35.渓流に跳ねる影あり明易し         方 舟
      44.縄文人飲みし清水をふふみけり       山椒の実
      51.賜りし枇杷の産毛も黄金色         麦 秋
      54.燕の子今朝より飛翔天守閣         麦 秋
      58.梅雨晴の淡き紅ひく朝の富士        mira
      60.梅雨晴間木立の中の光堂          secchan
      68.遠山の湧き継ぐ雲や日雷          昇 峰
      71.鳴き砂を踏みてまた踏む白日傘       風 花
      81.晩涼や小樽運河の倉庫群          泥 舟
      84.万緑の真つ只中の観世音          TOTORO
      88.一部屋に犬も寢てゐる梅雨の雷       方 舟
      91.ふる里の落人の渓舞ふ蛍          苦 瓜
      93.まどろみて頁をめくる扇風機        俊 雪
    無点句
      01.青葉道辿れば山の一軒家
      02.開けたての軋む閂かたつむり
      03.紫陽花の雨となりしや切通し
      04.紫陽花や日差す片瀬の海の色
      05.紫陽花やライトアップの世田谷線
      06.荒梅雨の洗ひし空や月皓皓
      08.石に干すどくだみ匂ふ飼葉桶
      11.うなぎ屋の匂ひかぶりし成田山
      12.卯波立つ諸行無常は世の定め
      14.梅を干す祖母伝来の竹の笊
      15.裏街道何やら甘き植田風
      16.売り込みを打ち砕かれて破れ傘
      21.大土佐へ越ゆる県境合歓の花
      22.沖合に白波立つや青嵐
      25.風そよぐ清滝川や河鹿笛
      29.寡黙なる君に似たりし蝸牛
      30.軽鳧の子の水尾ひくことを学びたり
      32.蜘蛛の囲の一部歪みが忘れ物
      34.薫風や足裏に畳こそばゆく
      36.苔清水浮舟古碑の彫深し
      38.木漏れ日に十薬の花輝けり
      40.さくらんぼ種を跳ばせて悪女たり
      41.酒そそぐグラスの汗も水無月
      42.さざ波を静めて滑る青大将
      45.書写山に声明のごと蝉のこゑ
      46.森林の大空間に蜘蛛の網
      47.水中花散ること知らず水濁る
      48.清流に浮子を走らす夏日影
      50.竹竿の揺らす売り声梅雨晴れ間
      52.竹林の風を束ねて梅雨晴れ間
      55.燕の子花屋の軒にひしめきて
      56.梅雨寒のじやんけん遊び埒もなし
      59.梅雨晴れの多摩稜線に月の影
      61.梅雨晴や祝詞ずしりと地鎮祭
      62.梅雨晴れや肌を癒やせり朝の風
      63.梅雨茫々離島航路の出船鳴く
      65.でで虫の倦まず弛まず己が道
      66.天花粉付けて寝間行く幼き日
      67.湯治場の鍋干してあり遠郭公
      72.夏帽子風に攫われて青空に
      73.虹消えてむかるみ残る峠道
      75.糠床に母子相伝の実梅かな
      78.パソコン前雨安居なりと独り言
      79.初夏の風さはさはと鞍馬山
      80.花菖蒲雅な名前誇りけり
      82.万緑の奥山古刹覆ひけり
      85.日盛りやビルに間向かふ飛行船
      86.一雨のありし阿羅漢沙羅落花
      89.火の島の峰に雷神集ひたり
      90.富士映し通し白鳥初夏の湖
      92まとまるか見合いの卓にさくらんぼ
      95.夕端居物思ふこと闇に消へ
      97.行くところ幸ひあれと燕の子
      98.酔いざめの水を一気に桜桃忌
      99.葭戸より輩のこゑ内稽古

    転写につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

    選者(選句順・敬称略)

    あっさむ secchan TOTORO 泥 舟 しんい 方 舟 mira 山椒の実 麦 秋 苦 瓜 俊 雪 利 明 しょうく 夢追人 panapana み き 風 花 さんせん 昇 峰

    未選者(敬称略)

    まいるど 
    コメント19件を表示する 2014/06/22 10:19

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