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  • サークル名:写真しりとり

    みなさん、おはようございます。
     連日の猛暑がつづきますね。外に出るのがイヤになります。
     前にも取上げましたが、琵琶湖疏水と云う京都市の生活用水などにするために、琵琶湖の湖水を京都市へ流そうと明治時代に作られた水路があります。
     と同時にこの水路を利用して船での水運事業も始まった。だが水運には蹴上のところで高低差の問題があった。
     この高低差を越えて水運を可能にするため、船をレールで運ぶ「インクライン」が日本初の施設として建設されました。蹴上と南禅寺の船溜りを結ぶ蹴上インクラインは当時世界最長でした。
     琵琶湖疏水とインクラインはそれ程メジャでないため、ざっと説明させていただきました。
     今回の写真は、この南禅寺近くのインクラインをくぐるトンネルで「ねじりまんぽ」と呼ばれているものです。
     タイトルはそのまんま「ねじりまんぽ」とします。



     トンネルの上のプレート三条通り側には、「雄観奇想」と書かれています。 一見なんの変哲もないトンネルですが、内部をよく見ると、確かにねじれています。
     写真を見るとわかると思いますが、アーチ部分の煉瓦が、下の水平な石積みに対して傾けて積んであって、正面からトンネルの中をのぞくと、煉瓦がゆるやかな螺旋を描いて積んであるように見えます。
     これは、上部のインクラインに対して直交しない形でトンネルを作るとアーチ型トンネルに歪がかかるので、トンネルの強度を保つために用いられる工法だそうです。
     写真からは分かりずらいですが、上を通るインクラインの線路に対して斜めにトンネルは通っていますが、よく見ると、アーチの天井部分の煉瓦は、インクラインと直交に近くなるような向きで並べられています。
     天井部分の煉瓦の並べ方を基にして順に煉瓦を並べていくと、結果的に、側面の煉瓦は斜めになるわけですね。
     このためトンネルの内部の煉瓦配列が螺旋状になるわけです。

    これは、上に重量物が通るトンネルに採用される工法で、重量が掛からないトンネルでは一般的な平行に煉瓦を積む工法で支障はありません。「ねじりまんぽ」はここのトンネルの固有名詞ではなく、この様な積み方をしたトンネルのことで、全国に30例ほど現存しているそうです。歴(れっき)とした鉄道用語なのです。
    コメント2件を表示する 2014/07/27 03:12

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