スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス

  • サークル名:サークル句会

    九月後半のサークル句会が終了しました。今回の最多点句は、山椒の実さんの「新涼」句の11点句、次点は、さんせんさんの「流星」句の9点句の、いづれも高レベルの作品でした。反面、多点句ながら、疑問句も見受けられました。「海門の大渦小渦水の秋」の「秋の水」は湖沼や河川の季語であり、「零れ萩小雨に煙る墓参り」は季重ねの三段切れです。 多点句としてそのまま受け取らず、推敲していただきたいと思います。次回は、十月前半です。猛暑の疲れが出てくるのはこれからですので、お身体に留意して、来回も引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。

    最高点句11点句(◎◎◎◎〇〇〇〇〇〇〇)
      53.新涼の風すべりくる石畳        山椒の実
    次点9点句(◎〇〇〇〇〇〇〇〇)
      99.流星や白川郷の闇深し         さんせん
    6点句(◎◎〇〇〇〇)
      23.海門の大渦小渦水の秋         TOTORO
    5点句(◎◎〇〇〇)
      92.名月や古刹にジャズのコンサート    山椒の実
    5点句(◎〇〇〇○)
      15.一湾の潮騒背負ふ秋遍路        み き
    4点句(◎◎〇〇) 
      28.髪切つて子の頬まろし秋桜       風 花
       (◎〇〇〇)
      48.遮断機の先頭で待つ赤とんぼ      さんせん
       (〇〇〇〇)
      68.とりたてて言うこともなし敬老日    山椒の実
    3点句(◎◎〇)
      82.二人居の茹でたる栗を持て余す     ワシモ
       (◎〇〇)
      13.戦なき遠き国境天の川         み き
      88.まぼろしの父の手振りの風の盆     麦 秋
      100.林立のビルの谷間に赤とんぼ     俊 雪
    (〇〇〇)
      08.四阿は風呼ぶところ初もみぢ      TOTORO
      12.生きてゐることがなにより衣被     昇 峰
      21.うろこ雲使ひきつたる空の丈      昇 峰
      42.小鳥来る低きピンクの滑り台      み き
      44.零れ萩小雨に煙る墓参り        麦 秋
    2点句(〇〇)
      11.新走り下戸も加はる試飲会       利 明
      16.いつまでも仮設住宅後の月       panapana
      33.禁煙の誓ひを破る夜長かな       泥 舟
      39.鶏頭花赤子泣く声思ひきり       風 花
      49.秋耕の鍬に纏はる草重し        あっさむ
      50.秋天に吸ひ込まれゆく憂ひかな     mira
      65.登高や鳥居に凭す忘れ杖        TOTORO
    1点句(◎)
      20.鰯雲消えて由布岳広き空        panapana
      40.鶏頭や寡婦なればこそ薄化粧      麦 秋
       (〇)
      01.愛犬の影に似る雲秋彼岸        方 舟
      04.秋涼しからまる糸をほぐしけり     み き
      06.秋の晴賽の河原の石にほふ        しんい
      09.畔行けば尽きぬ炎や曼珠沙華      しょうく
      10.荒川の土手を一筋を曼珠沙華      mira
      14.幾年や墓に寄り添ふ秋桜        俊 雪
      19.いわし雲端に零るる一二匹       昇 峰
      25.重なるは一つとてなきうろこ雲     昇 峰
      27.かねたたき暮れて末期の鉦のごと    まいるど
      29.雁啼くや雨の嵯峨野路人力車      panapana
      30.雁渡しホスピスと呼ぶ小世界      麦 秋
      38.鍬の手を休め一服秋日影        あっさむ
      43.小ぶりでも嬉し夕餉の初さんま     さんせん
      55.大漁だ空いつぱいの鰯雲        secchan
      60.地で喋る夫婦の会話衣被        泥 舟
      61.露草や注連の褪せゐるさざれ石     しんい
      66.研ぎすます鉛筆先の台風圏       み き
      70.懐かしき名前口つく村祭        風 花
      71.撫子の風をいなして傾ぎけり      苦 瓜
      76.墓石の苔剥げ落ちてうそ寒し      あっさむ
      81.膝立ちの勢至菩薩や秋の蝉       利 明
      83.法師蝉梵鐘の音に声閉ざす       俊 雪
      84.ぼろ庵に敵機襲来鬼やんま       ワシモ
      85.枕辺に猫の鈴聞く夜寒かな       泥 舟
      86.マスカット熟るる青さを皿に盛り    ワシモ
      89.身に入みる箸より箸へ人の骨      苦 瓜
      90.蚯蚓鳴く投込寺の無縁仏        しんい
      94.流鏑馬の歓声かぶり秋彼岸       panapana
      98.行く秋や発車のベルを遠く聞く     泥 舟
    無点句
      02.赤蜻蛉すとんと落つる夕陽かな
      03.秋驟雨止みて一気に青い空
      05.朝鈴の鳴くや湯小屋に昨夜の醉ひ
      07.明日香路の焔の海や曼珠沙華
      17.古の飢饉救ひし曼珠沙華
      18.いわし雲金子みすずを思はせる
      22.重たげに一期の声やつくつくし
      24.帰りし人帰らぬ人や十三夜
      26.かなかなや大樹に翳る合掌家 
      31.象潟や九十九島早稲の風
      32.きちきちの千の攪乱古墳山
      34.金泥の平家納経秋灯す
      35.金木犀ここにいるよと香り立つ
      36.草色を精霊ばつた信じをり
      37.黒壁の玻璃の出窓や白桔梗
      41.コスモスに早かくれなき子の背丈
      45.山行の蛍草また蛍草
      46.参道に赤い服売る秋彼岸
      47.注連新た太公望の無精ひげ
      51.殉教址畔は十字に曼珠沙華
      52.白萩散る箒目残る裏鬼門
      54.線香に燻され秋の彼岸寺
      56.大辞典埃のままに秋灯
      57.耕して青き芽光る佳宵かな
      58.竹春や鼓の音のかんと鳴り
      59.田の畔を緋色に染める彼岸花
      62.露草や明治の女強かりき
      63.露の世の男子平均寿命伸ぶ
      64.唐黍の人形目鼻なき怖さ
      67.友も無く倉庫の隅にちちろ鳴く
      69.流れ星星座そのまま天空に
      72.仁王門くぐれば涼し秋の寺
      73.二十四の島の桟橋秋の潮
      74.寝つかれず水割りあふる天の川
      75.登り坂色なき風に励まされ
      77.萩しだれ文学館へ誘へり
      78.白桃を指先で剥く心せよ
      79.葉に出合ふことなく萎れ曼珠沙華
      80.晩秋の山並遠く翳りけり
      87.待宵の湖に影差す浮御堂
      91.虫の声耳遠かりて無き風情
      93.焼き立ての腸をまぶして青さんま
      95.山の端を突き破り来る月を待つ
      96.夕陽背に踊り疲れし蕎麦すする
      97.夕べ掃き朝掃く小僧萩の花

    転写につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

    選者(敬称略)

    泥 舟 麦 秋 TOTORO 方 舟 しんい mira ワシモ 山椒の実 しょうく 苦 瓜 利 明 panapana み き まいるど 風 花 あっさむ 俊 雪 さんせん secchan 昇 峰
    コメント20件を表示する 2014/09/23 08:33

    サークル句会のイメージ

    サークル句会

    サークル
    パブリック
    誰でもフォロー可