スローネットは新サイトに移行いたしました。今すぐアクセス

  • サークル名:サークル句会

    十月前半のサークル句会が終了しました。今回の最多点句は、さんせんさんの「萩」句の8点句、次点は、苦瓜さんの「昼の虫」句の6点句で、票はかなり分散しました。多点句は確かに佳い句がならんでいますが、そのまま流すには問題のある句もあります。「山萩に埋もる古道のしるべ石」の「埋もる」は下二段活用の終止形ですから、「山萩に埋もる。古道のしるべ石」と読むことになります。正しくは、「山萩に埋もるる古道のしるべ石」です。又は「山萩に埋まる古道のしるべ石」として、「埋る」の四段活用にします。俳句は中身が格別に良ければ文法は無視しても構わないと思うときもあります。出席者の過半数の票が入っている場合は、そのようにしたいと思います。次回は、十月後半です。急に冷え込む日が多くなってきました。お身体に留意して、来回も引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。

    最多点句八点句(◎〇〇〇〇〇〇〇)
      94.山萩に埋もる古道のしるべ石      さんせん
    次点六点句(◎◎〇〇〇〇)
      49.醤油蔵廃れしままや昼の虫       苦 瓜
    六点句(〇〇〇〇〇〇)
      70.始まりも恋の終りも十三夜       山椒の実
    五点句(◎〇〇〇〇)
      20.嫁してより東北訛り芋の秋       風 花
    四点句(◎◎◎◎)
      15.末枯れて思わぬ位置に富士の山     あっさむ
       (〇〇〇〇)
      19.影長くバス待つ人や冬隣        泥 舟
      91.焼き栗の爆ぜて悪童クラス会      麦 秋
    三点句(◎〇〇)
      22.神島を仰ぐ岬に鷹柱          麦 秋
      51.澄み渡る夜空に白き後の月       mira
      82.実柘榴や智慧寄せ合って老い生きる   mira
      100.分け入って露の葎や獣道       苦 瓜
       (〇〇〇)
      01.赫々と蝕を極めし月の影        方 舟
      40.蝕過ぎて月中天に甦る         方 舟
      98.竜胆の国を分けたる峠かな       ワシモ
    二点句(◎〇)
      30.渓流の瀬音を聞くや夕紅葉       泥 舟
      50.白露のふわりふどけて草千里      panapana
      65.天高し元禄地図の跡辿る        み き
      71.針落つる音にも敏き秋の夜       昇 峰
       (〇〇)
      13.稲扱きや父の形見の油差し       ワシモ
      44.秋暁の光の中に漁舟          しんい
      54.そぞろ寒真夜に目覚める坊泊      夢追人
      78.紅の濃き吉祥天や秋桜         利 明
      84.蓑虫のさかしまにある天地かな     昇 峰
      95.湯めぐりの下駄に零るる萩の花     さんせん
    一点句(◎)
      60.竹とんぼ秋天高く放ちけり       昇 峰
      79.鱒の寿司買ひて鈍行小海線       麦 秋
      99.麗人の黒の着こなし秋深む       山椒の実
       (〇)
      03.秋風や距離の伸びいる万歩計      夢追人
      05.秋空や最上に響く船頭唄        panapana
      07.秋深む五角真名井の滾滾と       TOTORO
      09.朝寒や少し力みてジャムの蓋      方 舟
      10.蘆の花浮き雲ふたつ谷津干潟      panapana
      16.枝豆やぐびりと呷る独り酒       泥 舟
      17.黄金の稲溢れたる棚田かな       ワシモ
      24.菊一輪淋しく集う喫煙所        しょうく
      25.北上の流れ滾るや鮭颪         利 明
      26.暁光に翅燃やしたる赤とんぼ      まいるど
      29.群青に筆一筋の秋の雲         俊 雪
      33.木の実落つ足を捉られる古刹かな    俊 雪
      34.ごぼう引く逆らう相手地球かな     み き
      36.これほどの贅沢はなし今年米      夢追人
      38.山気濃き連理の杉や秋の声       しんい
      47.秋涼の湖の波間に青き富士       あっさむ
      48.秋霖や雨読の本も底をつき       ワシモ
      53.瀬戸内の島の巡礼秋惜しむ       苦 瓜
      55.毒茸蹴りそこなってハイヒール     山椒の実
      58.高跳の棒を蹴上ぐる秋高し       さんせん
      59.耕せど終わり無き畝秋思かな      あっさむ
      62.露けしや独り降り立つ無人駅      TOTORO
      63.露けしや前垂れゆるぶ六地蔵      さんせん
      69.野分去り夢幻の茜飛行雲        mira
      72.晩年にすこしの媚薬茸汁        しょうく  
      74.ひたち野の刈田匂へる札所道      しんい
      75.ひと駅の手前で降りる虫時雨      苦 瓜
      76.独り居に虫の楽隊夜もすがら      TOTORO
      80.祭来る日毎うすれる国訛り       み き
      86.木犀の香に包まれて観音堂       しんい
      93.病癒ゆ月の兎に声かけて        山椒の実
      96.良日も悔ゆる日も秋風の中       風 花
      97.稜線に滝あるごとく天の川       まいるど
    無点句
      02.赤とんぼ吾が里の家の古びけり
      04.秋潮に運ばれ来たる椰子一つ
      06.秋日濃し名も無き寺の観世音
      08.秋深む日がな一日庭手入れ
      11.畦行けば心地好き音落とし水
      12.稲雀えさまく爺を囲みをり
      14.歌垣の山やあまねく秋気澄む
      18.顔洗ふ寒露の水のすっきりと
      21.舵を持つ老の出漁秋澄めり
      23.岩峰にのこる夕映えちちろ虫
      27.金木犀雨の夜道の匂い濃し
      28.熊野路の王子辿るや藤袴
      31.下校子のじゃんけんのこゑ稲雀
      32.高原やさあ新米の塩むすび
      35.木漏れ日にもつれもつれて秋の蝶
      37.ザビエルの上陸の浦秋北斗
      39.山頂の風もご馳走天高し
      41.爽涼や静寂覆ふ箱根道
      42.そよぐ風山に抱かれし赤とんぼ
      43.十月の海の碧さや磁器の市
      45.秋天へ飛ばして競ふブーメラン
      46.秋燈や瞑想深き半跏思惟
      52.生物の広き遊び場鳥渡る
      56.大樹より雀のこぼれ秋の暮
      57.台風過ぎ蜘蛛の巣ただいま修理中
      61.宙に浮き風に逆らふ赤とんぼ
      64.天台宗本山詣で菊薫る
      66.童心に戻りて廻す木の実独楽
      67.どこまでもイスラム国のゐのこづち
      68.蜻蛉の風上向きて止りけり
      73.光より風楽しむか秋の蝶
      77.太筆に紺を豊かに濃竜胆
      81.眼裏に島の入り江や秋の風
      83.湖の遊覧船や夕紅葉
      85.胸の内すっきり晴れて秋の雲
      87.木犀の香を掃き寄する巫女の朝
      88.黙々と藁砧砧打つ親父の背
      89.紅葉谷赤く燃へ立つ八甲田
      90.漏れ聞こゆ「別れの曲」や後の月
      92.八十路なほ柿捥ぐ竿の確かなり

    転写につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

    選者(敬称略)

    あっさむ 麦 秋 泥 舟 利 明 mira TOTORO 山椒の実 苦 瓜 み き しょうく 夢追人 ワシモ しんい 風 花 さんせん 方 舟 panapana 俊 雪  昇 峰

    未選者(敬称略)

    まいるど
    コメント19件を表示する 2014/10/07 19:54

    サークル句会のイメージ

    サークル句会

    サークル
    パブリック
    誰でもフォロー可