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  • サークル名:サークル句会

    3月のサークル句会が終了しました。今回の最多点句は、しんいさんの「雛」句の8点句が断トツでした。次点は5点句で4人が並びました。紅花を揉んで染めるという「紅絹(もみ)」という美しい言葉に魅せられました。雛の節句にこんな佳句を読ませていただいただけで今回の句会の意義がありました。来月の開催につきましては、追ってご案内申し上げます。

    最高点句8点句(◎◎◎◎◎〇〇〇)
      162.紅絹すでにほつれし母の官女雛      しんい
    次点5点句(◎◎〇〇〇)
      25.親の背を越えてひとり子卒業す       風 花 
      44.暮れ方の野火が野火追ふ早さかな      しんい
      80.声明の二月堂より冴返る          利 明
      161.水取や大きく揺るる僧の影        panapana
    5点句(〇〇〇〇〇)
      17.受付の脇に小さき紙雛           昇 峰
      143.百あれば百の輝き花辛夷         昇 峰
    4点句(◎◎〇〇)
      42.草餅や伊香保に多き石畳          麦 秋 
      153.呆けたる母も笑顔の雛あられ       さんせん
       (◎〇〇〇) 
      66.四万十の堤を染めて花菜風         さんせん
      119.花辛夷山まだ覚めぬ甲斐の国       昇 峰
       (〇〇〇〇)
      30.語部や遠野の里の春囲炉裏         しんい
      62.実朝の御首塚の梅眞白           しょうく
    3点句(◎◎〇)
      176.炉塞や磨き立てたる自在鉤        しんい
       (◎〇〇)
      55.校庭に逆上がりの子や風光る        泥 舟
      72.春光をあつめ網打つ桜鯛          み き
      85.磨り減りし踏み絵のマリア春寒し      しょうく  
      95.通学に往復三里卒業す           苦 瓜
       (〇〇〇)
      11.いかなごの届きて偲ぶ播磨灘        ワシモ
      36.キューポラの町の煙突おぼろ月       山椒の実
      39.空海の築きし堤草萌ゆる          苦 瓜
      50.啓蟄や古自転車に油差す          泥 舟
      84.神木の洞突きぬけし余寒かな        風 花
      104.塗椀に浮かぶ花菜の色ほのか       さんせん
      115.初恋は遠き日のこと花げんげ       TOTORO
      139.雛の軸掛かる焼きたてパンの店      風 花
      149.ふり返りふり返り行く卒業子       利 明
      170.柳絮とぶ掘割に沿ふ人力車        苦 瓜
      174.林道のカーブミラーや風光る       泥 舟
    2点句(◎〇)
      73.春愁やルルドのマリア伏し目がち      しょうく
      123.春一番稽古力士の下駄の音        麦 秋
      132.春夕焼北前船の舟大工          panapana
       (〇〇)
      03.青空に一山動く木の芽時          み き
      04.暁の夢はよき夢初音きく          ワシモ
      08.網を打つ水音弾く春の鮒          み き
      24.桶に載せ岸辺に別れ流し雛         panapana
      33.風受けて襟裳岬や鱈を干す         苦 瓜
      49.啓蟄や度数上りし老眼鏡          山椒の実
      67.借景の比叡をぼかす牡丹雪         さんせん
      69.終活の一歩踏み出し二月尽         mira
      98.寺田屋の苔を染めたる落椿         山椒の実
      109.盃交はす互ひに干鱈むしりつつ      麦 秋
      114.はだれ雪載せて眩しき金閣寺       さんせん
      116.初つばめ大阪城は0番地         山椒の実
      126.春灯し闇のやはらぐ神の杜        方 舟
      135.一針に母の思いや吊るし雛        ワシモ
      157.誉めてまた屆けられたる花菜漬      方 舟
      165.大和路のやさしき風や二輪草       昇 峰
      168.夕さりの空へ山火の駆け上る       まいるど
      171.流氷のウトロの岸に競り上がり      あっさむ
    1点句(◎)
      22.大利根に風吹き抜ける花辛夷        Tiger77
      58.辛夷揺る隅田堤に芭蕉像          麦 秋
      64.下萌や廃れしままの水車小屋        苦 瓜
      134.被災地や希望の鐘の響く春        panapana
      140.日野町の古式伝ふる享保雛        利 明
       (〇)
      07.安達太良の山襞青し暮の春         しんい
      09.アラ!見つけ木瓜一輪の藪灯り       ワシモ
      10.石庭の隅にこの世の花すみれ        方 舟
      12.一山を輪におさめたる春鴉         み き
      13.一本の竿のごとしや帰る雁         苦 瓜
      15.イヌフグリ地上の星のあり処        しょうく
      18.梅匂ふそぼ降る苑の静けさに        しんい
      20.絵手紙に食み出て着くや桜餅        利 明
      21.大空へ絮旅立たす鼓草           まいるど
      29.陰干しに団扇の骨や春の風         苦 瓜
      31.戛戛と騎馬警官や風光る          泥 舟
      32.かずら橋より鶯の谷渡り          苦 瓜
      34.如月の風渡りくる心字池          mira
      37.暁闇の潮読みて出す和布刈舟        昇 峰
      40.草の芽や存へること時に飽き        風 花 
      41.草萌えの汀に遊ぶ鷺ましろ         mira
      46.鍬先の風ほこほこと木の芽風        しょうく
      48.啓蟄や今日より虫の四苦の日々       しょうく
      52.ゴールドの免許更新木の芽晴        方 舟
      54.耕人の履く地下足袋の新しく        ワシモ
      60.囀や七福神を正面に            TOTORO
      61.酒酌めば値千金春の宵           泥 舟
      63.山門に駆け込む親子春の雷         panapana
      65.紫竹干す傘屋の庭や春の風         苦 瓜
      68.シャンデリアめいて夜空の花辛夷      昇 峰
      81.逍遙の谷の黄蝶にまとはるる       
      まいるど
      87.卒業歌子は東京に憧れて          風 花
      88.卒業のまなじり硬き朝かな         まいるど
      91.単身赴任せし山麓に蕗の薹         麦 秋
      93.地の物にこだはる店主白魚汁        TOTORO
      96.突き抜けて鳥声険し春時雨         風 花
      97.つぶやきともツイッターとも春の雷     昇 峰
      99.遠峯の雲より白き花辛夷          昇 峰
      100.篤農の畑打つ腕の力瘤          しょうく
      113.肌寒し背筋ふるへて春火鉢        あっさむ
      120.花びらの色に初蝶色加ふ         まいるど
      127.春の雨竿竹売の声がくる         TOTORO
      131.春夕べ肩から入る縄のれん        泥 舟
      137.独りにはむらさき淋しサイネリア     TOTORO
      145.日を返す昨夜の雨滴や落椿        TOTORO
      150.ふるさとの小さき踏切春の川       風 花 
      151.古里の山河潤ふ木の芽雨         方 舟
      158.奔放に街貫くや雪解川          泥 舟
      163.焼き上げて餡のはみだす蓬餅       しんい
      172.リュックサック背ナに弾んでゐる花野   風 花
      177.和三盆の色はんなりと雛あられ      しんい
    無点句
      01.青空にはじくる辛夷苔の谷
      02.青空に触れては傷む花辛夷
      05.朝微風沈丁の香のいずこより
      06.安曇野の雛に外つ國人の面
      14.猪鼻の干潟で呼ばる望潮
      16.薯洗ふ束子吊るして春の昼
      19.梅の花散らしの雨をうらむ朝
      23.大幹の洞の朽ちずに寒紅梅
      26.オルガンの音の聞える目借時
      27.海光の春日に揺れる浮灯台
      28.限りなき高き望みの揚雲雀
      35.木の芽吹く百万石の金沢城
      38.吟行の顔ぶれ減りし梅まつり
      43.口付けは薄紅梅の可憐さよ
      45.暮れ泥む光ほのかに春の宵
      47.境内に傀儡師来る菜種音も
      51.啓蟄や眼の突き出たる魚釣るる
      53.珈琲にミルク一匙雪柳
      56.焦げ跡の畑に芽吹きの風の吹く
      57.辛夷咲く岡に古代の母の像
      59.冴返る箱の捨て猫声とぎれ
      70.俊寛の嘆き千年椿咲く
      71.春寒やゴム手袋を嵌めなほす
      74.春宵や銀座に群るる外雀
      75.春潮や欧亜を繋ぐ橋ひとつ
      76.春燈や合掌の屋根ほの白く
      77.春雷や地虫驚く堆肥小屋
      78.蕉翁の句碑懐に山笑ふ
      79.商戦の歌で始まるひなまつり
      82.食道の吾の画像や春寒し
      83.新聞の求人欄や春寒し
      86.剪定の枝燃す煙燻りおり
      89.「団員募集」てふメニューあり花見酒
      90.竹筒に座し慎ましやかぐや雛
      92.たんぽぽの生まれた町に同じ住み
      94.散り際は闇めくるごと紫木蓮
      101.徳利に菜の花挿して小料理屋
      102.鳶舞ひて比良の峯峯山笑ふ
      103.菜の花やひとりの御薄点ててをり
      105.涅槃西風や鼠小僧の墓の揺れ
      106.眠られぬ夜半に眺める梅月夜
      107.軒先で大根干す手に斑雪
      108.野良猫と分け合ふ梅の香りかな
      110.白梅の花滲ませて曇り空
      111.白木蓮の咲く角折れて道開け
      112.白木蓮の散りし花弁道を埋め
      117.初音きく沓脱石に立ちしとき
      118.花辛夷希望の香り舞う季節
      121.花街は雛に添えたる五色豆
      122.春浅し襟立て野良の仕事する
      124.春雨に濡れ泰然と河童像
      125.春灯し海外クルーズ出航す
      128.春の彩やさしさ増して飛騨の里
      129.春の雲垣のあはひに犬の鼻 
      130.春疾風水陸両用バス乗車
      133.飛行雲風のままなり山笑ふ
      136.一叢の菫見守る通学路
      138.雛出して表を競う老舗かな
      141.雲雀には似合いの蒼と葦林
      142.神籬(ひもろぎ)のつらつら椿式内社
      144.比良八荒ふなずし味見上々に
      146.蕗の薹蕾寄り添ひ睦み合ひ
      147.文机に頬杖つくや目借時
      148.舟の水脈の切りさく春の湖面かな
      152.ふるさとや火の見行き交ふつばくらめ
      154.法要に須弥壇を開く寒の明け
      155.牧場に鳥笛を吹く春日かな
      156.ぽっくり下駄踊る禿の花の下
      159.味噌鍋に刻み入るるや蕗の薹
      160.水音に湧きたつ大地山葵かな
      164.山里のうるし工房梅匂ふ
      166.夕映へのシルクロ-ドの日永かな
      167.悠久の大河に帆船のどかなる
      169.雪解風吹き抜けゆくや無人駅
      173.療法は歩け歩けと鳥雲に
      175.老梅に亡き母の夢一花咲き

    転写につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。

    選句者(敬称略)

    麦 秋 Tiger77 方 舟 利 明 山椒の実 しょうく しんい 泥 舟
    TOTORO 風 花 まいるど 苦 瓜 み き さんせん panapana ワシモ 昇 峰
    コメント17件を表示する 2015/03/04 13:32

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