![]() |
![]() |
|
第8回 杉玉道場 |
|
造り酒屋さんに新酒ができると、店の前に緑鮮やかな「杉玉」がぶら下がります。日本独特の美しい伝統文化であり、商店におけるサインでもあります。この、杉玉をまちづくりに使っているところがありました。 観光バスの駐車場で目を引いたのが「杉玉道場」の文字。何?何?とのぞきこむと、女性二人と男性一人、黙々と作業中です。作っているのは杉玉、清冽な杉の香りが部屋に満ちています。 男性が作っていたのは、太い針金を球状に巻いた、杉玉の芯になる部分。女性の一人は、杉の枝から、葉っぱ、穂の部分だけをていねいにはずし、積んでいます。もうお一人は、木の棒のようなものを使って、かなり力を入れながら針金の芯に杉の穂を少しずつつめています。 |
|
|
「きゃ~、こうやって杉玉、つくるんですんねえ!見るの初めて」と感心していると、もう一人の男性が「ほらこれが完成品」と見せてくれました。ツルリと丸くカットされ、巨大なマリモ状態の杉玉の上には、杉板で屋根もついて吊るせるようにできています。
このまちでは、杉の豊富な林業の町の象徴として、この杉玉を普通のおうちにも皆、軒先にかけています。なかにはフクロウ形のものや、杉の木の風鈴も。まちなかにには本当の造り酒屋さんもあって、杉玉道場ももう一箇所あると聞きました。
写真上:名前にびっくり「杉玉道場」。い~い香りです |
|





